奈良市の今朝の最低気温は−2.6℃、昼の最高気温は11.4℃、五條市の今朝の最低気温はー5.6℃、昼の最高気温は12.4℃でした。今日は朝から快晴の青空が広がりました。風もなくきつい放射冷却となって朝の冷え込みは真冬厳寒並になりましたが、昼間は明らかに暖かく、防寒着を脱いで調整しないとポカポカ陽気に暑くて耐えられなくなりそうなくらいでした。明日は天気が早くも崩れてきて、気温は高めですが日差しは期待できそうにありません。ちょっと面白いのは、気象庁が明日の奈良県は曇と予報しているのに対して、日本気象協会は曇一時雨と予報を出している点です。降水確率は、気象庁が午前0時から6時間毎に10,10,30,40、気象協会が0,20,30,40とあまり変わらないのに、傘マークの有り無しで印象がガラッと違ってきます。果たして雨は落ちてくるかどうか。明日の空模様に注目ですね。
さて、JAXAが打ち上げを予定していた新しい大型機H3ロケットが、メインエンジンである新型のLE−9には正常に火が入って衝撃波を伴った爆音を轟かせたのに対し、両脇に付いている固体燃料の補助ロケットSRB−3に点火せず、LE−9を緊急停止して打ち上げが中止されました。JAXAによると、1段エンジン周辺の機器が何らかの異常を検知、固体ロケットブースターの着火信号を送らなかった、とのことで、メインエンジンに何らかの問題が生じ、安全のため発射中止に至ったということのようです。まあ新しいエンジンですし万全を期していても何かあるかもしれないというギリギリで勝負している世界のこと、一度や二度の中止でとやかくいうようなことではないと思いますし、不具合があるまま飛ばしてしまって空中で突然爆発、そのまま機体がばらばらになって原因も不明、なんてことにならずにちゃんと離陸前に止められたのですから、実験としては十分な成功と言って良いんじゃないでしょうか? これで不具合をきっちり詰めて更に万全を期すことができるのですし、機体が完全に残っていて、不具合を終始次第すぐにでも次の打ち上げが可能になるのですから、失敗して機体が失われることに比べたら遥かに良い状況です。しかし、世のマスコミはそのような当たり前のことも理解できないようで、いい年をした共同通信の記者サンが執拗に失敗だと言い募っているのは実に滑稽でした。こんなマスコミが世にはばかるようでは、我が国の科学産業の行く末が思いやられます。まともに情報発信できないマスコミなど百害あって一利なしです。何もせず黙っていたほうがよほど世の中のためになると思いました。