国会に提出される法案にミス連発とのことですが、作文するヒトに疲労が溜まっていないか注意を払うべきではないでしょうか？

　今朝の奈良市アメダスの最低気温は１０．８℃、昼の最高気温は１５．４℃、五條市アメダスの最低気温は９℃、最高気温は１３．７℃でした。今日は朝のうちから雨が降り出し、午後遅くまで降り続いていました。夕方にはようやく青空になり、日差しも少しですが戻ってきました。ただ、風があまり無かったことや雨もそれほど強く降ったわけでも無かったこともあり、さほど冷えたという印象はありませんでした。明日から明後日にかけては晴れて気温もずいぶん春らしく上がってくる模様です。日曜日にまた雨の予報が出ているので、この上天気を大事に使わないといけませんね。

　さて、政府が国会に提出している法案の条文で誤植などのミスが連続しており、今日も新たに厚生労働省と外務省が提出した法案でミスが判明したとのことです。今日の分も合わせてミスは２４箇所となるそうです。首相も、「私自身もちろん行政府の長でありますから、大変申し訳ない思いをしている」として、「あってはならないことだ。国会審議に大変ご迷惑をおかけしている」と陳謝しましたが、ことを重視した立憲民主党、国民民主党、共産党が審議拒否するという事態になっています。
　まあ多分ですが、長期化する新型コロナ禍やオリンピック強行とか、法案を作成する官僚の方々の疲弊もピークに達しているんじゃないでしょうか？　先日月３７８時間残業なんて信じがたい報道があったばかりですが、このヒト一人に超過密に仕事が集中していたわけではなくて、大なり小なり皆に負担がかかっていたのでしょう。それが他省庁でも似たような状況に陥っているということなのではないでしょうか？
　もしそうなら、首相がすべきは「あってはならないことだ」と暗にそれら過労死寸前の人たちに鞭打つことではなく、臆面もなく審議拒否を繰り返す野党に対して官僚の苦労を理解するよう真心を持って対応するよう求めることではないでしょうか？　まあ中には買春を「貧困調査」などと強弁してはばからない輩もいますから全員が全員擁護すべき対象ではないのかもしれませんが、国を支える屋台骨たる彼らの奮励努力を認めるのなら、たかだか文字の間違い程度のことで目くじらを立てることもないでしょう。重大な政治的決断を誤ったのならともかく、誰しもやらかす文字の間違いくらい気づいたときに修正すればいいんですよ。そんな事も許されないというのは人の営みとして間違っていると考えるべきです。