かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

今波の新型コロナ禍はようやく一段落ついてきた様子ですが、鳴り物入りで始められた『COCOA』もついに年貢の納め時を迎えるようです。

2022-09-15 20:07:03 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は25.8℃、昼の最高気温は33℃、五條市の今朝の最低気温は20.9℃、昼の最高気温は32.9℃でした。このところ毎日同じような天気が続いていて、月が1ヶ月ほどさかのぼったような日々ですが、この天気も明日までで、明後日から接近する台風の影響で天候が悪化し、台風が過ぎてからは最高気温も30℃を割り込み、ようやく秋らしさが増してくるらしいです。まあそれでも平年よりは随分高めだそうですが、とりあえずは現在の気温より下がってくれるなら平年値より高かろうが低かろうが大した問題ではありません。早く秋が実感できるようになって欲しいものです。

 さて、河野太郎デジタル大臣が、厚生労働省とデジタル庁で運用する新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の機能を停止すると発表されました。政府が感染者の届け出ルールを改めて情報を管理する「HER-SYS」の運用を見直すためで、HER-SYSから情報を得ているCOCOAも続けられなくなるとのこと。河野大臣は「COCOAを活用する前提が変わりますので、機能停止ということになると思います」と説明しています。そのうえで、何かと評判の悪かったこのアプリについては、「次のパンデミックの際には同じようなことが必要になる。COCOAの何が悪かったのか、どこが失敗したのか、またCOCOAはいいこともあったのか。お手盛りでない総括をきちんとして、次につなげていかないとダメだと思う」と導入経緯や内容について詳細な評価を行うと明言されました。
 COCOAについては、なにより政府の開発予算が下請けの下請けの下請けまで次々と付け替えられてそのたびに中抜きされるという政府の調達システムのいい加減さが取り沙汰され、巨額をかけて開発されたはずなのにやたら不具合が多くて、という話ばかりが先行して、その存在意義や利用価値と言った点にはほとんど触れられないままに終わる、物悲しいアプリケーションになります。政府が関与するとダメになるという典型のごとく扱われたようにも感じるアプリですが、その点については河野大臣がしっかりと検証されるのでしょうから、期待を込めて今後を見守りたいところです。でもまあ結局の所ド素人がよくわからないまま仕様書を適当にこさえて丸投げしただけなんじゃないかと言う気もします。今や天下の霞が関官僚も自らの才覚で現場を仕切るような能力は到底望め無さそうですし、河野大臣の思いもどれだけ実を結ぶのか、少々心もとない感じです。
 個人的には使ったこともないアプリですし、そもそもそれほど人と出会わない田舎者には不要なアプリだと思いますが、都会ではそれなりに意味があったんでしょうか? 検証結果が公表されるといいのですが。


コメント
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