奈良市の今朝の最低気温は0.9℃、昼の最高気温は10.1℃、五條市の今朝の最低気温は−1.5℃、昼の最高気温は9.3℃でした。今日はよく晴れた好天気の1日でした。空気は冷たく、日陰ではコートにマフラー必須という感じでしたが、日向はそれなりにポカポカと暖かく、そのギャップが地味に堪えるような感じでした。明日もそんな感じの天気だとありがたいのですが、残念ながら天気予報は気象庁は曇、日本気象協会は曇り時々晴、と今日よりは悪化する模様です。折角の休みですが、なかなか好天気に恵まれないのが困ったものです。
さて、昨日、静岡県浜松市の海岸の砂浜に直径1.5mの鉄球が漂着していることが発見され、正体不明で万万が一爆発する可能性もありうるため、一時発見現場から半径200mの立ち入りを規制し、警察や自衛隊が調査に乗り出しました。その結果、内部は空洞で爆発物ではないことが確認でき、規制は解除された模様ですが、正体は以前謎のままでした。それが一夜明けてどうやら海外製の調査用センサーなどを設置するための浮き(ブイ)であることが判明したそうです。随分お騒がせな落とし物ですが、明日にもトラックで現場から運び出し、一般的な漂着物として、所有者の手がかりなどがない場合は処分されるとのことでした。このニュースの写真を見た時、一瞬、月か? と思いました。もちろん本物ではなくて月を模した模型の類かと思ったのですが、錆びたためか、やや赤っぽい明るい肌色や、一部塗装痕なのか、所々に暗く見えるところが月のウサギなどの姿に見えるような気がしました。もちろんじっくり観たらその模様は月とは大分異なっていると気づくのですが、パット見、一度そう見えてしまうとなかなかその刷り込みを解除できず、しばらく月? と思い込んでおりました。それにしても、さすがに「うつほ舟」とかではなかったようですね。まあ直径1.5mではちと中は手狭過ぎて、小さき神と伝えられる少彦名命ならともかく、ヒトには窮屈過ぎるとは思いますが、近づいたらパカっと2つに割れて中から言葉の通じない美女が現れたりしたら実に面白かったのにと思わずにはいられませんでした。
とは言え、古くから、海の沖合からは様々なものが漂着してきましたが、今でもこうして不思議な想いにとらわれるものが流れてくるのは面白いことだと思います。その正体がたとえ一般的なものだと判明したとしても、それが判るまでは謎なファンタジー球体として眺めていられるでしょう。それが昔のことなら余計摩訶不可思議なこととして伝えられてきたに違いありません。滅多にないことだからこそありがたいことだと思います。