かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ロシアの有人ロケットが打ち上げ後トラブル発生! 宇宙飛行士は無事安全装置の働きで帰還した模様。

2018-10-11 21:02:30 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は18.5℃、最高気温は20.4℃。五條市の最低気温は17.4℃、最高気温は17.9℃でした。一日霧のような雨が時々降ってくる曇り空の一日で、日差しは全くありませんでした。外は肌寒いですが、建物の中は妙に蒸し暑いという、なんとも過ごしづらい一日だったと思います。明日は少し天候が持ち直すようですが、週間天気予報を見る限り、どうも見事な秋晴れ、というのにはしばらく出会えない様子です。

 さて、宇宙飛行士二人を乗せて、国際宇宙ステーションに向け打ち上げられたロシアの宇宙ロケット「ソユーズ」にトラブルが発生、緊急脱出装置が働き、飛行士は無事帰還したのだそうな。報道によると、発射119秒後、一段目のロケットの切り離しができず緊急システムが作動、ロシアとアメリカの男性宇宙飛行士が乗るカプセルのパラシュートが開き、打ち上げられたカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から400キロ離れた平原に無事着地したとのこと。「ソユーズ」は1967年から飛んでいるという寿命の長い宇宙ロケットで、これまでに約140回の有人飛行をこなし、死亡事故は初期の2回、4名だけという安定した能力を誇ってきましたが、2000年代以降はトラブルも多く発生しており、人工衛星や宇宙ステーションへの補給物資を運ぶ輸送船の打ち上げに相次いで失敗、信頼性が揺らいでいたところでした。ロシア当局は、事故の原因が明らかになるまで
有人飛行は行わない、と発表しましたが、現在唯一の有人宇宙飛行が可能なロケットが使えなくなるというのは、今後の宇宙ステーションの運営にも影響が出る大きな問題となりそうです。
 しかし、コンピューターを始め、内部の多くの装置や部材に改良を加えられているとはいえ、半世紀前の基本設計のまま飛び続けていたというのには驚かされます。アメリカが月に行くためのサターンロケットを飛ばしていた頃から飛んでいて、それがスペースシャトルに変わり、やがてそれもなくなって、有人宇宙飛行はロシアか中国しか飛ばしていないという状況になってしまいました。アメリカのオリオンロケットはいつ人を載せて飛ぶか判りませんし、スペースXもなんとなくまだ不安に感じられ、ならばいっそ日本のこうのとりを改造してヒトが乗れるようにした方が早くて安全かも? と思うのですが、有人飛行のための実験を始めたばかりとあってはまだまだ掛かりそうです。
 こうしてみると、やっぱり宇宙というのはなかなか気軽に行けるところにはならないみたいですね。

コメント
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