かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

半世紀経てばそれはもはや歴史の1ページでしかないでしょうに、まだ「生き残り」がいたというのには驚きました。

2023-02-16 20:08:43 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は1℃、昼の最高気温は4.7℃、五條市の今朝の最低気温はー0.2℃、昼の最高気温は4.9℃でした。今日は雪こそありませんでしたが、一日中曇りで日差しがなく、寒々しい日になりました。空気は底冷えするような冷たさですし、どんよりと鉛色に曇る空を観ていると、それだけで寒さが倍くらいに強くなる感じがします。明日は天候がもう少し回復して日中の気温も二桁に乗ってきそうです。少し寒さが緩むのはありがたいですが、花粉も増えてしまうのはこの時期しょうがないことです。

 さて、昨夜、千葉地裁が成田空港敷地内の農地にある空港反対派の櫓や看板の強制撤去に踏み切り、千葉県警の機動隊らが、成田空港の廃港を叫ぶ「三里塚・芝山連合空港反対同盟北原派」ら反対派数十人の攻撃を抑え込んで、今日午前2時ころに解体を開始、反対派3人を公務執行妨害で逮捕しつつ、撤去工事は午前中に無事完了しました。
 今回強制収容したのは空港北側のB滑走路近くにある薬4600平方メートルの土地で、2003年に成田国際空港会社が所有権を取得しましたが、反対派の男性が農地として野菜づくりをするなどして頑強に抵抗していました。このため、長らくB滑走路の誘導路は不自然に「へ」の字型に曲がっていました。それが今回、空港側が土地明け渡しを求めた訴訟で強制執行を認める判決があり、ようやく撤去の運びとなったようです。
 成田空港闘争が始まったのが1966年空港建設が決まったときからのことで足掛け50年以上になります。1978年には反対派が管制塔を占拠するなどして開港を2ヶ月遅らせる成果を上げますが、その後飛行機が飛び出すと次第に反対派は孤立し左翼おなじみの内ゲバからの分裂・先鋭化が進行、今に至るという感じのようです。
 正直なところ、「まだいたの?」と思ったくらい今更感のある方たちのようにも思えたのですが、それでもまだ機動隊員に殴りかかっていく人が数十人もいるというのにはちょっとびっくりしました。もはや風前の灯の社民やこのところ評判悪化の共産党よりよほど元気でやる気に満ち溢れているではありませんか。もはやだれも覚えていない空港闘争など早々に店じまいして、是非社民、共産に代わって政治の世界に打って出てくるべきだと思いました。

コメント
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