かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

自主返納というのも妙な話ですが、厚労省にそのための歳入枠とかあるんでしょうかね?

2021-04-18 19:15:50 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は9.2℃、昼の最高気温は14.3℃、五條市アメダスの最低気温は5.6℃、最高気温は14.5℃でした。今日は午前中雲が多いながらも晴れていましたが、午後になってすっかり曇天になり、その後雨も降ってきました。おかげで朝から洗濯した分は、一部はなんとか乾きましたが、半分以上は十分に乾かないまま、夜になってしまいました。昼一でなんとなく空模様が怪しいと思い、洗濯物は露天からひさしの内側に入れたので雨で濡れることはありませんでしたが、多少風があっても本格的な雨の中では乾きようがありません。明日には天候も回復する予報なので、これらは明日改めて干して仕上げとしたいと思います。

 さて、まともに動かないまましばらく放置された厚労省肝いりの新型コロナウイルス対策の接触確認アプリ「COCOA(ココア)」について、開発と保守運用を厚労省から受託した業者パーソルプロセス&テクノロジー社が、この16日に昨年8月以降の業務対価1200万円を自主返納すると発表しました。「アプリの不具合を発見できず、国民の皆様に心配をかけたことを重く受け止めており、受託金額の一部を自主的に返納することにした」と表明しています。同社が厚労省から随意契約で受託した開発事業費総額は3億9千万だそうですが、だとするとこの1200万円は一体どういう計算ではじき出されたものなのか、また厚労省はこれを受け入れるのか、もう少し詳細な内容の報道が欲しいところです。
 それはともかくとして、契約完遂なら返納する必要がありませんし、契約書でどのように取り交わしたのか知りませんが、ちゃんと完成してなかったのなら、普通は厚労省は契約違反で全額返金等の措置をとる必要があるように思われます。報道機関はこの会社の発表を受けて厚労省なり田村厚労大臣なりに取材されなかったんでしょうか? 一方的に「自主返納します」と言われても厚労省だって(多分)困ると思うのですが。
 まあでもこれに限らず、国の委託事業はどれもこれも再委託再々委託で中抜きが横行しているような観がありますが、結局これは、国のお役人の側には末端の実際に作業を実施する中小企業のことまで見えないのでしょうし、それらが仮に応募してきたとしてもその審査をきっちりやれるほど技術に精通してないですし、そんな企業選択などの負担を一次請けの企業に丸投げしているだけのことでしょう。ならば国はそういう胴元を選ぶのが仕事なんですと割り切ればよいと思います。
 あと随意契約というのも何故この金額でそんな処理ができるのか疑問で、会計監査で引っかからないの? と疑問に感じたのですが、これらってちゃんと国会審議等で追求されたり報道されたりするんでしょうかね?

コメント
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