霞が関で「一太郎」禁止令が？！ って、まだ一太郎って使われていたんですね。

　今朝の奈良市アメダスの最低気温は１０℃、昼の最高気温は２３．１℃、五條市アメダスの最低気温は７．８℃、最高気温は２２．５℃でした。
　今日は朝からよく晴れていましたが、黄砂が昨日よりも更に酷く、すぐ近所の山もうっすらと霞んでよく見えない有様でした。こんな状態で外を出歩いていたら瞬く間にアレルギーを増悪させてしまうこと必定なのでできるだけ外には出ないように過ごしましたが、じっと座っているのもまた腰が痛くて耐えられませんし、と言ってぼうっと突っ立っているわけにも行きませんし、なんとも難儀な一日でした。しかし、この腰痛はしばらく続きそうですね。あまり回復の兆しがないようなら医者に行くべきかもしれません。

　さて、国会で相次ぐ法案の文面ミスの原因として、ワープロソフト「一太郎」が槍玉に挙げられ、農水省ではついに「ワードの使用を原則」とする事実上の一太郎禁止令が出されました。
　３、４０年ほど前のパソコン黎明期、「松」と人気を二分した「一太郎」というワープロソフトがありました。今から見たらテキストエディタに毛が生えた程度の能力しか無いソフトウェアでしたが、文書作成専用機であるワードプロセッサ全盛の時代に、ワープロとほぼ遜色ない能力を有するソフトウェアとして一世を風靡していました。当時から主に官公庁で使用されていましたが、まだ「一太郎」って生き残っていたんですね。
　しかし、法案の条文のミスは一太郎のせいではなく、日本語変換ソフトのＡＴＯＫのせいなんではないのでしょうか？　最近のＡＴＯＫは知りませんが、私が使っていてしばらく立った頃、自動予測変換が実装された時に、文章によってはそれがうまく行かずへんてこな文字を出力したり、初めは高精度に自動変換していたのに、だんだん学習が進むに連れておバカになっていくという困った性癖があったりしたものでした。ひょっとしたらそれらの癖がまだ残っていたりするのかもしれませんね。
　でも、それならワードにしても結果は同じでしょう。まあ企業など外部とやり取りするのにはワードのほうが便利そうですが、ワードはワードで七面倒でうっとおしい癖がありますから、結局一太郎とは違う苦労を背負い込むだけだと思います。一太郎に慣れているヒトには使いにくいだけでしょうし、大体タイプミスはアプリで変わるものではないでしょうし。
　そもそもからして、ワープロなどいるんでしょうか？　情報を伝えたいだけならテキストエディタだけで十分でしょう。