韓国のMersウイルス禍については驚くような事が起きない限りしばらくはなるべく取り上げないようにしようと思っておりましたが、患者が「みんなにうつしてやる!」と隔離部屋から脱走したというニュースには呆気にとられました。42歳にもなって、病気になったらうつしてやると自暴自棄に陥るというのは正直理解出来かねる話です。何より、現在韓国を襲うMersコロナウイルスは、中東のそれと比べ、感染力は高いものの致死率は1割ほどで1/4と低くなっており、9割がたは助かる病気です。中東の強毒性の方でも致死率4割で半分以上は助かるのですから、エボラ出血熱のように罹患したらこの世の終わりと絶望するほど悲観的な病気とは言えないでしょう。医療チームを信頼して治ると信じるより対処法は無いのですから、逃げ出してどうするのかと思わざるをえません。
それにしても、今回の韓国の状況は中東とは大きく異なるように思えます。感染性が随分上がっている一方で毒性が落ちているというのからしても、ウイルスがそんなふうに変異しているのか、韓国人の遺伝子型がウイルスに弱い部分(感染力アップ)と強い部分(致死率低下)を併せ持つタイプだったりするのか、とにかく謎が多い話です。宿主も、中東ではヒトコブラクダとか言われているみたいですが、韓国にはラクダはまず居ないでしょうし、居ても日常生活の中には絶対に存在しないでしょう。つまり現状韓国における宿主は韓国人しかありえない状況だろうと思われ、ヒトが宿主として機能するという点でも、中東のそれとは随分様子が異なります。まあいくらなんでも中東のヒトコブラクダと韓国人とで遺伝子タイプが非常に似通った部分がある、なんてことは無いでしょうから、やはりウイルスが変異している可能性のほうが高いような気がします。
感染要注意者は5千人を超え、日本人をはじめ、現地駐在と思われる外国人も自宅隔離になるヒトが何人か出てきているそうです。まだまだパンデミックと捉えるには流行の広がりが弱いようにも思えますが、食い止められずにじわじわと広がっている感じは拭えませんし、そのブレーキがいつかいきなり壊れて、一気呵成に感染が爆発する日が来ないとも限りません。日本政府には万全の監視体制と、万一の時には初動ミスのないように準備を整えていただきたいものです。
それにしても、今回の韓国の状況は中東とは大きく異なるように思えます。感染性が随分上がっている一方で毒性が落ちているというのからしても、ウイルスがそんなふうに変異しているのか、韓国人の遺伝子型がウイルスに弱い部分(感染力アップ)と強い部分(致死率低下)を併せ持つタイプだったりするのか、とにかく謎が多い話です。宿主も、中東ではヒトコブラクダとか言われているみたいですが、韓国にはラクダはまず居ないでしょうし、居ても日常生活の中には絶対に存在しないでしょう。つまり現状韓国における宿主は韓国人しかありえない状況だろうと思われ、ヒトが宿主として機能するという点でも、中東のそれとは随分様子が異なります。まあいくらなんでも中東のヒトコブラクダと韓国人とで遺伝子タイプが非常に似通った部分がある、なんてことは無いでしょうから、やはりウイルスが変異している可能性のほうが高いような気がします。
感染要注意者は5千人を超え、日本人をはじめ、現地駐在と思われる外国人も自宅隔離になるヒトが何人か出てきているそうです。まだまだパンデミックと捉えるには流行の広がりが弱いようにも思えますが、食い止められずにじわじわと広がっている感じは拭えませんし、そのブレーキがいつかいきなり壊れて、一気呵成に感染が爆発する日が来ないとも限りません。日本政府には万全の監視体制と、万一の時には初動ミスのないように準備を整えていただきたいものです。