かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

富山市での小中学校統廃合問題がネットニュースで取り沙汰されていましたが、この手の問題はもはや全国津々浦々にあまねく広まっているように思います

2022-05-12 20:32:23 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は18.7℃、昼の最高気温は21.1℃、五條市の今朝の最低気温は16.1℃、昼の最高気温は20.5℃でした。今日は朝から雨が降り、一日中止むこと無く降り続きました。夜になってからも雨はやまず、むしろますます勢いづいているように感じられます。更に明日も予報では一日雨で明後日まで降り続く模様。大雨警報とか出たりするんでしょうか? できれば勘弁願いたいのですが。

 さて、富山市の北部地域で小中学校再編計画説明会が開かれ、地元の学校の存続を求める保護者や地域住民から反対が相次ぎ、怒号が飛び交う場面もあったそうです。富山市教育委員会としては、今後北部地域の児童数が5年ごとに150人減少していく見込みとのことで、それに対応するため、地域の学校を統廃合して行く必要があると説明しましたが、その際児童生徒の通学距離の基準を3キロと説明したらしく、毎日3キロ、往復6キロも歩けるか! とより説明会場に集まる住民の怒りを買ったようです。
 まあ小学校低学年にはちと厳しい距離かもしれませんし、真夏のカンカン照りの中歩かせるのか、とか、雨が降ったら大変そうとか、富山なら冬は積雪がすごそうですが、そんな中歩かせるのか、とか、ネガティブに考え出せばいくらでも反対意見側に傾きそうですが、富山県内でももっと田舎の方だとそれくらい普通に通学で歩いている例があるかもしれません。少なくとも教育委員会はそれらバックデータをしっかり持った上で、根拠のある数字として提示すればよかったんじゃないかと思いますが、ニュースを読む限りはどういう根拠で3キロを算出したのかとか、その根拠を説明したのかどうかも不明なので、会場が怒号に包まれたのだとしたらちゃんと説明できなかったのであろうと推測するよりありません。
 しかし、これは富山に限らず全国の地方都市で問題となる話で、かく言う私の住む町でも町内に現在ある小学校2つ、中学校1つを統廃合して、小学校1つ中学校0にする計画が進行しています。かつてのニュータウンも今や山深い村々と変わらぬくらいの高齢化率を記録するくらい年寄りだらけの町ですから、子供の数がどんどん減っていくばかりなのは当然ではあります。ですが、当の子どもたちにとっては、自分たちの人数が減っていくことには何ら責任もないのに、ただ一方的に不利益を強要されるのはあまりに理不尽なようにも思えます。この、もう地方では子育てなどするなと言わぬばかりの現状になりつつあるのを見るとそれこそなんとかならぬのか、と思わずはいられませんが、国全体の少子高齢化対策を担っているはずの政府は、こういう現状にどういう答えを用意できるのでしょう?



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