かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

朝っぱらから、九州有数の繁華街どまんなかに開いた大穴にはたまげました。

2016-11-08 20:15:30 | Weblog
 本日の最高気温は、13.7℃。朝から小雨が降る空模様で程なく降ったりやんだりで少し強めの雨が降り出し、日差しは全くないとにかく肌寒い1日でした。そのためか、職場ではこの秋初めて空調による暖房が入れられましたが、どうも暑いというか暖か過ぎるというか、真冬の厳寒に対応する能力を持つ空調施設を使っての暖房は、さすがにまだ早過ぎた感じがします。

 さて、福岡市博多駅前の道路大陥没、あれはもう驚きしかありませんでした。右折レーンも含めて5車線に広がった交差点の一角、更にその両側に車線1本分はゆうにある歩道も含めた道路が見事に端から端まで崩壊し、中央道路直下の直径2m弱の下水道か何かの管の断面が露わになっていて、更にちぎれかけた神経線維のように埋設された電線などであろうと思われるケーブルの束が垂れ下がって、まさしく断末魔の悲鳴を上げているかのようです。両側のビルの基礎部分も無残に公開され、なんとなく、歯槽膿漏の歯茎の様子を思い浮かべてしまいました。縦横30m、深さ20mに達するという大穴ですが、それはまあ見事に開いてしまったものです。原因は地下鉄延伸工事が直接の引き金になったようで、午前5時、現場の地下30mで掘削作業中に地表との間にある2mの粘土層を破って水が現場に流入、工事を一時中断したところ、午前5時15分頃に陥没が発生、2箇所の穴がやがてひとつに繋がって広がり、かくも大きく成長してしまったのだそうな。ところが、ニュースによると現場から350mほど離れたところでも、2年前に長さ5m幅4m深さ4mの陥没が道路で起きたそうで、その時の教訓が活かされていない、という批判の声もあるようです。土地柄を知らないのでなんとも言えませんが、地盤が弱いとか、地下水がたまりやすいところだったりするんでしょうか。
 それにしても、これほどの大規模崩壊にもかかわらず、けが人一人出ないですんだというのは僥倖ですね。工事の一時停止から地上に影響が出る可能性を懸念し、陥没5分前に自主的に交通規制を実施したそうですが、幾ら早朝とは言え、大都市の中心部で人っ子ひとりいないというのもなかなか無いでしょうから、交通規制を実施した判断は、実に適切だったと思います。既に埋め戻し作業が始まっているそうですが、せっかく事故本番でけが人も死人も出ずに済んだのですから、埋め戻しが完了するまで、無事故犠牲者ゼロで終わって欲しいものです。

コメント
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