かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ベトナム戦争の残滓はまだあちこちに残っているみたいですね。

2013-07-02 19:43:42 | Weblog
 今日は人間ドックで1日大阪のとある病院まで出かけておりました。昨日の夜水を口にした他はずっと水も食べ物も絶って出かけたのですが、ついついいつもの調子でのど飴などを口にしてしまいそうになるので、行きの電車内では随分気を使いました。ドックの詳細な結果は2週間後に郵送されてくるのですが、この病院は当日のうちに血液検査の結果やレントゲン写真、超音波診断、心電図などをもとに医師からかなりしっかりと説明を受ける事が出来るので、それまでかかっていた奈良の病院をやめ、3年前から毎年わざわざ出向いて検査してもらっています。結果としては、とりあえず若干血圧が高い他は異常値は無く、まずまず無難に済みました。
 一つ、しばらく前から左胸に圧迫感というか時に鋭い痛みが走る事があったので、血圧の事もあって気になっていたのですが、心電図には何も出ませんし、医師からは肋間神経痛の可能性もある、と告げられました。はっきりさせるにはとりあえず負荷心電図を測ってみたらどうか、と勧められたので、また時間を見計らい、体調の様子も見ながらいずれ適当な循環器内科の門を叩いて、測ってみようと思います。
 
 さて、沖縄県のサッカー場から、枯葉剤の可能性が疑われるドラム缶が埋められているのが発見されたそうです。なんでも、ベトナム戦争当時、枯葉剤を製造していたメーカーの名前の入ったドラム缶だそうで、石油臭い液体が詰まっているのだとか。当時はまだ沖縄はアメリカのものでしたから、ベトナムへの後方支援基地としての沖縄には、枯れ葉剤始め多くの武器弾薬がベトナム向けに輸送・貯蔵されていたのは間違いないでしょう。今回の物が枯れ葉剤かどうかの確認はまだこれからの調査待ちですが、8万キロリットル以上の薬剤が撒かれたわけですし、その残りが幾つか見つかっても不思議ではないと思います。
 それにしても、ベトナムのジャングルをハゲ坊主にしてベトコンの姿を丸裸にしようなんていうとんでもない作戦は、いったい誰が考えついて実行に移したんでしょうね。現代なら、地球の環境そのものへの影響を鑑みて到底考えられない無茶なやり口ですが、それもまた戦争の狂気という物なのでしょうか? いまだに大戦時の不発弾が時折見つかったりしますし、これがベトナム戦争時の物であるとするなら、戦争の爪痕というのは世代を超えて何十年経ってみても、容易に消える事は無いのですね。全てが片付き一切が歴史の中に埋め込まれる日が、いつの日か訪れる事を祈って止みません。

コメント
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