かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

完全な量子テレポーテーションに成功と聞いて即理解できるようになれたらいいんですが。

2013-08-15 21:20:19 | Weblog
 今日は夕方に夕立があって結構激しく降ったので期待して帰宅してみたら、一滴も降っていませんでした。雷だけはゴロゴロと不機嫌そうにな鳴り続いていましたので、今降るか、もう降るか、と期待していたのですが、結局雨はありませんでした。一雨あれば一気に過ごしやすくなるのですが、残念無念です。直線距離なら20キロ位、それだけ離れただけで降らないのですから、夕立の気まぐれな地域限定にはほとほと参ります。

 さて、東京大学の研究者グループが、「完全な量子テレポーテーション」なるものに世界で初めて成功した、のだそうです。そもそも量子テレポーテーションとは何ぞや? とか、完全とか不完全とか言うのはどういう状態の事をさすのか、というような話は報道メディアのニュースではほとんど理解できなかったのですが、仮にしっかりした文献にあたったとしても多分1割も理解する事は出来ないでしょう。いわゆるSF的な瞬間移動とは違うそうですし、瞬時に情報が移動したように見えるが、実際には情報の移動速度は高速を超える事は無い、とか、そんな禅問答めいた話と複雑怪奇な数式とが入り乱れていては、素養もなしに理解しようという方が無理というものです。ただ、この現象がコンピューターの世界にとてつもないブレイクスルーをもたらす量子コンピューターの実現に欠かせないものらしいので、それが我が国に置いてかなりの確度で成功したとなると、意味は判らずともなんとなく「おぉ~」という気にもなります。我が国の報道機関の理系情報伝達能力は絶望的な有様の様子ですので、何か別の仕組みでこの量子テレポーテーションなども一般人に理解させられるように説明する方法が欲しいですね。ブルーバックスとか科学系月刊誌とかも古くからその取り組みはしてきているとは思いますが、ブルーバックスなどは著者によって「判りやすさ」をちゃんと理解していないとしか思えない書きぶりの人もいますし、まだまだ道は険しく遠いと思わざるを得ません。国民側の科学的素養のアップも重要ではありますが、そのためにも複雑怪奇な科学情報をするっと飲み込めるように加工して発信する部分にも、何かブレイクスルーが必要な気がします。


 
コメント
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