かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

賛否両論戦わせてこその審議でしょうに、片方が棄権したままでは採決されてもしょうがないでしょう。

2016-11-04 22:14:22 | Weblog
 本日の最高気温は、18.3℃。最低気温は6.6℃。ここ数日、天気が安定して、大体似たような数字が出ています。今日も朝から快晴で午後少し雲が出ましたが、概ね1日秋晴れの良い天気でした。明日明後日も上天気な週末の休みになるようで、色々何かと捗りそうです。

 さて、いわゆるTPP法案について、特別委員会の採決が行われ、与党案+野党の附帯決議が賛成多数で可決されました。例によって民進党や共産党は「強行採決」と強い反発を示したとのことですが、農水大臣のつまらない失言に粘着してろくに審議せずにいた野党が騒ぐのには、大変違和感を覚えます。我々国民は、そんなふうに暴れたり騒いだりさせるために選良たる議員を議会に送り込む一票を行使したはずはないと思うのですが、当選してしまえば我が物顔に好き勝手できると思い込んでいるかの如き振る舞いには、まさに情けない限り、怠惰とパフォーマンスに明け暮れるとは、国民を馬鹿にするにもほどがあります。特に民進党は、対案を掲げ、議論する政党に脱皮したのではなかったのでしょうか? というか、脱皮しないとそういう態度になれないという時点でどうかとも思いますが、それはそれとしても、文字通り舌の根も乾かぬうちに、朝三暮四も裸足で逃げ出すような手のひら返しぶりには驚きを通り越して呆れる始末です。本当に、政治をやる気があるのかと疑ってしまいます。TPPには賛否両論あって当然の内容であり、その特別委員会に委員として出てくるからにはそれなりに思うところがあって、知識も検討も十分に深めた上で反対なら反対を掲げているはずでしょうから、その知見を披露して、与党へ痛烈に切り込みうる質問を発し、舌鋒鋭く与党を追い詰めればよいのです。それでこそ来あるべき野党の姿というべきものですが、本来やるべきことを放り投げてつまらない大臣の進退などに拘泥するから、見苦しく情けなく見えてしまうのではないでしょうか。
 数の差でどうしても勝てないという場合もあるでしょうが、そんな時こそその対処の方法やその時の態度が、後々になって大きく響いてくると思います。百戦九十九敗しても最後の一勝で全てを覆すような事だって現実にはあるのですから、劣勢な側はどう負けるかその内容こそ大事であろうと思いますが、このような後先考えないやり方ではそれも望み得ないでしょう。民進党には、本当にもう一度政権を狙う気があるのか、自分たちなら国を担いうると自信を持って言いえるのか、くだらないプラカードを作っているひまがあったら、ぜひ一度じっくり考えて、国民にその真意を披瀝していただきたいものです。



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