かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

奨励会未経験なプロ棋士は史上初、とは素晴らしい話だと思いましたが、古い棋士の中にはプロだけど奨励会出身じゃない人もいたんじゃないかなと思いました。

2023-02-13 19:57:35 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は8.4℃、昼の最高気温は9.8℃、五條市の今朝の最低気温は7.1℃、昼の最高気温は8.9℃でした。今朝はやたら生暖かく、冬に入ってから朝初めてストーブに火入れすること無く起床して着替えをしましたが、昼間はほとんど気温が上がることはなく、朝から晩までしとしとと梅雨のように降り続く雨に終始した一日でした。明日には天候が回復して来る予報ですが、気温は変わらず振るわず、週末まで冬の気温に逆戻りする予定です。特に朝の冷え込みはきつくなりそうなので、寝るときは温かくして寝ることを心がける必要がありそうです。

 さて、藤井5冠が席巻するプロ将棋で、初めての快挙が成し遂げられたとのニュースがありました。岩手県出身の29歳の男性が、棋士養成機関「奨励会」に入らずにプロ編入試験に挑戦、プロ相手の5番勝負の第4局で3勝1敗の成績を上げ、見事プロ棋士になることができました。これまで、「奨励会」に入りながら3段の壁を破れず、年齢制限で一旦は退会した人が改めて編入試験を受け、プロになった人はいましたが、そもそも「奨励会」で切磋琢磨すること無くいきなりプロに慣れたというヒトは、史上初めてなのだそうです。また、岩手県出身のプロ棋士も、史上初めてなのだとか。もちろん当人は将棋が強く、大学在学中にアマ名人になるなど立派な成績も残しています。とは言え、それだけの棋才を持つヒトが、プロの師匠もなく、養成機関での培養もなくプロにまで成るというのは、単に強いアマチュアだったという以上の何かがあったのでしょう。また、最近の将棋解析ソフトの影響もあったのかもしれません。いずれにしても夢が叶ったことは素晴らしいことで、惜しみない称賛を送りたいと思います。
 ところでこのニュース、「奨励会経験なしのプロ棋士誕生は初めて」というタイトルはさすがに言い過ぎなような気がします。奨励会の歴史は日本将棋連盟のHPによると1928年からだそうですが、同じく日本将棋連盟のHPでは実力制名人初代である木村14世名人が四段に昇段したのは1920年だそうで、明らかに奨励会出身ではないように思うのですが。

 

コメント
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