今日は日が照らず、寒気を覚える一日でした。植物栽培に携わる人に聞いてみますと、今年は全体に花が遅いそうです。原因は気温が低いせいで、開花が止まってしまっているのだとか。暑かったり寒かったり寒暖が激しいので何がなにやら判りませんでしたけど、植物はしっかりそのあたり敏感に感じているようですね。
さて、文化庁のずさんさばかりが指弾される「高松塚古墳壁画」の損傷問題ですが、今日も夕刊一面にでかでかと文化庁を批判するような記事が出ていました。実際に壁画の管理をしていたのが東京文化財研究所という組織なのですが、カビ除去作業中に起きた剥落事故について、文化庁が「カビ除去作業が拙速で不注意につながったのが事故の原因」と研究所の過失を強調する報告書を作成した事を端緒とした両者の対立が、数々の損傷事故の背景として浮かび上がってきた、というのです。しかし、東京文化財研究所って、今でこそ独立行政法人ですけど、そもそもは文化庁所属の研究機関ではないですか。いわば身内のいがみ合いで、そんなモノが原因で千古不朽の宝物が取り返しのつかない傷を負ったと言うのは本当に情けない限りです。まあ現場と中央の対立は文化庁に限ったことではなく、色んなところでよく見る風景ですが、結局本当に大事なことが何なのかが見えず、自分達の都合や利益しか考えない役人根性が根本にあったのが、この悲劇を生み出したのでしょう。どちらにしてももう壁画は元通りにはならないわけで、この上は二度とこのような事態を招かないようにする体制の構築こそが望まれるのですが、果たして調査委員会にそれを期待してよいのでしょうか?
さて、文化庁のずさんさばかりが指弾される「高松塚古墳壁画」の損傷問題ですが、今日も夕刊一面にでかでかと文化庁を批判するような記事が出ていました。実際に壁画の管理をしていたのが東京文化財研究所という組織なのですが、カビ除去作業中に起きた剥落事故について、文化庁が「カビ除去作業が拙速で不注意につながったのが事故の原因」と研究所の過失を強調する報告書を作成した事を端緒とした両者の対立が、数々の損傷事故の背景として浮かび上がってきた、というのです。しかし、東京文化財研究所って、今でこそ独立行政法人ですけど、そもそもは文化庁所属の研究機関ではないですか。いわば身内のいがみ合いで、そんなモノが原因で千古不朽の宝物が取り返しのつかない傷を負ったと言うのは本当に情けない限りです。まあ現場と中央の対立は文化庁に限ったことではなく、色んなところでよく見る風景ですが、結局本当に大事なことが何なのかが見えず、自分達の都合や利益しか考えない役人根性が根本にあったのが、この悲劇を生み出したのでしょう。どちらにしてももう壁画は元通りにはならないわけで、この上は二度とこのような事態を招かないようにする体制の構築こそが望まれるのですが、果たして調査委員会にそれを期待してよいのでしょうか?