かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

北朝鮮で核融合なんて、一体何の冗談? と思いましたが、事実が明らかになることはないのでしょうね。

2010-05-12 22:33:25 | Weblog
 今日は異様に寒い一日でした。朝から外で仕事をしていたのですが、途中で寒さに耐えられなくなって、コートを着込んでしまいました。もう普通ならクリーニングに出して箪笥の奥深くにしまい込む頃なのに、よもやまた袖を通そうとは夢にも思いませんでした。明日朝はまた真冬並みの寒さになるらしいですが、こんなことなら灯油を使い切らずに残しておけば良かったです。毎年灯油が余ってストーブをしまう前に面倒かつ無駄な空焼きをしていたのですが、今年に限って、実にうまい具合に4月上旬で使いきってしまったのでした。本当に、こんな年になろうとは……。気象庁の長期予報によると、エルニーニョ現象が終わったあと、またラニーニャ現象が始まって、秋が寒くなる可能性あり、とのこと。夏は普通にあるんでしょうね? もし夏がマトモになければ、今年はまれに見る大凶作で、またあの和食としてはとても旨いとは言えないタイ米を見るハメに陥るのかもしれません。
 
 さて、寒いといえば北の国から、妙なニュースがあったみたいですね。北朝鮮が核融合に成功した、とかなんとか。『新たなエネルギー開発のための突破口が確固として開かれ、国の最先端科学技術の発展においては新たな境地が切り開かれた』と、労働新聞なる機関紙で報道されたのだそうですが、なんとも奇怪な話です。ウランやプルトニウムを臨界量まで集めておけば勝手に起こる核分裂と違って、核融合は現在も臨界突破のために膨大な研究費と巨大な施設、そして多数の研究者の手によって実験が進められているもので、北朝鮮のような小さくてお金も無い国にそうそう取り組めるしろものではありませんし、その現象が水爆のことを指しているのだとしても、核融合反応を誘発するためには、かつては原子爆弾が使われ、今はレーザー光が検討されていると聞きますから、これまた北朝鮮の手には余る技術なんじゃないでしょうか。
 実はこのニュースを見たとき、私の頭に真っ先に浮かんだのが、常温核融合実験でした。かつて、大々的に報じられ、その後追試される中で否定されるも、未だ頑張っている研究者もいるというやつで、北海道大学では盛んに研究が続けられているそうです。この追試をやったりして、その現象を確認した、というような事なのじゃないかな? と思ったわけです。現象を再現させるだけならそれほど大掛かりな設備も知識も技量も必要とされないようですし、北朝鮮でも充分やりこなせるのではなかろうか、と。
 ただ、現時点ではまだこれをエネルギー源にできるほどの出力は得られそうにないですし、これに成功したからと言って、国際的にぶち上げるほどの価値も意味も無いのではないか、と思われます。してみるとこれは全く別の核融合なのか、はたまた単なるハッタリなのか、真実が明らかになる日はまあ期待出来ないけれど、でも本当に成功したというのなら、自分達だけで立派にやっていけるのでしょうから、もう援助もいらなくなることでしょう。この点だけはそうであって欲しい、と思わずにはいられませんでした。

コメント
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