次期月探査船はイーロン・マスク氏のスターシップに決定！とNASAが発表しました。

　今朝の奈良市アメダスの最低気温は１３．５℃、昼の最高気温は１４．５℃、五條市アメダスの最低気温は１１．６℃、最高気温は１３．２℃でした。昨夜からの雨が今日は一日中降り続き、夜になってようやく上がりました。一方フィリピンの東の海上を北上している台風２号が徐々に進路を東に向け始めるようです。さすがに今の時期に秋のようなコースを辿ってこちらにやってくることは無いでしょうが、近くを通ったら何らかの影響が出るかもしれません。来週一杯警戒が必要かもしれませんね。

　さて、アメリカ航空宇宙局NASAが、アメリカの次期友人月探査計画用の宇宙船の開発企業を、イーロン・マスク氏率いるスペースＸ社に決めたと発表しました。契約金は２９億ドル、現在試験中の宇宙船スターシップもその中に含まれるとのことです。
　このところ、着陸試験で不具合の洗い出しが急ピッチで進められている模様ですが、そんな実機をどんどん使い潰すようにして改良に勤しむ姿勢が良かったのか、はたまたスターリング衛星を次々打ち上げて軌道に乗せ続けているファルコン９ロケットが評価されたのか、何れにせよこれで再度の月旅行へ向けて大きく動き出したのは確かでしょう。このままいずれ月面基地や中継ステーションの建設、火星への有人探査など、これまで停滞気味の宇宙開発を一気に加速させてくれるのではないかと期待されます。
　それにしても、スターシップの姿って半世紀くらい前の特撮映画に出てきそうな外観をしているのがなんとなく親しみを感じます。ネットに上がっていた、青空を背景に、白煙とオレンジ色の炎を盛大に吹き出し、着陸を決めようとしているのか、はたまたこれから飛び立とうとしているのかしている銀色の機体の資料写真など、円谷英二の映画のスチール写真だと言われたら何ら違和感を覚えることもないでしょう。でもそれがミニチュアではなく実物大で実際に存在して、きちんと火を噴いて月まで飛んでいこうというのですから、これはまさに事実は小説より奇なり、というものですね。