かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

違法で怪しげで高価な薬物もどきより専門医に頼ったほうがよいしょうに、何故に芸能人は安易に薬物に頼るのでしょう?

2019-11-16 21:42:18 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は4.8℃、昼の最高気温は17.5℃、五條市の今朝の最低気温は1.4℃、最高気温は18.1℃でした。今日も朝からよく晴れた一日でした。寒気が抜けたのか、朝こそ昨日同様強く冷え込みましたが、昼間は晩秋の日だまりの心地よさを覚える過ごしやすい一日でした。おかげで散髪にでかけて随分髪の量が減りましたが、それで凍えることもなく過ごすことができました。

 さて、来年のNHK大河ドラマにも出演が決まっていた女優沢尻エリカが麻薬MDMAを所持していたとして逮捕されたとの報道が、随分賑やかに流れています。ドラマやCMなど多くに出演している人気女優の一大スキャンダルに世情騒然となるのは判らなくもないのでそれはそれで構わないのですが、どうせならMDMAとはどういう薬物なのかを教えてくれる報道がもっとあっても良いと思います。
 MDMAは俗にエクスタシーなどの名称で街角で怪しげに販売されている錠剤の原体で、幻覚剤に相当する抗精神薬の一種なのだそうです。ベンゼン環の亀の子を中心とした割と単純な構造をしており、共感性や高揚感をもたらすとのことで、世界的にも結構乱用されている薬物の一種とのこと。アメリカなどではその効能をPTSDの治療やがん患者の抑うつ状態の改善に使えないか臨床試験が行われているそうで、いずれ医薬品として世に出てくる可能性がありそうです。
 ただ、巷に出回っているエクスタシーは正直何が入っているか分からない怪しげなものが多く、MDMAが入っていない偽薬もあるという、いかにも怪しげな裏世界の薬物、という顔をしているようです。我が国では、MDMAを輸入したり製造したりすると、1年以上10年以下の懲役刑、所持したり人に譲ったり、使ったりすると7年以下の懲役刑が課せられる規制薬物になります。まあ全てウィキペディアの情報ですが、とりあえずMDMAは気分を陽気にしてくれる効果のある麻薬、という解釈で良さそうです。
 しかし、芸能界で押しも押されぬ花形女優さんも、このような薬物に頼りたくなるほどのストレスを抱えているということなのでしょうか。華やかな外観とは裏腹に、弱々しい内面が薬を求めていた、というようなことなのかもしれません。それなら安易で怪しげな違法薬物になど頼らず、とっとと精神科なり心療内科なり適切な医者にかかればよかったのに、と思わざるをえませんが、まだまだ世間的にはこれらの医者に頼るというのは心理的な抵抗感が惹起されるものなのかもしれないのがとても残念なことではあります。

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