かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

飛行機にも初心者マークって要るんじゃないだろうか(それはそれで怖いですが)と思いました。

2013-07-08 21:48:55 | Weblog
 昨日は七夕、普段の年なら梅雨後半の曇天や雨天で星空などまともに観られないものなのに、今年は早くも東海地方まで一気に梅雨明し、暑い夏の到来が告げられました。今日は早くも昼間の猛暑に灼かれてへなへなに消耗してしまいましたが、一週間もすればこの暑さにも大体慣れてくることでしょうから、それまではとにかく食が細らないように注意しつつ、良く寝て体力を少しでも温存するようにしていかねばなりません。

 さて、韓国・アシアナ航空のB777型機墜落事故、搭乗員はいずれも飛行時間1万時間のベテラン揃いという報道をみましたが、その後、実は操縦していたのはB777操縦歴43時間の初心者だった、という別の報道をみました。A320など他の旅客機では1万時間近い経験があったとのことですから一概に先の報道が嘘だった訳ではありませんが、免許取得後43時間のフライトでは離着陸はほんの数回レベルだったんではないでしょうか? 
 そもそも今回のフライトからして機長の教育訓練飛行として進行されたと公式な発表があったそうですが、事故が発生したサンフランシスコ空港28L滑走路は、その時航法誘導装置が故障しており、操縦士が手動で着陸せざるを得なかったのだそうです。亡くなり、またけがをされた方々や無事に済んだものの恐怖のひとときを無理強いされた多くの乗客にとっては、自分の乗っている飛行機で訓練などたまったものではなかったと思いますが、始めからそうと知っていれば乗る人はさすがにいなかったかもしれません。その分初心者搭乗割引とかすればまたそれはそれで顧客もみつかるかもしれませんが。
 それはそうと、そういう危ないときに対処するために教官役がいるのですから、格段に難易度が高い手動着陸をやらざるを得ないというのなら訓練はいったん中止して、教官役の副機長が操縦桿を握るべきだったんではなかろうか、と素人目には思えます。あるいは危険を承知でこれも経験、とばかりにやらせてみたのだとしたらそれこそ乗客をバカにした行為でしょうし、さすがにそれは無かろうと信じたいところです。まずは一日も早く事故原因がはっきりしてもらいたいですが、我が国の報道でそれがちゃんと伝えられるのかというのもまた、実のところ少々不安ではあります。

コメント
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