今朝の奈良市の最低気温は23.4℃、昼の最高気温は34.7℃、五條市の今朝の最低気温は20.3℃、昼の最高気温は34.2℃でした。今日も暑かったですが、盛大に夕立がありました。数キロ離れた隣町に。なんとかその雨雲がこちらに流れてこないものかと祈っておりましたが残念ながらそのような幸運には恵まれず、雷の音とそれっぽい突風がありながらほんのパラパラ降っただけですぐに止んでしまいました。お陰で期待したほど涼しくならず、蒸し暑い夜を迎えています。しかしこの暑さ、来週も続くようで、今日、来週も体温超えの猛烈な暑さ続くと気象庁が高温に関する全般気象情報を発表しました。別に気象庁が悪いわけではないのですが、あの臙脂色に塗られた35℃超の数字が並ぶ表は、恨めしいというより無いものがあります。梅雨前線も再び北上すること無く南海上で消えてしまうようですし、降りてきていた寒気が解消されれば、いよいよ勢力を強めた太平洋高気圧に覆われてしまうのでしょう。情け容赦ない苛烈な暑熱をいかに過ごして乗り越えるか、試される夏がいよいよ始まるようです。
さて、岸田総理が、令和臨調なる集まりで、構造的賃上げを実現する、と宣言なさったそうな。そもそも令和臨調って何? と思ってぐぐってみたら令和国民会議と出てきました。って、臨調どっから出てきた? とポカンとしているのですが、かつての中曽根内閣時代の土光臨調は臨時行政調査会という名前でしたから略称臨調でいいんですが、国民会議で臨調とはこれいかに? 看板からこの調子ではどうも期待薄というか信用して良いのかわからん感じなのですが、それはともかくとして、「構造的賃上げ」とはなんぞや? というのもまた大いなる疑問になります。正確には、「人への投資が次の成長につながる。構造的な賃上げを実現する」と述べられたそうなので、何らかの形で「ヒトへの投資」を考えておられるのでしょうが、そのヒトが日本人なのかどうか甚だ疑問に感じられるのもまた政権発足以来の総理の姿勢でもあります。本当に国民のために政策を展開されるのかどうか、もはや言葉でどうこうできる段階ではないですし、実際の行動ときちんとした結果を示さないと単に胡散臭さだけが一段と強調されるだけで、いずれ回復すると豪語された支持率も夢物語に終わりかねないでしょう。それにしても、偉くなりたかっただけなら、もう総理やってサミットもできたのだから十分満足されたのでは無いかと思うのですが、まだ頑張るつもりでおられるというのはここにきて更に欲が出てきたりしたのでしょうか? 過ぎたるは猶及ばざるが如し、望みが達成できたことに満足せずに欲をかくとろくなことがないものですが果たして岸田総理の行く末やいかに? と他人事みたいに傍から観ていられたら楽でいいのですが。