今朝の奈良市アメダスの最低気温は4.3℃、昼の最高気温は21.1℃、五條市アメダスの最低気温は−0.9℃、最高気温は20℃でした。昨日に引き続き今日も朝からよく晴れました。朝方こそ強い冷え込みでしたが、空気は昨日より明らかに温まり、春の陽気あふれる日中になりました。この上天気も明日までで、明後日以降週末まで、今ひとつな天気が続く予報が出ています。一雨二雨あって空気中のうっとおしい花粉やらPM2.5やらを洗い流してくれたらありがたいと思います。
さて、枚方にいる母から、コロナ・ワクチンの接種券が届いたとの連絡がありました。ただその封書には、どこでいつやる、というような肝心な情報は一切ないという、既に報道されていたとおりのぬか喜びな内容でしか無いもので、とりあえず無くさないように、また大事にしまい込みすぎてわからなくならないように(我が家では往々にしてあったことなので)、目につくカレンダーのところにでも洗濯ばさみで挟んで保管するように、と話をしました。一体いつになるのか判りませんが、なるべくなら早めに予約できるようになってほしいものです。
そんな不透明なワクチン供給事情ですが、なんと、我が国でも現在話題の対コロナウイルスの切り札であるRNAワクチンが、3年前にはヒト試験寸前まで到達していた、という報道を観ました。2016年に、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所でワクチン研究を統括していた石井教授が、未知の感染症に対して、RNAワクチンを用いた緊急製造を可能とする計画を立案。当時中東で流行していたMERSのワクチン開発を目指し国の研究助成金を得て研究に着手し、2018年にはサルでその効果を確認、後はヒトで試すのみ、というところで、国から研究費を打ち切られてしまったのだそうです。 MERS感染者が国内にいなかったことや、1992年にジフテリア、百日ぜき、破傷風の三種混合ワクチンによる予防接種の副作用で死亡例が出るなどで起こった集団訴訟で国が敗訴した事で我が国にワクチンに対する否定的な世論ができてしまったことなどから、国の担当者から「研究を続けるなら企業からお金をもらうように」言われたとのことでした。
もしこの時、研究費が付いて同じコロナウイルスであるMERSに対するヒト試験で有効性や安全性が確認されていたならば、今頃新型コロナワクチンは我が国でも迅速に開発が進み、国産ワクチンが大量生産されていたかもしれません。当時のその担当者が厚生労働省か文部科学省かは知りませんが、今にして思えばなんとも残念な判断をしたものだと思います。まあ当時の反ワクチン世論や従来からの科学音痴・科学軽視な我が国の有り様も絡んでのことですし、今さらどうしようもない話ではあります。ならばせめて、「こんな事もあろうかと〜」と何かにつけ科学者の方々が言えるような、余裕のある研究環境や予算配分、科学研究振興方策について、真剣に考え直して欲しいものです。
さて、枚方にいる母から、コロナ・ワクチンの接種券が届いたとの連絡がありました。ただその封書には、どこでいつやる、というような肝心な情報は一切ないという、既に報道されていたとおりのぬか喜びな内容でしか無いもので、とりあえず無くさないように、また大事にしまい込みすぎてわからなくならないように(我が家では往々にしてあったことなので)、目につくカレンダーのところにでも洗濯ばさみで挟んで保管するように、と話をしました。一体いつになるのか判りませんが、なるべくなら早めに予約できるようになってほしいものです。
そんな不透明なワクチン供給事情ですが、なんと、我が国でも現在話題の対コロナウイルスの切り札であるRNAワクチンが、3年前にはヒト試験寸前まで到達していた、という報道を観ました。2016年に、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所でワクチン研究を統括していた石井教授が、未知の感染症に対して、RNAワクチンを用いた緊急製造を可能とする計画を立案。当時中東で流行していたMERSのワクチン開発を目指し国の研究助成金を得て研究に着手し、2018年にはサルでその効果を確認、後はヒトで試すのみ、というところで、国から研究費を打ち切られてしまったのだそうです。 MERS感染者が国内にいなかったことや、1992年にジフテリア、百日ぜき、破傷風の三種混合ワクチンによる予防接種の副作用で死亡例が出るなどで起こった集団訴訟で国が敗訴した事で我が国にワクチンに対する否定的な世論ができてしまったことなどから、国の担当者から「研究を続けるなら企業からお金をもらうように」言われたとのことでした。
もしこの時、研究費が付いて同じコロナウイルスであるMERSに対するヒト試験で有効性や安全性が確認されていたならば、今頃新型コロナワクチンは我が国でも迅速に開発が進み、国産ワクチンが大量生産されていたかもしれません。当時のその担当者が厚生労働省か文部科学省かは知りませんが、今にして思えばなんとも残念な判断をしたものだと思います。まあ当時の反ワクチン世論や従来からの科学音痴・科学軽視な我が国の有り様も絡んでのことですし、今さらどうしようもない話ではあります。ならばせめて、「こんな事もあろうかと〜」と何かにつけ科学者の方々が言えるような、余裕のある研究環境や予算配分、科学研究振興方策について、真剣に考え直して欲しいものです。