奈良市の今朝の最低気温は3.1℃、昼の最高気温は12.7℃、五條市の今朝の最低気温は1.6℃、昼の最高気温は11.6℃でした。今日は曇りの天気予報でしたが、午前10時ころにしっとりと道路が濡れるくらいに雨が降りました。雨自体は長続きせず、昼前には止んで、その後しばらくして日が差してきましたが、洗濯物は全てきれいに乾く事無く、一部は残念ながら取り入れできずに明日また干し直すことになりました。もっとも、明日は気象庁からは奈良県北部で降水確率60%の曇り時々雨の予報、一方日本気象協会は奈良市で降水確率20%で曇の予報、一方橿原市は降水確率40%とやや高めになっています。明日は折りたたみ傘が必須の空模様となりそうですね。
さて、落語家の笑福亭笑瓶氏が、昨日逝去されました。享年66歳、死因は急性大動脈解離とのことでした。
正直なところ、笑福亭笑瓶という芸能人については、なんとなく顔を観たなというくらいの記憶はありますが、何をしている人かよく知りませんし、あまりこれといった思い入れもありません。ただ、まだ66歳と若いこと、そしてその死因となった急性大動脈解離という恐ろしい病気をまた目にすることになったのが大変気になりました。一昨年に漫画「ベルセルク」の作者三浦建太郎氏が54歳の若さで亡くなったのも急性大動脈解離でしたが、私の知人だったとある会社社長もこの病気で突然死されました。恐ろしいのは突然前触れ無く起こること、起きたときはとてつもない激痛が生じること、一刻も早く適切な医者にかからないと助かりませんし、医者にかかったからと言って助かるとも限らない致死性の高い病気であること、症状にもよりますが、ひどいときはあっという間に死に至ること、などなど、高血圧や動脈硬化等身に覚えのある人間にとっては、クモ膜下出血などの頭蓋内出血と並ぶ恐ろしい病気です。笑瓶氏の場合は、21日に倒れて医者に運ばれ、22日にお亡くなりになったとのことですが、以前にもゴルフ場で急性大動脈解離を発症して倒れ、ヘリで搬送されて九死に一生を得たことがあったそうですから、日頃から注意するなど、そのときの経験が即死を免れるきっかけになったのかもしれません。それでも2度めの生還はならないのですから、恐ろしい限りです。予防方法としては、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレスの緩和、禁煙等とされますが、笑瓶氏も前回倒れた後は禁煙して健康オタクと言われるほど気をつけておられたそうですから、やらないよりはやったほうがいいに決まってるのでしょうが、確実な方法とはなりえないのでしょう。
ヒトはいずれあの世に行かねばならないのは確かですが、逝き方についてはなるべくならある程度事前に予測がついて、かつ楽で穏やかな方法を選びたいものです。少なくとも予兆もなくあっという間、というのは、色々片付けないといけないものを処理する時間もとれませんし、絶対に避けたいと思いますが、まずは笑瓶氏のご冥福をお祈りしたいと思います。合掌。