かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

春になるとヘンな電話も湧いてくるんでしょうか?

2010-05-17 22:30:02 | Weblog
 このところ、鎮まっていたように思っていたのが、またぞろ復活してきているのでしょうか。今日、ヒトが仕事している最中、職場に電話してきてマンションなどを売り込もうと言う輩です。以前から、時折そんな電話はかかってきておりましたが、今日のは少し凝っていました。その手の電話は、以前は大学の後輩を名乗ったかと思うと、いきなりマンションいりませんか? 的な話でマシンガンのように利点やら儲けやらを畳み掛けるタイプが多かったのですが、今日のは妙に親しげに何の関係もないさりげない話題で少し時間を稼ぎ、こちらが一体要件はなんなのか、と焦れてくる頃合いになって、おもむろに賃貸のワンルームマンションの投資を誘ってくる、という変則的なやり口でした。普段なら、マンションのマの字が出た途端に、「間に合ってます!」とばかりに電話を切るのが通例で、本当に忙しい時にかけてきた輩には、「忙しい時に無駄な電話かけてくるな!」と怒鳴りつけることもまれにはあります。まあそんな具合で大抵は30秒と話を聞かないのですが、今日の場合は相手の用件が分からなかったのと、一仕事終えてちょっとだけ暇が出来、気分転換もしたかったと言うタイミングがあって、思わず長々と電話を聞いてしまいました。
 相手は、一所懸命、老後の安定的な収入を得るにはワンルームマンションがいい、物件は大阪の一等地で入居者には困らない、とその利点を説いてくるのですが、私が定年退職して老後を迎えるにはまだン十年あり、そんな頃になって中古の物件を抱えていてもしょうがないじゃないか、と思いましたし、そもそもヒトが減っていくなかで、何故ワンルームマンションが経営に有利なのか、理解できませんでした。日経ビジネスでも、東京ではワンルームマンションの入居者が減って賃貸業者が苦労している、という話も読んでいましたし、どうもあまり旨みのある話に見えません。そこでそのことを指摘してやると、なんだかムキになって反論してきます。しまいに、私の認識は古い、間違っている、おかしい、と言い出したので、おいおい、あんたの仕事はセールスじゃなかったのか? 客の揚げ足とって議論に勝とうとしてどうするのよ、とバカバカしくなって電話を切りました。
 あれ、一体なんなのでしょうね。本気で誰かひっかけてやろうと電話しているにしてはどうもやり口が稚拙ですし、口ぶりにも商売っ気があるようには感じません。客と口論になって論破しようとするなんてまるで素人同然ですし、あんな調子でマンションが売れるとは到底思えず、そういう人間にセールス・トークをさせる会社にも、大いに疑問を覚えます。
 私のなんとなくな感じにすぎませんが、あれって、どこかの会社の新人研修だったりしてるんじゃないでしょうか? あの稚拙で幼さを感じるやりとりに、一日何件、とかノルマ決められてひたすら電話しまくっている哀れなシンサイ君の様子が私には浮かんでくるのです。まあ相手する私も大概アホウですが、今度かかってきたら、是非一度、新人研修なのか、本気でセールスしてるつもりなのか、聞いてみたいと思います。

コメント
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