かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

何故韓国は現地まで行って調査に参加させろと言わないのでしょう?

2013-07-14 22:13:09 | Weblog
 今日もこれまでに比べるとやや涼しい一日でした。昨夜など、夕方の一雨で更に気温が下がったため、寝入りぱなは気持ちよくて快適だったのですが、そのまま窓を開けて寝ていたら夜中に寒さで目が覚めてしまいました。その影響なのか今日も昼食後強い眠気に襲われ、2時間ばかりぐっすりと昼寝してしまいました。気持ちよく寝られるのは大変幸せな事なのですが、これに慣れてしまうと日常生活に大きく支障を来す事になりかねません。今夜も同じく夕方以降過ごし易さが増していますが、涼しさに加えて少しばかり暖かく寝られるように寝具を整え、なんとか明日は昼寝をしないか、してもごく短時間で済ませられるように夜の眠りを充実させたいと思います。

 さて、アメリカ・サンフランシスコ国際空港での韓国・アシアナ機の事故、とうとう3人目の犠牲者が出てしまいました。さすがにもう「中国人で良かった」などと耳を疑うコメントは発せられてないようですが、別の意味で、なんなんだろう? と思いたくなることがあったようです。
 韓国の事故調査委員会が、アシアナ機の事故調査を担当している米運輸安全委員会(NTSB)に抗議の書簡を送ったのだそうです。その内容は、「事故調査は国際基準に基づき、客観的かつ公正に行わねばならない」と強調し、「事故調査に関する情報を定期的に提供してほしい」と求めているとのことでした。
 後半の事故調査内容の提供については、要求するのもまだ判らないでもありません。韓国はアメリカや日本同様国際運輸安全連合という国際機関のメンバーの1員ですし、航空機事故の場合、事故が発生した国に調査する責任があるとされる一方で、航空機が登録されている国、運航者の所在する国、航空機を設計又は製造した国の関係各国にも調査に参加する代表を任命する権限が与えられているとのことですから、韓国は立派な関係国の一つになります。ならば、関係国としてアメリカに対し事故調査に参加させるよう要求するのが筋と言えそうですが、何故そうせずに情報提供だけ求めるのかが不思議です。
 また、前半の「国際基準に基づき客観的かつ公正に」という文言は、一体誰に言っているのか? と首を傾げたくなりました。NTSBは政府から独立した調査機関として強い権限を持つ、現在の航空機事故の調査において、世界でも最も公正かつ客観的な調査機関の一つだろうと思います。柳田邦男の著作などを見ておりますと、かつて、我が国の事故調査などは利害関係者も加えて科学的・客観的であるよりは政治的・恣意的な調査を行いやすい傾向になっていたようです。また、未だに司法が事故調査に首を突っ込み、事故の原因を究明しその再発を防ぐよりも、業務上過失などの罪状で直接的な関係者を処断する事を優先するという極めて非科学的なやりようを未だに行っている事からすれば、NTSBは事故の再発を防ぐ上では理想的な組織体制と言えるでしょう。韓国の事故調査委員会というのがどういうメンバーで構成された組織なのかは判らないのでこれ以上は何とも申せませんが、NTSBのような独立した強い権限を持つ科学的調査機関であるならば、そもそもそのような要求はしないのではないか、というようにも思えます。あるいは調査に参加する事を求めてアメリカに断られた、というのならまだ話は判るのですが、そのような話は今のところ寡聞にして知りません。一体、どうなっているんでしょうね?

コメント
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