かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

結局長生きは体力と気力の勝負という事? もうちょっと楽できそうな気もするんですが。

2013-07-16 21:10:49 | Weblog
 三連休を明けた朝は大体体調が最悪最低で、その日一日活動するのもやっと、というていたらくなのが相場でしたが、今回は休みの間ひたすら休養する事を心がけていたせいか、思いのほか良好な体調で休み明けを迎える事が出来ました。普段もこうやって夜更かしせず朝ちゃんと起き、眠ければ昼寝の一つもして過ごせば、月曜日は這々の体で徐々に体調を改善し、木金でほぼ回復、という非効率なループを描かずに済むのかもしれません。まあ今回はその前日まで前代未聞の猛暑の最中をくぐり抜けていましたから、単純に比較してよいかは疑問ですが、参考にして次の休みに試してみるくらいはしても間違いではないでしょう。
 とりあえず、猛暑ストレスからはある程度回復したようではありますが、週刊スパ! という週刊誌に、職業により早死にしやすいものを並べたランキングが掲載されたそうです。それを決めた基準が、ストレスの大きさと生活の不規則さ。どちらもひどいほど早死にしやすいとのことで、そんなストレスフル、不規則生活強要の職場がランクされたとの事です(元記事)。

 上位を転記してみると、1位大手広告代理店の営業、2位IT企業の下請けSE、3位チェーン飲食店店長、4位若手官僚、という順番になっていましたが、その理由は何となく判るとして、これが何らかの統計データに基づいた話なのかどうかが若干気にはなります。それにしても4位の若手官僚というのは、公務員の厚遇が巷間取り沙汰されている中では異色の選択かもしれませんが、今もガチガチの年功序列職場の上、トップの事務次官に成れるのは同期のたった一人の熾烈な競争社会で若手は馬車馬のようにこき使われるのが通例のようで、その仕事というのも議員のつまらない質問に回答したり、国会答弁の準備、場合によっては質問すら準備、というような「雑事」で埋め尽くされるとなれば、それに耐える忍耐というのは並大抵ではないのかもしれません。結局それに勝ち残る事のできた筋金入りの「ザ・官僚」とでも呼ぶべき者になり、その少数の勝者だけが我が世の春を謳歌できるとすれば、それはそれはなかなかにきつい仕事と言えるのかもしれません。本来なら、熾烈な選抜を超えてきた優秀な人材はその能力や才覚、度量を的確に把握し、長所を伸ばして存分に国家のために腕を振るってもらわないと損失が大きすぎるのではなかろうか、と素人目には思えるのですが、どうも人材を使い捨てているかのような仕組みには、疑問ばかり感じます。

 さて翻って自分の職業を鑑みると、研究仕事なんてのは、時に夜討ち朝駆け月月火水木金金24時間仕事漬けもあり得る不規則生活極まる場合もありますが、基本その全ては己が裁量才覚でどうにでもなる面があり、かつまた、そのモチベーションは自分がやりたい事をやる、というような自由奔放なところがあるので、そう言う意味では実に健康で死からはほど遠いと言えそうです。ただそれも、全世界の天才達としのぎを削って先頭近くを走っているような方々は例外で、結局は体力と気力の勝負、それが欠けた者から脱落を余儀なくされる、というような面もやっぱりあるようではあります。基本人がやらない隙間狙いで目指せ鶏口牛後な私には縁のない世界ではありますが。

 
コメント
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