全国ネットのテレビ局が２社も外資規制超過の放送法違反で停波必至？

　今朝の奈良市アメダスの最低気温は３．９℃、昼の最高気温は２１℃、五條市アメダスの最低気温は１℃、最高気温は１９．７℃でした。今日は朝から良い天気で一日しっかり春の日差しが届きました。おかげで朝は冷え込みましたが日中は陽気あふれる春の１日となりました。ただ、夕方には雲が多くなり、明日には天気が崩れるというのもよく分かる空模様になってしまいました。その分夜の気温は高めですが、面倒なことに明日はどうやら出勤時間帯には雨が降ってくる可能性が高そうです。

　さて、武田総務大臣の記者会見で、記者団から「外国人直接保有比率が規制をオーバーしているところが２社見当たる。フジメディアホールディングス(外資比率３２．１１％)と日本テレビホールディングス(２３．７８％)」と指摘があり、更に「東北新社は免許を取り消され、他方、フジテレビと日本テレビが見逃されているというのはどういうわけか。法の下の平等や公平性、公正性に反するように思われるが、理由を」との質問がありました。東北新社については、総務省が外資比率違反で、同社から衛星放送事業を継承した子会社の認可取り消しの手続きが進められていますから、フジと日テレの外資比率が間違いないのなら、放送法違反で認可取り消ししないといけないはずです。更に、議決権がなければよい、という慣行もあるらしいのですが、記者団からは「一説に、議決権を与えていないからいいのだ、とも聞いているが、外資規制の理念が骨抜きになっていると言わざるを得ない」とこの点に関しても大臣に説明を求めました。これに対し武田総務大臣は状況をよく知らなかったようで、「 事実関係をよく確認した上で、適切に対処していく」とのみ答えるにとどまりましたが、果たして総務省の担当者やその上司らは、この事に気づいていたのかどうか。気づいていなければ監督不行き届きというものですし、気づいていれば確信犯で外資規制の骨抜きに関与していたことになります。まあフジとか日テレとか全国ネットの大きなテレビチャンネルをいきなり停波なんてことはできないだろうとは思いますが、放置するわけにも行かないはずですし、出資なんて、法律で禁止されているからと言って海外の分を取り上げるわけにも行かないでしょう。本当にどうするんでしょうね？
　携帯の値下げとかNHKとかこのところ何かにつけて話題になる総務省ですが、これはひょっとすると省始まって以来の正念場になったりするのかもしれませんね。