神奈川県で新型コロナウイルス変異株で初の死者が出たそうですが、それしか無い内容など教えてもらってもなんの役にも立ちません。

　今朝の奈良市アメダスの最低気温は５．４℃、昼の最高気温は１９℃、五條市アメダスの最低気温は１．８℃、最高気温は１８．３℃でした。今日は朝のうち少し晴れ間も有りましたがすぐに曇り空となり、昼に軽く小雨がぱらついたもののその雨はすぐに止み、夕方になって再び軽く降り出しました。といっても傘もいらない位の弱い雨で、降っていると気づいたのもフロントガラスにポツポツと水玉が落ちてきたからに過ぎません。とりあえず昨日の予報は外れはしませんでしたが、これで当たったと言っていいのか？　と若干疑問にも感じるくらい弱々しい雨でした。明日は天候も再び安定し、晴れの上天気となるようです。暑さ寒さも彼岸まで。週末にはお彼岸を迎えるのですし、そろそろ完全に冬っぽさも抜けきって欲しいところです。

　さて、テレビ報道によると、神奈川県で新型コロナウイルス変異株に感染していた７０代と５０代の男性が死亡したとのことで、神奈川県から発表があったとのことです。変異株ウイルスによる死者は国内では初めてだそうです。
　国内初！　初物好きの江戸っ子の琴線に触れる特ダネのネタなのかもしれませんが、そればかりに囚われて肝心の内容がまるで無いのは我が国のマスコミの宿痾とでも言うべき欠点に思えます。変異株と一言で言ってもイギリス型なのか南アフリカ型なのか、感染していた男性に何らかの基礎疾患はあったのか無かったのか、そもそもの死亡原因は何なのか。無くなったお二方は直近の海外への滞在歴はないそうですが、今や国内に変異型も含め多くの患者が存在する時点で海外渡航歴や滞在歴などにどんな情報価値があるんでしょう？　これが報道だというのならその取材はあまりにお粗末で内容が乏しすぎます。我々が知りたいのは、初めて変異株で人が死んだ、という事ではなく、その背景事情や変異株の危険度に関する客観的な情報です。このような、ともすればミスリードを招きかねない舌足らずな速報など百害あって一利なしと言わざるをえません。少々情報が遅くなっても、しっかり取材した上で充実した内容を届けてもらいたいものです。