今朝の奈良市アメダスの最低気温は14℃、昼の最高気温は19.8℃、五條市アメダスの最低気温は13.4℃、最高気温は19.1℃でした。今日は朝のうち小雨がぱらつき、その後曇り、昼間に少し晴れ間が出て窓を開けて走らないと車内が暑くなるほど暖かくなり、またすぐに曇って雨粒が落ちてきて、日が落ちる頃に止んで曇り空になるという、なんとも移り変わりの早い空模様でした。その上午後の雨以降気温が急に下がってきて、暖かい状態に身体が慣れているせいもあって寒気を覚えるほどに空気が冷たくなってきました。既に今日の最低気温は朝を下回り、この勢いで下がるようだと、明日朝は再び霜の心配をせねばならないところまで下がるかもしれません。
さて、豊橋技術科学大学の吉永司助教らの研究グループが、「ヒ」と「シ」の発音混同について、リアルタイムMRIとスーパーコンピュータを使い舌の位置や口腔内の空気の流れと発生する乱気流の状況をつぶさに解析することで明らかにしたと発表されました。東日本では、例えば「東」を「シガシ」、「7月」を「ヒチガツ」といいうような具合で、「ヒ」と「シ」が混同される方言があるそうです。それがどうして生じるのか、研究チームは発音時の口腔内の状況を精密に計測し、約1億点の計算格子を設定してスーパーコンピュータで解析したとのことでした。
ところで、報道内容を観ていてよくわからないのは、本人は自分ではちゃんとヒガシと発音しているつもりなのに勝手にシガシと声が出てしまうのはなぜか? ということなのかと思ったのですが、その点については特に言及がなく、とにかく「ヒ」と「シ」の発音の際の口の中の違いだけ取り上げられています。となるとそれは発音混同の話ではなく、単に音の発生の仕方を捉えたということになります。それはそれで素晴らしいことだと思うのですが、記事の表題が「「ヒ」と「シ」の発音を混同するメカニズムが判明」となっており、明らかに言わんとしていることが間違っています。少なくとも記事を見る限り、「混同」するメカニズムはどこにも解明されていません。
それはともかく、私は両親とも西日本出身者で祖父母曽祖父母まで遡っても関東系の血は入っていないのですが、布団を敷くをふとんを「ヒク」、7月を「ヒチガツ」と発音しており、結婚するまでその発音を全く疑いもしてませんでした。違うと気がついたのは、九州出身の妻から、布団は引くものではなく敷くものだと言われた時です。生後30年近く、私は疑いもせず「ヒチガツ」、「ヒク」を使っていました。「シガシ」と言ったことは無いので、私の音韻変化は「シ」の「ヒ」への一方通行なのですが。しかし私自身は大阪市内の下町の生まれなので、これが関東の方言、というのにはかなり違和感があります。きっと関西系でも似たような言葉使いがあるんじゃないかと密かに思っているのですが、なにはともあれ、幼少時に身についた言葉を矯正するのはとても無理で、私は死ぬまで布団は「ひいて」寝ることでしょう。
さて、豊橋技術科学大学の吉永司助教らの研究グループが、「ヒ」と「シ」の発音混同について、リアルタイムMRIとスーパーコンピュータを使い舌の位置や口腔内の空気の流れと発生する乱気流の状況をつぶさに解析することで明らかにしたと発表されました。東日本では、例えば「東」を「シガシ」、「7月」を「ヒチガツ」といいうような具合で、「ヒ」と「シ」が混同される方言があるそうです。それがどうして生じるのか、研究チームは発音時の口腔内の状況を精密に計測し、約1億点の計算格子を設定してスーパーコンピュータで解析したとのことでした。
ところで、報道内容を観ていてよくわからないのは、本人は自分ではちゃんとヒガシと発音しているつもりなのに勝手にシガシと声が出てしまうのはなぜか? ということなのかと思ったのですが、その点については特に言及がなく、とにかく「ヒ」と「シ」の発音の際の口の中の違いだけ取り上げられています。となるとそれは発音混同の話ではなく、単に音の発生の仕方を捉えたということになります。それはそれで素晴らしいことだと思うのですが、記事の表題が「「ヒ」と「シ」の発音を混同するメカニズムが判明」となっており、明らかに言わんとしていることが間違っています。少なくとも記事を見る限り、「混同」するメカニズムはどこにも解明されていません。
それはともかく、私は両親とも西日本出身者で祖父母曽祖父母まで遡っても関東系の血は入っていないのですが、布団を敷くをふとんを「ヒク」、7月を「ヒチガツ」と発音しており、結婚するまでその発音を全く疑いもしてませんでした。違うと気がついたのは、九州出身の妻から、布団は引くものではなく敷くものだと言われた時です。生後30年近く、私は疑いもせず「ヒチガツ」、「ヒク」を使っていました。「シガシ」と言ったことは無いので、私の音韻変化は「シ」の「ヒ」への一方通行なのですが。しかし私自身は大阪市内の下町の生まれなので、これが関東の方言、というのにはかなり違和感があります。きっと関西系でも似たような言葉使いがあるんじゃないかと密かに思っているのですが、なにはともあれ、幼少時に身についた言葉を矯正するのはとても無理で、私は死ぬまで布団は「ひいて」寝ることでしょう。