かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

『NHKありき』で議論を進めないようにお願いしたいです。

2022-09-22 22:08:19 | Weblog
 奈良市の今朝の最低気温は18.8℃、昼の最高気温は25.9℃、五條市の今朝の最低気温は16.4℃、昼の最高気温は28℃でした。今日は朝のうちくもり空から時折雨が落ちてくるあいにくの空模様で、特に通勤時間は傘なしではちょっと歩きたくない位の雨量になっていました。その後雨は上がりましたがくもり空は続いていて、時折日差しが思い出したように差す他は終始どんより曇っていました。空気もひんやりしており、昨日ほどではありませんが、まだ少しばかり肌寒さを感じるような天気でした。ただ、この寒さも長くは続かず、気象庁では明後日土曜日から10日ばかりずっと気温高めが続く予報を出しています。一方気象協会では気象庁より3、4℃低めの予報を出しているのですが、果たしてどちらが当たるか注目しています。

 さて、総務省が公共放送に関する有識者会議を開催、NHKのインターネット事業をテレビ放送と同じ「本来業務」に入れることを認めるか議論されたとのことです。もし本来業務になれば、NHKは一段とネット事業を展開しやすくなります。有識者会議では、来年6月を目処に議論を取りまとめていく方針とのことです。

 個人的には、斜陽のテレビ業界とますます興隆するネット社会という現状において、日本放送協会という組織は必要なのかを問う議論がいるんじゃないかと思われます。テレビが視聴出来ない、しにくい地域が多かった昔においては、一定の必要性が認められる組織ではあったと思います。ですが今や衛星放送で多くのチャンネルが誰でも手軽に観られるようになり、ネットも加えて地域格差はほぼほぼ解消されています。かつての私の父の故郷のようにNHKしか映らなかったような地域はもはや存在しないでしょう。かつての役割は認めるにしても、それが今も十分に意味のある役割足り得るかという点については、国民的な議論として大いに意見を出し合えるようにして欲しいところです。その役割がまだ一定程度認めざるを得ないのだとしたら、その認められるべき役割の分だけの組織に改めた上で、最後にその役割を担保するために誰がどれだけ負担すればいいのか、という議論になるのだと思います。最初からNHKのネット参入ありきという議論はありえない話で、役割を終えた組織として近々のうちに整理解散するためのロードマップを作ることを議論するような有識者会議であってもいいんじゃないでしょうか。ある程度その存在意義を認めたとしても、これまでだって電電公社も郵政も国鉄も民営化してきているのですし、NHKも公共放送の看板を下げてイチ民営企業としてスタートしてもいいんじゃないかと思います。そういったことを総務省には議論して欲しいものです。

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