かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

近未来、中国がくしゃみすると日本は肺炎になるかも?

2006-02-11 22:15:34 | Weblog
 今日、ようやく夏コミ申込書を投函いたしました。13日消印有効ですから、書類不備や郵便事故などない限り確実に申込みは受け付けられるはずです。郵便事故については、私個人にはいかんともなしがたく、優秀な我が国の郵便局を信頼するしかありませんが、書類不備については、例年にも増して念入りにチェックをいたしました。大体慣れが生じて手抜きし勝ちな頃合いでもありますし、昨夏の受付番号を記載する項目があるのですが、どう言うわけか昨年の書類一式を見つけることが出来ず、空欄にせざるを得なかったという事もあります。この項目自体は空欄でも構わない旨注意書きにも明記してありましたから心配はしておりませんが、一箇所でもそう言う例年にない「不備」があったせいで、他にはないだろうなとよけいに気にかかったと言うわけです。ここまで片付けてしまえばあとは5月末に予定されている当落通知を待つばかり。体調もここにきてようやく快復が実感出来るようになってきておりますし、何とかこれで、落ち着いて色々なことに手を付ける余裕が出来そうです。

 先日、面白いと言うか、気になる研究報告を目にしました。中国の大気汚染がこの半世紀の間に急速に進み、中国大陸の地表面が暗くなっているというのです。要するにお日様の光が地上に届きにくくなっていると言うことのようです。お日様を陰らせるのは昔から雲と相場が決まっているものですが、過去50年間の中国上空の雲の量は減少傾向にあり、観測された地表の明るさの翳りは、少なくともお天気のせいではありません。一方石炭や石油と言った化石燃料の使用量はこの50年で9倍も増加しており、その事からして、硫黄や煤を主成分とする霧状の靄の発生が増加しているのが原因だろうと推察されています。大気汚染というと私の世代には懐かしい(?)光化学スモッグなんてものがありましたけど、あれと似たようなものが中国で増えていると言うことなのでしょうか? 確かに中国の都市における大気汚染が呼吸器疾患の原因になっていたり、酸性雨をもたらしたりするという話は聞いておりましたけど、まさか明るさまで影響すると言うのは、改めて聞くと驚かされるものがあります。
 ところで地表が「暗く」なると何が問題かというと、太陽によってもたらされる熱が減少すると言うことがあります。そのためか、気温が低下傾向にあることも観測されています。地球温暖化、と言うのとは逆の現象で一見いいようにも思えますが、通常先進国では大気汚染対策が進展し、地表面は明るくなっているんだそうです。従って日本などの協力により中国の大気汚染対策が進むと、当然明るさが戻ってきます。それが、地球温暖化を一段と加速させる要因になるとこの報告は警告しているのです。
 また、暗いままだとすると、今度は水の蒸散が抑えられ、空気中の水蒸気量が減少、結果として雨が減ってしまうんだとか。今後この傾向が続くと、アジア全体で干ばつ面積が10年で2倍に広がる恐れがある、と言います。
 どちらにせよ、中国の巨大さは、単に我が国の経済ばかりでなく、地球規模で様々な影響がでてくるようです。そう言った要素も加味しながら我が国民の食料や安全の確保をどうまかなっていくか、為政者の方々には御一考願いたいものです。

コメント
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