かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

クロマグロ養殖の近大の力で、シラスウナギ養殖の生産コストを下げることができるでしょうか?

2019-11-02 21:40:26 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は9.8℃、最高気温は20.3℃、五條市の今朝の最低気温は8.6℃、最高気温は19℃でした。ついに暑い奈良市でも朝の最低気温が10℃を割り込みました。また、今日は昨日同様一日見事な快晴でしたが、五條市では20℃に達しませんでした。随分長いこと気温高めで来たせいで感覚が麻痺している感がありますが、これから年末にかけて、その季節らしい気候にどんどん変化していくのでしょうね。その変化に身体がついていくかどうかがここ数年の課題なのですが、そろそろストーブの準備をしておく必要がありそうです。

 さて、クロマグロの完全養殖で名を挙げた近畿大学が、今度はニホンウナギの稚魚の人工孵化に成功したと発表しました。養殖のウナギから卵と精子を採取して人工授精させ、9−10月に受精卵から孵化、約50日を経て体長約2センチに育った千尾以上の稚魚が、今も成長を続けており、近大としては体長5~6センチの稚魚「シラスウナギ」を経て食べられる成魚に育てて卵と精子を採取するという、完全養殖サイクルを構築することを最終目標にしているとのことです。完成まで最低でも3年を要するこの研究、実現すればうなぎももう少し安く食べやすい魚になるかもしれません。まあ既に養殖に成功しているクロマグロでもまだまだ食べやすい価格とは言い難い気がしますので、本格的な実用化までには大分時間がかかりそうですが、うなぎ養殖の要であるシラスウナギまで完成できれば、後は既に養殖方法が確立していることですし、案外早い普及が見込まれるかもしれないですね。
 ・・・しかし稚魚の人工飼育って10年ほど前に国立研究開発法人 水産研究・教育機構 が実現していたと思いますが、なにか違うところがあるんでしょうか? と気になったので調べてみたら、近大が水産研究・教育機構から研究員を招いて開発したとのことですので、基本は同じみたいですね。水産研究・教育機構の方は結局コスト高が課題で未だ実用化には至ってないそうですが、近大の手でそれが解決されるのなら、それはそれで素晴らしいことだと思います。

コメント
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