かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

淡路島の身長100mの観音様が今や廃墟と化して危ないらしいのに誰も何もできないという謎。

2019-11-06 19:47:50 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は6.3℃、最高気温は19.4℃、五條市の今朝の最低気温は3.5℃、最高気温は18.4℃でした。今日も朝から快晴で一日中秋の日差しが降り注ぎました。気温もやや上がって、昼間は過ごしやすくなったと思いますが、朝は放射冷却が強く、冬並みの冷え込みになりました。
 そのせいというわけでもないのでしょうが、昨夜は寝付きが異様に悪く、朝も4時過ぎには一度目が覚め、うまく二度寝できないまま朝を迎えました。おかげで今日一日は眠気と耳鳴りとに悩まされ、3時過ぎからは目がしょぼついてPCの画面を見ていられなくなるなど困った状況に陥りました。おそらく今夜は一昨日並みに深く寝て、明日の夜はまた眠れなくて困るということになるのでしょうか? 昨夜はよほど薬に頼ろうかと思いましたが、明日のために残せたのならそれはそれで良かったのかもしれません。

 さて、淡路島で、1982年に建立された高さ100mの巨大観音像が、所有者不在のまま放置され、老朽化でなかなか危なっかしい状況になっているそうです。とある資産家が観光施設として建設し、いっとき賑わったものの資産家の寿命により施設は閉鎖、その後遺族が相続放棄したため、責任者不在のまま、朽ちるに任されているのだとか。債権者はいるものの管理責任がない、という話で、とは言え行政としても債権者がいるのに勝手はできず、手をこまねいているのだとか。一応阪神大震災にも耐え、何度か来襲した台風でもしっかり立ち続けて、以前に行われた地元淡路市による立ち入り調査でも、倒壊の危険なし、というお墨付きは得ていますが、左脇腹部分に数m幅の穴が開くなど、一段と荒廃度も増してきているようです。
 これまでにも売却話が出ては消えしているそうですが、その原因は異様に高い評価額とのこと。観音様には申し訳ないことながら、はっきり言って二束三文でしか無いであろう今の状態でも、課税の対象となる評価額は建設コストなどから算出されるため、数億円規模の額になるのだそうで、税金も4千万円超になるのだそうな。
 今となってははた迷惑なだけの施設ですが、何故に今の存在価値ではなく、建設コストで評価されねばならないのか、私には実に理不尽な感じがしますが、それが許される法というのもなんとも役に立たない話だと思わずにはいられません。住民が倒壊の危険におびえているのなら、債権者云々を度外視して解体すれば良く、「空き家対策特別措置法」という錦の御旗があるのですからとっととやればよいと思うのですが、今度は「税金支出への反発も想定され、具体的な検討は進んでいない」と。本当に我が国はなにかことが起こらないと物事が動かないのだな、と思わされました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする