かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

薬が効かない厄介な多剤耐性結核を抑え込む薬の効果が検証されたそうです。

2018-10-25 19:59:48 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は9.8℃、最高気温は21.7℃、五條市の最低気温は7.8℃、最高気温は20.7℃でした。今朝はかなり冷え込むだろうと思っていましたが、先日の最低記録は更新されませんでした。それでも朝出かける際に外に出た途端、その冷え冷えした空気には結構驚かされました。天気の方は朝から快晴の上天気でした。明日夜から明後日にかけて雨が降るかもしれないとのことですが、10月も終わりですし、これからはそうやって雨が降るたび少しずつ気温が下がってくるのでしょうね。その割に、まだ南海上には巨大台風が西へ西へと進んでおり、シミュレーション予測によってはその後北上してくる可能性もあるのだとか。もしそうなったら前代未聞の11月台風来襲なんてことになるのかも? 間違ってもそういうことにはならないように願いたいものですが、来週中にはその辺りもはっきりしてくることでしょう。

 さて、克服できたと思ったら、昨今は抗生物質が効かない多剤耐性菌が出てきてまたまた難病扱いになりつつある「結核」に、著効を示す新薬が登場したのだそうです。
 東欧の内陸国家ベラルーシは、多剤耐性結核の感染率が世界一高い国だそうですが、首都ミンスクの研究所などの医師らは、ベダキリンという新しい薬と抗生物質を併用で数カ月に渡って投与した結果、患者181人中168人の治療に成功したとのことでした。世界保健機関WHOによると、現在多剤耐性結核の治癒率は55%に過ぎないそうで、9割以上のヒトに効果があるという療法は(なぜか元記事では治癒率8割と書いてありましたが)、空前の成績と言えます。結核は現在でも年間170万人以上の命を奪う、世界の感染症の中でも怖い病気の一つになっており、その上に多剤耐性菌のような厄介な菌が現れてくるなど、未だに人類の脅威となっている病気です。こうして新しい薬が加わることで結核撲滅に一歩でも近づいてくれたなら良いですが、あまり頼りすぎるとこの薬にも耐性ができたりするかもしれません。我が国でも今年の1月に認可され、使えるようになっていますが、慎重に使って耐性菌の発生を少しでも遅らせるように注意を払っていかないといけませんね。

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