かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

日々のちょっとした睡眠不足でも、溜まるとなかなか重大なことになるかもしれないようです。

2015-06-04 22:16:17 | Weblog
 昨夜は疲労を考慮し、10時半までには床についたのですが、今朝は多分4時過ぎくらいに目が覚めてしまいました。多分というのは時計を見てなかったためで、割としっかり寝た感じがしたのに外がまだ暗かったからです。朝も早い6月なら5時過ぎにはもう随分明るくなってくるはずですから、まあ4時頃が妥当かと思っただけで、それ以上の根拠はありません。まあそんなわけで目が覚めてしまうと2度寝しようといてもなかなかできないもので、そのうちに隣家が雨戸を開ける音が聞こえてきたので多分5時過ぎくらいまでは横になったままゴロゴロとし、その後いつの間にか一度意識が落ちて、6時半の目覚ましで起きることにしました。そんな眠り方をしたせいか、どうも目覚めが今一つよくなく、疲れも思っていたほどにはとれていない感じがしました。
 
 まあこれも夜が短い今の季節特有のしょうがないことだと半ば諦めているのですが、ネットでニュースを拾い読みしているうちにちょっと諦めていてはダメな気がしてきました。
 ペンシルベニア大学とワシントン州立大学で行われた実験で、1日平均7~8時間睡眠をとる健康な男女48名を4群に分け、1組は3日間徹夜、残り3組は、睡眠時間を4、6、8時間に分けて寝てもらい、認知機能・注意力・運動神経などの心身の状態を2週間にわたり記録しました。その結果、8時間しっかり睡眠をとった組は、心身とも昨日は全く低下しなかったのに対し、4時間、6時間の組は、どんどん身体機能が低下し、特に4時間の組の低下は著しかったものの、6時間の方も大きな差はありませんでした。更に興味深いことに、結果を解析すると、どうやら睡眠不足は確実に累積していくらしく、6時間睡眠の組では、1週間もすると、皆日中でも睡魔に襲われるようになり、2週間後には、2日間徹夜で過ごしたグループと同じ機能レベルまで低下したとのことです。しかも、自分では機能が低下していくことに気づくことができず、その低下は、最初の数日だけでなくて日に日にどんどん落ちていく一方だったとのことでした。

 この内、最後の機能低下に気づかない、という点には個人的には若干異論もあって、睡眠不足でパフォーマンスが低下していくのは実感する時があります。例えばひどくなれば風邪を引きやすくなったりして免疫が落ちているのを感じますし、運転や仕事の実験の最中でも、普段ならなんでもないことでミスをしたりして、あれっ? と思うこともままあります。ただ、その低下の幅や、一定レベルで推移するのではなく、ひたすら落ち続ける、というのに気づいたことはありませんから、ひょっとしたらそういうところは確かに自覚できないものなのかもしれません。
 2日間徹夜などしたことがないのでその時の心身の状態など想像するより無いのですが、1日6時間睡眠でそんな状態まで落ちるのだとしたらなかなかこれは恐ろしいことです。睡眠の質など、他の要因もあるかもしれませんが、やはりちゃんと量のほうも意識して取っていかないと、1日1日は何とかなっても、数週間単位でいずれ困ったことになるかもしれませんね。

コメント
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