かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

松本零士が宇宙の海に旅立つ日がやってくるとは。あまりに唐突で驚きましたが、享年85歳ともなれば、見事な大往生だったのでしょう。

2023-02-21 20:00:54 | Weblog

 奈良市の今朝の最低気温は−0.4℃、昼の最高気温は7.1℃、五條市の今朝の最低気温は−0.3℃、昼の最高気温は6℃でした。今日は少しは天気が回復するかと思ったのですが、たまに日差しがあるくらいで基本曇り空、更に時々吹雪くように乾いた粉雪が降ってきて、電線を鳴らせるような強風に舞い飛んでいたりと、真冬らしい荒れた天気になりました。2月もあと1週間なのですが、まだまだ冬将軍の粘りは続くようですね。週間予報としては、一旦寒くなってまた2月末となる来週にはまた暖かくなり、その後また一回寒くなって、暖かくなる、というのを周期的に繰り返すみたいです。安定して暖かさを覚えるようになるのは、やっぱりお彼岸まで待たねばならないのでしょうか。それとも冬が早めに厳しくなった分春も早く来るのか、3月中旬以降の天気が気になるところです。

 さて、漫画家松本零士氏が逝去されたとのこと、昨日寝る前に観たネットニュースで知りました。亡くなったのは2月13日とのことですから、一週間前になります。死因は急性心不全、享年85歳とのことでした。
 松本零士の漫画を読んだのは、子供の頃、恐らく床屋かお好み焼き屋に積んであった漫画雑誌で観たのが最初だったと思います。宇宙戦艦ヤマトは観ていましたが松本零士原作という意識は無かったですし、銀河鉄道999の連載はまだもう少し後でしたので、多分その時観たのは戦場まんがシリーズのどれか、もしくは男おいどんをたまたま観たのでしょう。それが全部同じ作者の漫画とは子供の頃の私は全く気が付かなかったでしょうけれど。さすがにセクサロイドは年代的には観ていても不思議ではないですが青年誌連載の漫画ですし、幼少時に青年誌は手にとることはなかったはずなので、観たとしても随分あとになってからでしょう。今となってはほとんど記憶にない出会いでしたが、その後の人生を決定づける出会いであったのには違いないと思います。衝撃降下90度とか、初めて読んだときはもう夢中になっていましたし。
 ウルトラマン、仮面ライダー、宇宙戦艦ヤマトは三つ子の魂百までを体現したかのようにその後の私の精神的骨格を形作ったことを思えば、円谷英二、石ノ森章太郎に並ぶ、人生史上最重要の作家だったことは間違いありません。まあヤマトは西崎義展氏が原作者ということになるようですが、メカやキャラクターデザインが松本零士ならこれはもう松本零士作品で良いんじゃないかと私個人は思っています。
 なにはともあれ、このような巨大な才能を発揮するヒトと世代が重なった幸運を噛み締めつつ、その後生を弔い、改めて心よりご冥福をお祈りするといたしましょう。合掌。

コメント
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