１０年前に最悪を目の当たりにしていても頼らざるを得ないというのは誠に残念な話です。

　今朝の奈良市アメダスの最低気温は０．４℃、昼の最高気温は１７．６℃、五條市アメダスの最低気温は−２℃、最高気温は１６．２℃でした。今日は五條市で久しぶりに氷点下を記録しましたが、とにかく寒い朝でした。そのかわり天気はよく晴れて日中は暖かくなりました。そのせいで恐らく花粉も盛大に飛んだのでしょう。朝から目が痒くて難儀しました。くしゃみは無く、鼻のムズムズ感もなかったのですが、目だけ影響があることなどもあるのでしょうか？
　空模様は夕方には曇り、明日は昼には雨が降ってくる予報です。その分朝の冷え込みは控えめですが、明日の仕事帰りは雨の中ということになりそうですね。

　さて、福島の原発事故から今日でちょうど１０年になりました。１０年一昔、とはいいますが、あの空前絶後の被害の光景は、まだまだ色褪せるものではないでしょう。あれ以来我が国の原発はほぼ止まったままになっていますが、関西では１月に福井県大飯原発４号機が再稼働し、今後さらに動き出す原発も増えてくるはずです。脱炭素を掲げる以上原発の安定的な発電能力に頼らざるを得ないのが現在の我が国の有り様というもので、安全対策や廃棄物処理の問題なども並行して進めながら、最新の注意を払って動かしていくより無いでしょう。動かさずに済めばそれが一番良いとは思いますが、他の発電方法があまりに不安定で頼りがいがないとなると、もう仕方ないことかと思います。核融合発電が実現するまでのつなぎと位置づけ、１０年前の惨劇を忘れぬように日々安全確保に留意して、二度と事故の無いように、事故を起こした時は速やかに鎮圧するように、全力で取り組んでいただきたいものです。
　しかし、他に頼りになる発電方法って本当に無いものなのでしょうか？　核融合に匹敵しそうなのは宇宙太陽光発電位かと思っているのですが、こちらはこちらで山のように課題がありますし、核融合以上に実用化への道は険しいかもしれません。後は地熱発電とかでしょうか？　なにかいい方法が見つかればよいのですが。