かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

結局町役場と地元銀行の連携が取れていれば防げたのでは? と思えてならない山口県の振込ミス事件です。

2022-05-02 22:21:36 | Weblog
 いや、今ちょっと揺れましたね。震度2くらいでしょうか。床がグラグラっと来てガラス戸が揺れているのがわかる程度の揺れでしたが、その後しばらくそれ未満の体感あるかどうかギリギリの小さい揺れが続いているようにも感じます。震源がどこでどれくらいの地震なのか、もう少ししたら気象庁のサイトでも観に行ってみましょう。
 さて、奈良市の今朝の最低気温は7.1℃、昼の最高気温は20.4℃、五條市の今朝の最低気温は4.7℃、昼の最高気温は20.4℃でした。今日は昼間はよく晴れましたがその割には気温がやや伸び悩み、それなりに過ごしやすい天気になったはずなのですが、これまで比較的暖かめで推移していたこともあってか特に室内は寒々しく、5月ということで少しばかり軽装にしたのを後悔するような日中になりました。これはたまらぬと一時外に出て日の当たるところでようやく一息つきましたが、夕方には怪しい雲が南から広がりだし、20時頃からはついに雨が降ってきました。今日からは五月晴れの安定した天気になると思っていただけに、この雨は意外でした。明日からは少しずつ気温が上がり、朝は若干冷えるものの昼間は過ごしやすくなるようです。積極的に外出して体を温めれば、初夏の気持ちの良い日中を過ごすことができることでしょう。

 山口県阿武町で起きた振込事件、この4月に、コロナ禍対策で住民税非課税世帯への臨時給付金1軒10万円436世帯分計4630万円を誤って全額1軒に振り込んでしまったという
町役場痛恨のミスでしたが、発覚したのが8日でその受取主は当初変換に応じる姿勢を見せていたのが、その後連絡がつきにくくなり、14日ようやく連絡がついたら「役場が悪い」と言い出して返還を渋り、更に21日には「お金は口座から動かし、戻せない。罪は償う」と町役場の職員に話して、返還を拒否、28日には連絡が取れなくなり、自宅にも姿が見えず、「雲隠れ」してしまったらしいと町も打つ手なしな手詰まり状態になっているのだとか。町としては刑事告訴も視野に入れて対策を検討しているそうですが、法律の専門家によると罪に問うのは難しいとの指摘もあり、最終逃げ得と言うか町の泣き寝入りというか、どう捉えるかはともかく後味悪い締めになりそうとのことです。
 誤って入金されたものを自分のものにしてしまう行為について、法律の専門家の間では学説が分かれているそうです。素人からしたらそんな馬鹿な、と言うようなことが往々にして法律の世界では起こっている気がしますが、善悪で言えば悪と言わざるをえない今回のようなことですら「学説が分かれる」というその杓子定規さが、いかにも使えない法律の悪しき面を際立たせているかのような話です。しかし、もともと非課税世帯向けの臨時給付金を受け取る事ができるような世帯のヒトですから、そんな処分できる資産なども持っていそうにないようにも思えますし、借金の返済に使ったのか、との町役場の職員の質問にも答えなかったそうですから、既にそういった借金返済に当てられてしまって現金は残っていないかもしれません。そうなるとたとえ裁判で勝利しても返金されることは無いでしょうし、ヒトがやる以上ミスはつきものとは言え、次からは気をつけようね、というより無いのが残念な話です。


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