かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

中国南部で未曾有の大旱魃で政権を揺るがしかねない食糧不足が発生するかも?

2022-09-05 20:28:38 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は22.8℃、昼の最高気温は34.2℃、五條市の今朝の最低気温は20.5℃、昼の最高気温は33.4℃でした。今日は一日上天気でした。台風が近づいてきているはずですが、一時怪しげな雲が流れてきた以外は概ね晴れの良い天気で、日中の気温も真夏並みに上がりました。その台風については、中心気圧950hPaと勢力が低下しあれだけはっきり見えていた目もぼやけて見えなくなりましたが、その雲の領域は極めて大きく、明日以降、その渦状の雲の一端に奈良県もなでつけられることでしょう。それでどれくらい雨が降るかは判りませんが、なるべくなら道路が冠水するような豪雨にはならないで欲しいものです。

 さて、世界有数の大河揚子江こと長江が干上がる寸前まで水が無くなってきているそうな。中国南部は猛烈な熱波に襲われ、史上例を見ない大旱魃に見舞われているとのことで、あの満々と水を湛えていた長江の流れが細り、流域の田畑への灌漑や地域住民の生活用水に多大な影響が出始めているとのこと。特にこの秋の穀物の出来で中国国内の食糧事情が大きく左右される中、穀倉地帯でもある長江流域がこの調子では、秋以降深刻な食糧不足に見舞われかねないという危険な状況なのだとか。食料が不足すると輸入でそれを賄わないとなりませんが、中国にそれをされるとただでさえロシアの戦争のせいで逼迫高騰している世界の食料市場へ甚大なる影響を及ぼしかねません。それでもうまく食料供給を破綻なく乗り切れたならいいのですが、食糧不足のたび大乱が起きて王朝が入れ替わる大陸において、今回の干魃騒ぎが果たしてどう社会に影響を与えるのか、注視せねばなりません。また、我が国の食料はちゃんと確保できるのか、マスコミはくだらない宗教問題などそろそろ切り上げて、今こそ総力を上げて政府に食料の安全保障について質問を投げかけるべきでしょう。
 しかし、長江流域で降りそこねた雨は、どこに行ってしまったんでしょうね? いくら温暖化とはいえ雨の総量そのものはそう大きな違いは無いというか、蒸散量が増えればその分雨も増えそうにも思うのですが。あと中国はヨウ化銀を撒いて人工降雨を起こそうと頻繁に試みられているやにも聞いていますが、種となる雲が無いと人工降雨もうまくいかないはずなので、干魃をもたらす熱波がある程度終息してこないと難しいかもしれません。

 
コメント
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