鹿児島県では、口蹄疫対策のために、種牛6頭を喜界島に疎開させたそうです。喜界島と言うと、私が一番に連想するのは『平家物語』で平氏転覆を企てた俊寛僧都が流された島、というもので、まさしく絶海の孤島、というイメージなのですが、近所に奄美大島があり、平家物語に描かれた様子ほどには孤立しているわけではなさそうです。もっともWikipedia見てましたら火山島ではないので平家物語の鬼界ヶ島はこの喜界島ではない、という説もあり、未だ結論が出ていないのだとか。
まあそんなことはともかくとして、各地で種牛を疎開させる事例が増えてきているようで、生産者に消毒薬を配布するなどの万一の感染に対して対策がとられつつあります。一方我が地元奈良県では、家畜についてはそれなりに対策も立てられていますが、奈良公園の鹿については、感染していないか見回りを強化しているものの、実際に病気が発見された時はどうする? ということがまだ決めかねています。半径10キロは殺処分、と言っても野生の鹿を1頭残らず処分するのは困難を極めますし、いくら口蹄疫のためとは言え、春日大社の神使として親しまれている鹿を絶滅させることに県民の理解が得られるか、という未知数の難題もあり、県の担当者の悩みは深まるばかりで、ただ祈るは感染例が出てこないこと、なのだとか。
一方で、新型インフルエンザ発生時の政府の対応を痛烈に批判した木村盛世厚労省技官が、今度の口蹄疫についても「何を大騒ぎしてるの?」と言わぬばかりにツイッターで呟いたりブログで意見開陳されて批判の声を上げておられます。
ブログの方を読んでみると、結構驚きの情報があります。例えば、全頭殺処分は別に国際的な決まりでも何でも無く、自然治癒して感染が終熄するまで待つ国もあること、ウィルス感染は放置しても必ず終熄すること、感染から1,2週間で回復する病気であること、などです。回復すればウィルスはいなくなるわけですから、移動も出来るはずですし、肥育を続けて出荷することも出来そうに思えます。現在、埋める土地がなかったりマンパワーが絶対的に不足していたりするために数万頭が埋められることなく生き続けていますが、このまま事態が改善せず、木村技官の言うように病気から回復する家畜が出てきたとしたら、それを殺処分して埋めることは果たして正しいと言えることなのか、私にはどうもおかしな気がしてなりません。
そんな意見もある中で、与野党一致して発症していない家畜も強制的に殺処分することができる特別措置法案が可決されたとのことです。今更、という遅きに失した対応のツケを精算するための時限立法ではありますが、果たしてそれが正しかったのか、いつか判る日がくるのでしょうか。
まあそんなことはともかくとして、各地で種牛を疎開させる事例が増えてきているようで、生産者に消毒薬を配布するなどの万一の感染に対して対策がとられつつあります。一方我が地元奈良県では、家畜についてはそれなりに対策も立てられていますが、奈良公園の鹿については、感染していないか見回りを強化しているものの、実際に病気が発見された時はどうする? ということがまだ決めかねています。半径10キロは殺処分、と言っても野生の鹿を1頭残らず処分するのは困難を極めますし、いくら口蹄疫のためとは言え、春日大社の神使として親しまれている鹿を絶滅させることに県民の理解が得られるか、という未知数の難題もあり、県の担当者の悩みは深まるばかりで、ただ祈るは感染例が出てこないこと、なのだとか。
一方で、新型インフルエンザ発生時の政府の対応を痛烈に批判した木村盛世厚労省技官が、今度の口蹄疫についても「何を大騒ぎしてるの?」と言わぬばかりにツイッターで呟いたりブログで意見開陳されて批判の声を上げておられます。
ブログの方を読んでみると、結構驚きの情報があります。例えば、全頭殺処分は別に国際的な決まりでも何でも無く、自然治癒して感染が終熄するまで待つ国もあること、ウィルス感染は放置しても必ず終熄すること、感染から1,2週間で回復する病気であること、などです。回復すればウィルスはいなくなるわけですから、移動も出来るはずですし、肥育を続けて出荷することも出来そうに思えます。現在、埋める土地がなかったりマンパワーが絶対的に不足していたりするために数万頭が埋められることなく生き続けていますが、このまま事態が改善せず、木村技官の言うように病気から回復する家畜が出てきたとしたら、それを殺処分して埋めることは果たして正しいと言えることなのか、私にはどうもおかしな気がしてなりません。
そんな意見もある中で、与野党一致して発症していない家畜も強制的に殺処分することができる特別措置法案が可決されたとのことです。今更、という遅きに失した対応のツケを精算するための時限立法ではありますが、果たしてそれが正しかったのか、いつか判る日がくるのでしょうか。