かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

LGBT差別がいつの間にか非LGBT差別に転嫁しかねない勢いで拙速な法律化が進められているような気がしてなりません。

2023-02-20 20:12:46 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は5.7℃、昼の最高気温は9.8℃、五條市の今朝の最低気温は2.6℃、昼の最高気温は11.1℃でした。昨日のやたら生暖かい気色の悪い空気は一晩で失せ、とりあえずは少々高めな気温の朝とこれまでとさほど変わらない、日差しは暖かいけれど空気は冷たい2月の天気に戻りました。明日明後日は更に冬らしくなってきそうで、JR西日本など羹に懲りたのか早くも管内の列車の運転休止の可能性に言及していたりしますが、別に爆弾低気圧が通り抜けていくような気圧配置でもないですし、多分雪が降るような空模様にはならないでしょう。本格的な春が来るまでにまだまだ雪の日があるかも? と思ったりもしておりますが、2月も気がつけばもう20日まできていますし、あっても多分1回位なんじゃないかと勝手に予想しています。

 さて、国会で、「LGBT理解増進法」なる法律を成立させるべく、審議が行われておりますが、それについて、ネット界隈でも議論が沸騰しているようです。法案では、1)本人が自認する性別の尊重  2)性別を理由とした差別の禁止が歌われているそうですが、この2つが成立すると、例えば男性が、「自分は女性である」と主張すれば、その「自認」に従い、女性として扱わねばならないし、それができなければ差別行為とみなされます。何らかの客観的な証明なりは不要で、本人が「自認」していればよいのだとすれば、都合よく場合によっては「女性」と主張したり「男性」と主張することすら可能なはずだと思いますし、更衣室や風呂、トイレなど、女性専用のスペースへの出入りを妨げることはできないでしょう。もちろんこれは男性に限らず、女性においても成り立ちうる話で、素人がちょっと考えただけでも様々な混乱場面が想像できるのに、これでは差別云々を別にして大変な社会的混乱を招きかねません。国会審議でそれらの危険性というか非LGBT者への配慮不足や逆差別的な部分が疎かにされていそうな恐ろしさもありますが、なにより、審議しているヒト達自体、LGBTなるものへの理解がどれほど進んでいるのかすら怪しい気がします。私自身もどれだけ理解しているかと問われたら自信はありませんし、国民のほとんどはあまり理解されていないんじゃないでしょうか。そんな中で拙速に法律を作るというのはあまりに安易すぎやしないかと思いますし、何よりもまずは彼ら彼女らの複雑な状況の理解に務めるような取り組みこそが必要なのでしょう。先のAV新法でもそうですが、関係者に対する十分な調査等もなく、勝手な思い込みや想像だけで法律化して返って救おうとしていた人達を苦しめる結果になっていることからしても、あまりに理解が乏しいまま法律など作ってはならないと思います。

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