かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

なんで燃えやすいものの近くで白熱球など使ったんでしょうね。

2016-11-07 20:13:46 | Weblog
 本日の最高気温は、17.9℃。最低気温は4.4℃。最高気温は18℃を、最低気温は5℃を割り込みましたね。朝はかなり寒くて通勤には冬用のハーフコートを着ましたが、昼間は一日中快晴のお日様が気温の割に暖かく感じられました。明日は昼ごろから雨、明後日からはがくっと気温が下がって、晩秋から初冬の様相に変わってくるようです。一雨ごとに冬が近づいてくる、今年もそんな季節になったんですね。

 さて、東京の明治神宮外苑で開催されていた現代アートの展示イベント「東京デザインウィーク」で展示品の木製ジャングルジムが燃え上がり、5歳の男児が死亡、救助にあたった父親と40代の男性の二人が怪我を負った事故で、「出火前に白熱球を点灯させた」と現場にいた大学生が話していることが判ったとのことです。この展示物はLEDだけで照明をする予定だったのが、白熱球を使う工事現場用の投光機を、展示物の下から照らすように設置、作品には燃えやすい木くずが大量に巻きつけられており、警察の調べでは、投光機の強烈な熱で木くずが燃え上がったのではないか、と見て捜査を進めているとのことです。
 実際にその調査結果が出ないことにはなんとも言えませんが、今回の件では恐らくこの投光機が火元で間違いなさそうです。初めこのニュースを聞いた時には、ヒトの集まるイベントを狙った放火ではないか? とその火元のありえなさに妄想をたくましくしたものですが、火災があった6日は、夕方からLED電球に加えて白熱球でも作品を照らしており、その日の午後5時20分頃に出火したとのことですし、実際に投光機付近が激しく燃えている様子が見られる、他に火元となるものも無さそうとなると、白熱球の熱で木は燃える、ということが想像できなかった愚かな学生の起こした重大過失事故以外になかなか理由は思いつきません。夕方、暗くなってきたところで明るい照明が欲しくなるのは実によく判りますが、なぜそれで白熱球などという危ないものを使ってしまったのか、子供一人の命が失われてしまった今となってはまさに悔やまれるばかりですが、二度とこのようなことが起きないように、原因の究明やそのような危険な道具を持ち込んで使ってしまったその意思決定の過程は、是非明らかにして欲しいものです。それにしても、その行為が危険だと誰も思わなかったのでしょうか。火が付いて燃え上がるまでには焦げ臭い臭がしたり白煙が立ち上ったりもしていたんではないかと想像されるのですが、そういう前兆現象には気づけなかったのか、まさかそれもなくいきなりばあっとジャングルジム全体が燃え上がったとは考えにくいのですが、材料が乾き切っていたとか、揮発性の接着剤や塗料が使われていたとか、何か火を煽るような空気の流れがあったとか、何らかの悪条件が重なる不運があったのかもしれません。
 何より無くなった子供の冥福を祈りつつ、事件の真相が明らかになるのを待ちたいですね。

コメント
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