かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

なわばり争いしたいなら国宝でやらずに他でやれ、といいたいです。

2006-05-16 22:42:16 | Weblog
 今日は日が照らず、寒気を覚える一日でした。植物栽培に携わる人に聞いてみますと、今年は全体に花が遅いそうです。原因は気温が低いせいで、開花が止まってしまっているのだとか。暑かったり寒かったり寒暖が激しいので何がなにやら判りませんでしたけど、植物はしっかりそのあたり敏感に感じているようですね。

 さて、文化庁のずさんさばかりが指弾される「高松塚古墳壁画」の損傷問題ですが、今日も夕刊一面にでかでかと文化庁を批判するような記事が出ていました。実際に壁画の管理をしていたのが東京文化財研究所という組織なのですが、カビ除去作業中に起きた剥落事故について、文化庁が「カビ除去作業が拙速で不注意につながったのが事故の原因」と研究所の過失を強調する報告書を作成した事を端緒とした両者の対立が、数々の損傷事故の背景として浮かび上がってきた、というのです。しかし、東京文化財研究所って、今でこそ独立行政法人ですけど、そもそもは文化庁所属の研究機関ではないですか。いわば身内のいがみ合いで、そんなモノが原因で千古不朽の宝物が取り返しのつかない傷を負ったと言うのは本当に情けない限りです。まあ現場と中央の対立は文化庁に限ったことではなく、色んなところでよく見る風景ですが、結局本当に大事なことが何なのかが見えず、自分達の都合や利益しか考えない役人根性が根本にあったのが、この悲劇を生み出したのでしょう。どちらにしてももう壁画は元通りにはならないわけで、この上は二度とこのような事態を招かないようにする体制の構築こそが望まれるのですが、果たして調査委員会にそれを期待してよいのでしょうか?

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内容は荒唐無稽なのに、完全に現実と認識してしまう夢でした。

2006-05-15 22:06:28 | 夢、易占
 昨日の草刈りが祟って、今日は腰が痛いし腕は筋肉痛だし、動くのがおっくうになる一日でした。その上、妙にリアルな夢を見たせいか、起きてからも、しばらく今自分は夢の中にいるのか、それとも現実世界にいるのかふと判らなくなる始末。まさに「現世(うつしよ)は夢、夜の夢こそ真」な状態だったのです。でも、その夢がどれほどリアルかというと、一見リアリティあふれるようで実はとんでもなく非現実的な夢で、そのこと自体を夢見る私はちっとも怪しんでいないばかりか、それを現実のこととして受け入れ、必死に動き回っているのです。
 それはこんな夢でした。
 私はあるマンションの一室にいます。私はその部屋とは別の部屋の住人です。そこは同僚の若い女性が別の女性と2人で住んでいるところで、今、その別の女性は外出中で、部屋には私と同僚の女性しかいません。ところで同僚といいつつ、その女性は私の記憶にない、空想としか思えない美女です。何故自分がそこにいるのかは判りません。何かの手伝いに来ているのか、とにかく女性も私がいることに違和感を覚えていませんし、私自身も別にそれをヘンだとは思っていません。どうやら一仕事終えたと見えて、彼女はダイニングにお茶を入れに行き、私はリビングのはずなのに何故か事務所の一室のような、ブラインドの降りた大きな窓の前でたたずみ、外の、薄曇りの中に浮かぶおぼろ月を眺めています。やがて、私は時計が午前2時になっていることに気づき、そろそろおいとましようというところで、部屋の荷物が一つ気になりました。それは私の荷物も入っているモノで、プライベートな、他人、それも女性には見せたくないモノが入っているのです。私は彼女がいないのを幸い、大急ぎで荷物の中から自分の鞄にそのブツを移動させ、かろうじて彼女が戻ってくる前に鞄をしめると、まだ終電が動いているから、とマンションを後にしました。自分も住むマンションのはずなのに、この時点で私はどこか離れたところにあるホテルに宿を取っていることになっているのです。街は東京で、私は定宿目指して移動しました。とある私鉄の駅で二駅くらい乗ればホテルにたどり着けるはずです。私はまだホテルに連絡していなかったことを思い出し、まだチェックインさせてもらえるか不安になりつつ、携帯で電話しようとした矢先に電車がホームに入ってきました。ところが電車は、私のめのまえでホームから1両分くらいオーバーランしてドアを開けました。私は咄嗟にそのオーバーランしたドアから飛び上がるように電車に乗り込みました。しかし、そ電車が目的の駅まで行く便かどうか、確かめもせず乗ったのです。車内の案内図を見ても、どうも見覚えのない駅ばかり。私は一駅で電車を降り、折り返しの電車に乗って元に帰ろうとしました。ここで私は、自分が一体どの路線の電車に乗り、どこで降りたらいいのかすっかり失念していることに気がつきました。私は必死でそれを思い出そうとしつつ、もう遅いのに大丈夫だろうか、と不安を募らせていました。

……つくづくヘンな夢ですね。どこかでこのおかしな点に気づくことができたなら、うまく明晰夢に持ち込むこともできたのでしょうが、今回は起きてからも影響を受けるほど、完全に夢に呑まれてしまいました。そのためか一日ヘンな気分でしたよ。
今日はいい夢が見られますでしょうか?

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気象庁を恨むのは筋違いながら、今日は雨だと言ってたじゃないかぁ。

2006-05-14 22:03:12 | Weblog
 ここのところサイト更新も長編小説の切り売りで少々手抜きがちなのですが、実はこの間から少々時間のかかることをぼつぼつと手がけております。作業全体からすれば、半分くらいは超えましたでしょうか? 夏コミの原稿おいといて何をしているのか、と自分に突っ込みつつも、もう少し、と思うとなかなかそれを止めてやるべき事に手を付けようという気合いが入りません。ホント、とっとと片づけませんとね。

 さて今日は朝から自治会の大掃除でした。先週の半ばからこっち、今日は雨、という週間予報でしたので、これは延期になるだろう、と内心期待しておりました。それは一昨日まで続き、昨夜の予報で見事に破れました。あれほど昨日まで「日曜日は雨」と予報していた内容が、突然くもり。降水確率10%に変わっているのですから、これは詐欺だ!と思ったとしてもそれほどおかしいことではないと思います。まあ、自治体の掃除をさぼりたいというのはあまり胸張っていえることではありませんが(笑)。
 ただ、いいわけが許されるのだとしたら、どう考えても草刈り機を担当せざるを得ないのですよ。草刈り機というのは、50ccもない小さなエンジンで鋼鉄製の円盤状カッターを高速回転させて草をなぎ払う機械ですが、スゴイ振動があるし重いし、草を刈るにはしっかりそれを保持して、しかも石などを刎ねないように地面からはわずかに浮かせておかねばならないとか、とにかく力がいって腰に負担のかかる代物なのです。しかも昨夜来の雨で充分水を吸った草はとにかく重たい。ですので、前日まで雨が降っていたタイミングで草刈りというのは正直絶対避けたかったのです。

 実際のところ、駐車場や住宅周辺の草の始末など、適当な除草剤をふれば一発で片が付くのですが、農薬というと何かとんでもない毒物のように勘違いなさっておられる住民達相手に、「除草剤まいて楽に掃除しましょうよ」などと提案もできません。道路には平気で融雪剤をまきちらすのに、除草剤を毛嫌いするというのは理解に苦しみます。どちらがより水や土を汚染するのか、考えてもらいたいものですが、本当に「農薬=悪」という図式を定着させた連中には一言言ってやりたいです。でも、かんじんの農水省自体が訳のわかんない「有機農業認定制度」とかなんとかいい加減なものをつくって自ら農薬がイケナイ事のように宣伝しているのですから、世話がありません。

 などと愚痴りつつも、すっかり雨が上がって日が差してくる中、額に汗しつつしっかり半日草刈り機を振り回しました。いまはこわばった腰と身の入った腕に鎮痛剤を塗り込んで目に染みそうな湿布のにおいを全身にまとわりつかせつつ日記を書いております。まあ年中行事ですし、すがすがしく美しくなったのは事実ですので、仕方ありませんね。

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何も無理して観葉植物を口にしなくてもよろしいでしょうに。

2006-05-13 23:57:10 | Weblog
 少し寒気がして気分がよろしくないのは、季節の変わり目で例によって風邪でも引いたんでしょうか? あるいはそろそろイネ科雑草の花粉でも飛び始めているのか。しばらくマスクなしで過ごせましたけど、またしばらくはマスクなしでは大変という状態になるのかも知れません。

 私は色々なお茶の中でもジャスミン茶が好きで、よく買ってきては飲んでいるのですが、毒ジャスミンにご注意というニュースにちょっと目がいきました。何でもジャスミンとよく似たにおいのする観葉植物があって、名前もカロライナジャスミンというんだそうですが、それをジャスミンと間違えてハーブティーのつもりで飲んだ人が中毒して入院したんだとか。昔から、山菜やキノコと間違えて毒のある奴を食べてしまう、等という事例はありましたけど、自分で育てた観葉植物を口にして中毒した、というのはあんまり聞いたことがありません。観葉植物はあくまで鑑賞するためのもので、食べるものではありませんし、ちょっといいにおいがするからと手を出すのは、少々無謀だったということになるのでしょう。もっとも、こういう勇気ある人達が昔からいるからこそ、いまたくさんの食べられるものがあるわけで、少しばかり先人の苦労を味わえたという点は、いい経験だったと言ってあげても良いような気もいたします。
 それにしても、これからは観葉植物にも「食べないで下さい」と注意書きを入れる必要があるんでしょうか? ちゃんと食べたり飲んだりできるモノが揃っているんですから、そこまで冒険することもなかったと思うのですけどね。

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叩けばいくらでもほこりが出てくるのは、やっぱり構造的に古くなっているからでしょうか?

2006-05-12 23:56:17 | Weblog
 ゴールデンウィークあけの一週間は、ほんとにあっと言う間に過ぎてしまいました。毎日忙しいながらも充実した時を過ごすと、こんなモノなのかも知れません。その昔アインシュタインが相対性理論についてよく判らないといった子供に、楽しい時間は速く過ぎ、イヤな時はゆっくりというのと同じことだと説明したそうですが、確かにゴールデンウィークの一週間とは時の流れが違う感じがいたしました。

 さて、文化庁がまた高松塚古墳でやった過去の所業でつるし上げを食らっていますが、本当にこの件に関しては地元の人間としてこの役所が許せない、という気分にさせられます。とはいえ、今この役所の担当窓口にいる人に当たり散らすのもヘンな気が致します。なんと言っても彼(彼女?)はいま暴き立てられている数々の失敗とその隠蔽工作には直接関与していない可能性が高いのですから。数年で人事異動する彼ら官僚達からすれば、ロシアンルーレットに当たってしまったみたいなモノで、自分がしたわけでもないミスの尻ぬぐいをさせられている訳ですから、考えてみればかわいそうなモノです。でも、では当時の関係者を吊し上げればいいかというとそれもちょっと違う気が致します。確かに当時の責任ある立場の人間の判断ミスは痛恨の恨み募る所業ではありましたけど、公務というのは個人の責任に置いてなすことではないというのが前提になっています。あくまで役所という組織の意志と責任に置いて行動するのが建前で、たとえば戦争に赴く軍人さんのように、時には人倫にもとるようなこともあえてしなければならない事もある訳ですから、そのことに個人責任を持ち込んでは、組織はやっていけません。でも一方であまりといえばあまりというようなものには個人責任が追及されるのはしかるべきことで、無抵抗な民間人を虐殺したとか、虐殺するよう部下に強要したとかいうような場合は、たとえ過去のことといっても、当然個人の責任を裁かれることになるでしょう。この文化庁の数々の悪行三昧が果たしてそのレベルの、個人責任を追及しなくちゃいけない話なのかどうかは、別途考えてみる必要があるように感じます。まあ尻ぬぐいというのは個人的に見るとかわいそうではありますし、そんな事をさせられるから、歴代の担当者が事なかれ主義で自分の担当期間だけ逃れられたらいい、みたいに自体を先送りするモノだからこういう事になってしまったという面もあるのでしょうし、何とかそのあたりの交通整理をして、当事者としての責任の重みを意識させつつ、それでもって仕事に対して萎縮したりしないようにする組織のあり方を、この際考えて頂きたいモノです。

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「夢使い」第5話は、またバッドエンドですか……

2006-05-11 22:18:32 | アニメ特撮
 今日は朝から大雨。でも春の雨は案外気持ちの良いモノで、カッパ着て走っておりますと何となく自然と一体化できたかのような錯覚が時折いたします。田圃には苗代の小トンネルがちらほら目につくようになってきましたし、そうこう言っている間に田植えの季節になるんでしょうね。

 「夢使い」第5話。感想の前に言っても詮無い事ながら、どうして野球中継を延長したりするんでしょうね。私が子供の頃は延長放送なんてありませんでしたよ。当時試合終了まで放送してくれ、という要望が結構あったらしいとは聞いたことがありますが、当時からすれば、今はプロ野球の視聴率も大幅に目減りして、他の番組を犠牲にしてまで放送する価値もないでしょう。第一、延長したといっても結局試合終了まで放送できているわけでなし、中途半端な延長ならしないほうがマシだと私は思うのです。
 
……と、こんな事を書いてさては録画失敗したのか? と疑われそうですが、野球放送があることは前もって知っていたので、そこは難なく録画できました。念のため余分に時間をとって録画したので、いらない映像もたくさん入ってしまったのが気にくわないだけです。そういえば、この間何かのスポーツの延長放送で見たかった番組の録画を失敗した腹いせに、人骨をテレビ局に送りつけたなんていう事件がありましたけど、最近は自分の欲望に忠実な人が増えてるみたいですから、そのうち似たような事件がもっとエスカレートして発生したりするかもしれませんね。

 と駄弁をふるうのはこれくらいにして、今日の放送はまずのっけからオープニング。テーマがない!  うーん、あの歌割と気に入っていたので、それがないというのはちょっと肩すかしです。あとは絵がまた不安定な感じ。見ていてはらはらさせられます。ですが、お話は良かったと思います。死んでいると思っていた人が実は……というどんでん返しは結構好きですし、嫁と姑のいざこざというよくあるお話が、姑の二律背反的な欲望で生じてしまう悪夢という、ちょっとひねって見せたところが、好ましく思いました。
 ただこのシリーズ通じて思うことですが、こんな誰しもがちょっとしたきっかけで抱くレベルの悩みや執着で、ぽんぽん現実世界を異界化してしまうような悪夢が生まれていては、今の世の中悪夢だらけになってしまうんじゃないでしょうか? 「夢使い」がわざわざ出てきて解決しなければならない悪夢にしては、陳腐すぎるような気がするのです。それと、必殺技の大安売りはもう気にするのを止めました。考えてみたら特撮モノや巨大ロボットアニメなどではワン・パターンな必殺技は当たり前ですし、これはそういう類のモノなのだろうと思えば気にもなりません、なんて嘘ですけど、まあしょうがないですね。
 もう一つ気になったのは、この作品、これまでのところ、バッドエンドが多すぎます。解決した、と信じて軽妙な「漫才」を始める夢使い達とラストシーンの終わらない悪夢。夢使い達の苦労が結局何の解決にもつながっていないというむなしさが印象づけられます。人の心の問題はそう簡単には解決できないということなのでしょうか? それが悪いというわけではなく、私は「ウルトラQ」の「開けてくれ」なんて大好きでしたけど、こう立て続けに寝覚めの悪い展開が続くといい加減食傷気味になります。個人的にはこの辺でもう少し明るいカタルシスの味わえるお話を希望したいのですが、残り話数のうちでどれだけそんなお話があるのでしょうね。

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たまには役に立った易の話を書き留めておきましょう。

2006-05-10 22:46:47 | 夢、易占
 今朝の一日を占う易占の結果は、「沢風大過 九三」。爻辞の言葉は「棟木撓めり(むなぎ たわめり)。凶なり」そのイメージは、家を支える棟木が重さに耐えかねてたわんでいるという様子。助けようにもあまりに剛強で手の出しようがなく、程なく家が倒れる危険があります。これを転じて、自信過度のあまり失敗する、と読み解くという凶運です。易にはもっと怖い凶の卦があるので、これくらいならとりあえず中凶くらいなものですが、これから仕事に行こうという段階で失敗が予言されているというのは気持ちのいいものではありません。幸い、失敗の原因として自信過度、が上がっているので、とりあえず一日慎重に過ごすことにして、出発致しました。
 慎重にというと思い浮かぶのがガソリンが足りるかどうか。三ヶ月ほど前に、まだあるはず、と根拠無く信じ込んでいて、途中でガス欠するという災難に見舞われた経験が思い浮かびましたので、まず貴重な朝の時間の一部を裂いて、朝からガソリンスタンドへよりました。結局一往復くらいは大丈夫だったのですが、それを手始めにとにかく慎重に参りました。
 ところがその通勤途上で、結局凶兆が現れました。
 道路の左端をオバサンの自転車が一台、ふらふら走っておりました。昨今の世情不安からPTAの方が朝通学路で安全監視をしておられるのですが、自転車の前かごにその時使う黄色い小旗の巻いたのが入っていましたから、おそらく監視を終えた保護者の一人でしょう。それ自体は特に何を感じるでもなく前方の一風景として見ていたのですが、そろそろ追い抜こうと言う時分になってその自転車が私の目の前で東郷ターンよろしく突然右折を敢行した時、私は総毛立ちました。完全にT字を描かれて私の進路は自転車の真横に突っ込む衝突コース! 咄嗟に思い切りブレーキかけて減速し、自転車の進行方向と逆側にハンドルを切ったほんの刹那のタイミングで、かろうじてかわすことができました。一応朝から警戒して速度を抑えめにしていたおかげでしたけど、本当にオバサンの自転車は恐ろしいです。
 ところでこの凶運は、私の自信とはあんまり関係ないですよね。むしろ、オバサンの安全確認をまるでしようとしない「自信過剰」ぶりに巻き込まれたという事でしょうか。自分のことならともかく、相手のことまで読み切るなんて、とても私にはできたモノではありません。易の卦を読み解くのは実に難しい事ではありますが、何とか最悪の事態を避けることができたという点では、役に立ったと評価できるかと思います。でも、私にもう少し霊感なりなんなりがあれば、この危険をもっと具体的に読みとれたんではないかと思うのです。例えば朝通勤途上で何かある、とかでも読むことができれば、大分助かります。私の力量では、この卦が得られても、一体何が待ち受けているのかまでは判らないので、朝「凶」と出たら一日中警戒してなくちゃなりません。これが結構大変で、しかもふっと気を抜いた瞬間に凶事が襲ってきたりもしますから、困ったモノです。今日のように朝のうちに当たればまだいいんですが、終日警戒しているうちにつつがなく一日終わったりすることもあって、そうなると警戒した甲斐があったのか、そもそも易がはずれたのかが判らない、というジレンマを抱えたりもいたします。
 私としては、何も超常能力に開眼して、未来予知ができるようになりたいわけではないのです。せめてもうちょっとだけ人生に有益な使い方ができるように、易の卦を読みたいだけなのですが、なかなかに難しい話であります。

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夏コミ原稿、とうとう書き始めました。

2006-05-09 22:37:57 | ドリームハンター麗夢
 今日も蒸し暑い一日でした。日本海側では30度を超えたそうですけど、本当に、もう少し春らしい気分を味あわせてもらえないのでしょうか? 明日からの、梅雨の予行演習みたいにぐずついた天気がずっと続くとの予報を聞くにつけても、せわしない感じがしてなりません。

 そういう気分にせかされたというわけでもないのですが、とうとう夏コミのための、私個人の新作の執筆にとりかかりました。
 前作の後書きに書いた予告では、夢御前様麗夢と平智盛とのラブラブな話を作るかも、ということでその方向の準備も進めてはいたのですが、今年になってからいまいちお話にまとめるのが難しいかな? と思いはじめ、結局もう一つ考えていた違うお話でいくことにしました。内容をおおざっぱに申し上げると、死夢羅がまだ人間として大学で教鞭を執っていた頃の弟子が今回の敵役になります。死夢羅の研究者としての才覚に心酔する熱烈な崇拝者だったその弟子は、死夢羅の夢魔覚醒後も慕い続け、自分もその後を追うべく、死夢羅の晩年の研究を模索する日々に没頭しています。当然敵役としてまともなはずはないわけで、自分の研究のためには他人の命などどうなろうと全く関知しない危ないマッドサイエンティストというわけです。そして今回のヒロイン役は、原作からまだ私がこれまでの同人小説で登場してもらったことのない娘2人と、ちょい役で一度だけ出てもらったことのある娘1人のトリオです。誰のことかはもうしばらく伏せておいて、次のブログのネタに取っておこうと思います(笑)。目標は400字詰め原稿用紙換算で、250から270枚程度。今週はぼちぼち書き始めて、夏コミ当落発表までに最低三分の一くらい、その後スパートして、6月10日頃までには脱稿できるよう頑張りたいと思います。夏コミ企画もありますし、なるだけとっとと片づけたいですね。とはいえ、まだほんの一〇〇〇字程度ですから、前途は遙かに遠いです。
それから、例によって挿絵や表紙をお願いできる方がいらっしゃいましたらうれしいです。まずは文章を作っておかないと頼むに頼めないのですけど、それでも手伝ってやろうとおっしゃって頂ける奇特な方、大歓迎です!(笑)

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そろそろテレビの言うことを鵜呑みにするのは卒業しないと、と思います。

2006-05-08 23:12:02 | Weblog
 今日は蒸し暑い一日でした。明日からしばらく雨が続くそうなのですが、まるで梅雨みたいですね。新緑の季節は連休だけで終わったんでしょうか?
 
 さて、白インゲン豆ダイエットをテレビで紹介したところ、それを試した視聴者から、試したら健康を害した、という抗議がテレビ局に殺到したんだそうです。どんな番組の作り方をしてどういう風に伝えたのかは知りませんけど、よくある一見科学的に見えそうな実験もどきショーを見せて、視聴者の誤解を誘ったのでしょうか? この手のサプリメントで問題なのは、効果が無い事ではなくて、人の許容量が良く判っていないため、どこまで大丈夫か判断できない、ということではないかと思います。ある種の食品アレルギーのように、大半の人にはなんの問題もないのに、ある一部の人だけ時に致命的な作用をもたらす事もあることを考えますと、効果ばかり喧伝して摂取を進めるというのは大変危ない行為だと言えます。テレビ局は、死者が出なかっただけでも運が良かった、と思ってもらっても良いのではないのでしょうか? 
 世に数多ある機能性成分と言うものについて、ある専門家は「毒物である」と断言される方もいます。毒にもならないようなものは効果も期待できないし、生体に何らかの特殊な作用をもたらすと言うことはまさしく毒に他ならない、という考え方です。例えば典型的なのは薬です。これらは副作用のマイナスより得られるプラスの効果のほうが大きければ薬として使用されますし、その場合でも厳密に量が定められており、過ぎれば毒物になります。また、生きていくためにどんなに必要なもの、たとえば酸素や水や塩でも、過ぎれば人を殺すことが出来ます。必需品でもそうなのですから、ダイエットなどで日頃食べ付けないものなどは、食べる法ももっと注意してしかるべきなのではないか、と私などは思います。
 
 そんな中、厚労省より、2004年に実施した国民健康・栄養調査結果からの推計で、内臓脂肪症候群・あるいはその予備軍に該当する人が、40歳以上の中高年層で、男性2人に1人、女性で5人に1人、計2000万人余に達するという報道がなされておりました。内臓脂肪症候群は、心筋梗塞や脳出血など命に関わる生活習慣病にかかるリスクが跳ね上がると言われていますから、働き盛りの中堅層や団塊の世代の人達の多くの人が、お腹の中に爆弾を抱えているようなわけです。本当は日頃の運動習慣や、脂肪の摂取を控えるなどの食生活の改善で乗り切るべきことだと思うのですが、なかなか苦しく厳しい道は誰しも選びたくないもので、そう言う不安が実に怪しげな健康食品を世にはびこらせ、健康被害に遭遇する機会が増えたりするのではないか、と危惧いたします。サプリメントなんかでも、なにが良くてなにが悪いのか、きっちり調べられた例はほとんどないということを、厚労省はもっと口を酸っぱくして国民に説く努力を今後一層していただきたいですね。

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たまにはバラエティでもゆっくり見てみたりして。

2006-05-07 22:34:25 | Weblog
 連休も今日で終わり。ようやく明日からは仕事です。これで自由になる時間が減るので残念無念、というのも無いことはないのですが、今の私には仕事によって拘束される時間がもたらすメリハリと秩序のある生活が必須なので、休みが終わって正直ちょっとほっとしています。ほんと、強制されないと自己管理できない、というのは情けないな、と思うんですけどね。なかなか克己心強く自分を律することができないのですよ。

 さて、そんな休みの最後は少しばかりだらだらとテレビを見て過ごしてしまいました。ニッポン人が好きな偉人ベスト100とかいう内容のバラエティですが、それなりに偉人達のエピソードも披露され、作りの軽薄さの割には楽しんでみていられました。最初からきっちり見ていたわけではないので判らないところもありますけど、まあ色んな人が上げらるなか、「何でこんな人が?」というのや「なんで出てないのこの人?」というのまで、色々考えさせられる内容でした。特に印象深かったのは一位が織田信長だったこと。何となく、今小泉純一郎が首相として高い支持を得ているのが判るような気がしました。だって織田信長といえば、徹底した実力競争主義と合理的思考で中世秩序を破壊した、当時の権力者達にとっては魔物としかいえない人物です。その人となりはまさに日本人離れしており、現在に至るまで似たような指導者は多分一人も出てないのではないでしょうか。どこまでそんな信長像が理解されているか判りませんけど、そういう旧態の破壊者で新しい世界を見せてくれる様な気がするカリスマ性は、少しばかり小泉首相にも通じるようなところがある気が致します。
 あと、私個人の趣味から言えば、源義経が出ていて平清盛や源頼朝が出ていないのが気になりました。悲劇のヒーローを楽しむのも結構ですが、日本人はもっと歴史的偉人というモノを知るべきではないかと思うのです。
 少々気になったのは民主党幹事長推薦のジョン・F・ケネディで、そのエピソードに、ニクソンとやり合った大逆転選挙や衝撃的な暗殺シーンしか取り上げていないことが腑に落ちませんでした。ケネディといえば、キューバ危機、ベトナム戦争、アポロ計画、ははずせない3点セットだと思うんですけど、一言も触れられませんでした。あと、正確には忘れましたけど、信念の末に死ぬのは政治家として本望だと思うから、ケネディを選んだ、と推薦人がおっしゃったことについて、そんな理由なら、浜口雄幸や犬養毅、あるいは西郷隆盛や板垣退助(この人は暗殺されたわけではありませんが)や他にもたくさんふさわしい人物が日本にもいるじゃないですか、それなのになぜアメリカの大統領を選ぶの? と思ってしまいました。まあ所詮バラエティだし単に個人的趣味の問題でもあるし、目くじらたてるような大したことではありません。日本の政治家がかつての日本の指導者達を上げなかったことが、ちょっとかちんときただけなのです。それだけで今から次の選挙で民主党には入れない、なんてバカなことは申しませんが、ノドに引っかかった魚の小骨くらいには覚えているかも知れませんね。

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休みの合間に仕事があると刺激にはなるのですが疲れは倍増かも。

2006-05-06 23:54:34 | Weblog
 世間的には休みでも世の中仕事している人は大勢いるわけで、自分もそんな一員の端っこの方に引っかかっているとなると、まあなんといいますか、行き帰りの道路が空いて普段と違った顔つきを見せてくれるのが楽しいという位の役得感はなきにしもあらずです。もっとも、ずぼらに深夜まで起きて翌朝10時起きを続けていた身には、定時という奴はたいそうこたえるのですが、それも明日一日で終わり。ちょっとしたウォーミング・アップだと思えば悪くない、というところでしょうか?
 ただ、休みに飽きてきた、というのも実感としてはありまして、昔から連続した休みにはすこぶる弱い性格をしているのです。要するに意志が弱いだけなのですが、生活習慣が乱れて、頭の働きががくん、と鈍るので、何か作ってもろくなモノができません。学生の頃から長期の休みにモノを書こうとしてもろくなモノが書けずにいましたけど、未だにその癖が直らないのには困ったモノで、こんな調子で定年退職したら、たちまち呆けてしまうんじゃないか、と今からすこし心配でもあります。

 さて、仕事の後は少し時間を取って連載小説のアップでサイト更新をすませて、後は半身浴で呆けた身体のリセットをはかりつつ読書三昧にふけったわけですが、こういう日は食事を作るのも面倒になり、といって外に食べに行くのもおっくうなので、勢い適当な総菜を買ってきて食べることになります。購入先は、歩いて5分ほどの近所にあるちょっとした規模のスーパーです。日頃はあまり安くもないので車で安い店まで買い出しに行くのですが、このスーパーでは閉店1時間前から総菜類が半額になるので、今日はそれを狙って夜の散歩がてら出かけました。ちなみにそのことをよく知っている近所のオバサン達は、皆少し早めに店内でスタンバイし、店員さんが半額シールを貼りに来るのを今か今かと待ちかまえております。中には、店員さんがシールを貼りだした途端、自分の欲しい商品をその前までもっていって半ば強引にシールを貼ってもらうような猛者もおりますが、私はさすがにそこまではできませんし、用もないのに店の中をぶらぶらするのも苦手なので、時間を見計らって出かけるのです。そうして今日も歩いていったのですが、どうやら少し出遅れたみたいで、総菜コーナーではほぼ9割方商品が無くなっておりました。まあ欲しい分は購入できたので良かったですが、軽く一回りしているうちに棚は綺麗さっぱり片づいておりました。ほんの少しタイミングが遅ければ、今夜はご飯に納豆とふりかけという寂しい夕食になるところでしたので、一安心です。
 さて、明日はもう少ししゃんとして、色んな事をちゃんと手がけたいモノです。手始めに仕事が無くても早起きできるようになりませんとね。

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幾ら駄文を連ねてみても、初めて書く文書というのはそう簡単には出来ません。

2006-05-05 23:02:10 | ドリームハンター麗夢
 今日は家の者と温泉に参りました。温泉と言っても、城之崎や白浜、あるいは十津川といった有名どころではなく、車で5分ほど走ったところにある、町中の温泉施設です。何百メートルもボーリングして、確か26℃くらいのお湯というか水を掘り当て、それを沸かして使うもので、結構あちこちで同じようなものがあるみたいです。温泉は定番の露天風呂やサウナの他に、打たせ湯やごく浅い湯船に寝転がるもの、ジェット噴流で盛大に泡が吹き出ている中に坐るもの、サウナはサウナでも、薬草蒸し風呂という大変漢方薬臭い蒸気が立ちこめた中で、浅くお湯が張られたイス状の湯船に座るちょっと変わったやつなど幾つかの湯船が施設内に収められています。私のような長風呂派だと身体を冷ましながらいつまでだっていられそうな所ですが、まあ自分一人で来ているわけでもありませんので、1時間ほどで上がりました。この手の冷泉を沸かしたものってどうもあんまり温泉って言う気がしませんし、温泉特有の効能が期待できるのかどうかも心もとない気がするのですが、銭湯に比べてそう高いわけでもありませんし、色々なお風呂は結構楽しめる趣向でもあります。時間があればまたゆっくり入りに来たいものです。

 さて、黄金週間も端午の節句を迎えて終盤に入ってきました。連休前はあれもしたいこれもやろうなどと色々考えていたのですが、いざ休みにはいるとどうもやっぱり気持ちがだれるのか大したこともできないまま今日になりました。まあいつになく集中してゆっくり本も読んだし、それなりに有意義に過ごしたとは思うのですが、それでもやるつもりだったことはあんまり進んでいなかったりして、それを思うと少しもったいないことをしたかな? と思わないでもありません。だからと言うわけではないのですが、今日は書きかけていた「麗夢2006」企画の趣意書なるものを書きあげました。とはいえ、書きあげたと言いながらはたしてこんな内容でいいのかどうか、趣意書なるものを初めて書く私としてははなはだ心許ないです。取りあえず書き始める前に「趣意書」でググって幾つかそれらしい文書を拾い上げて読んでみたのですが、ようするに我々の考え、目的、目標、何をしようとしているのか、ということを簡潔明瞭に書きあげてあれば一応合格だという当初の考え方はそれほど間違っていないことが判りました。あとはどういう風に書くかで、だらだら長すぎても駄目だろうし、といってある程度書かないと何が言いたいのかさっぱり判らなくなりそうだし、そもそも趣意書の目的は「麗夢2006」企画に対する協力、助力を様々な方面に頼む際に利用する文書だから、出来るだけ「良し、手伝ってやろう!」と思ってもらえるような文章になるようにしたいし、と言って私にそんな曹操をこき下ろした陳宮のような力のある文章が書けるのかというとそれもはなはだあやしいしで、結局うんうん唸りながらどう書いたものかと液晶画面を見つめておりました。その甲斐あって一応の文章をひねり出したわけですが、目的に合致した文章なのかどうか、一応過不足なく書くべき事は書いた積もりではありますが、自分で読んでみてももう一つピンときてなかったりします。書きあげた直後というのはなかなか客観的に文章を眺めることが出来ませんので、こういうときは取りあえずしばらくその文から離れて、時間をおいて眺めると割と判断しやすかったりします。特に言い回しの重複とか、気を付けているつもりでも結構出てしまうので、文章を直すという意味でも、ちょっと時間をおいた方が良いのは確かです。取りあえず連休中一杯は他の人の意見もうかがいながら自分でも文章を見つめ直し、その上で完成原稿に仕上げていくという至ってまっとうな正攻法で文書を仕上げることになるでしょう。あとはこの趣意書を誰と誰に送るか、ですね。送りたい人はそれなりにいますが、送り先が判っている人は少ないので、それがこれからの課題と言うことになります。

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「ダヴィンチ・コード」読了。

2006-05-04 23:59:17 | Weblog
 今日は陽気も良かったので、久々に家の車を洗いました。もう中国から飛んできた厄介モノのせいで、全身ホコリまみれで随分汚れています。1時間くらいかけてせっせと洗いましたら結構ぴかぴかになりましたけど、さて、この美しさがいつまでもつモノでしょうか?

 さて、昨日から読み続けていた「ダヴィンチ・コード」上中下3巻、読み終えました。
3巻といっても1巻およそ250ページほどなので、それほどの分量でもありません。それに取っつきやすい文章で、内容もそれなりに引き込まれますので、時間を忘れて読みふけっておりました。
 それにしても読み終わっての感想は、いったいこの内容のどこにヴァチカンの枢機卿が噛みつくにたる何かがあったんでしょうか、という疑問でした。そりゃ宣伝文句には、「2000年の歴史を覆す世紀の大問題作!」なんて言う扇情的な台詞が書き込んでありますけど、今ひとつそのインパクトが感じられませんでした。やっぱりキリスト教徒でないとこの作品の衝撃度の大きさは味わえないものなのでしょうか? 確かにキリスト教という一大宗教の成立にまつわるスキャンダルが描かれてる、という風には思いましたが、その手の欺瞞というか、隠蔽工作というのは政治や宗教などおよそ組織的な権力というモノがあれば大なり小なり抱えているモノでしょうし、あるていどその欺瞞は理解した上で、集団幻想とでも言うべき物語を、皆で共有しているのではないかと思うのです。でもそれこそ特定の宗教に頼らない民族の無理解さなのでしょうね。自殺テロに走るイスラム過激派や科学や歴史を一切受け付けないと聞くキリスト教原理派などの話を見たり聞いたりするに付け、想像を絶するレベルでその人達の心にそれら宗教が根を張っているのが不気味ですらあるのですから。
 そういえば昔、SMの一方の由来である名前に興味を持って、マルキ・ド・サドの著作をいくつか読んだことがありましたけど、あれのどこが発禁処分を食らうほどの内容だったのか、理解できなかったことがあります。単に教会の悪口を並べてあるだけの様な気がしたのですが、きっとその教会やキリスト教に対する悪口雑言を並べるという行為自体が、欧米社会では全く信じがたい、許せない話になるのでしょう。この「ダヴィンチ・コード」も、そういう社会の存在を前提にしないと、ベストセラーになったり、枢機卿が噛みついたりした事が理解できないということなのでしょう。
 まあ本の全体にちりばめられたたくさんのうんちくは、なかなか面白そうではあります。この手のうんちくは澁澤龍彦の著作からこっち新しいのは読んだことがないので、そのうち参考文献でもあさってみるのも面白いでしょうね。さあ、映画の方は見に行ったモノかどうか。ヨーロッパの芸術や文化を絢爛豪華に紹介してくれるような内容なら、ちょっと考えてもいいかも。

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夢使い第4話 三時花のしゃべりが志摩子サンに聞こえてしょうがなかったです。

2006-05-03 22:48:40 | アニメ特撮
 今、話題の作品「ダ・ヴィンチ・コード」を読んでおります。上中下3巻のちょうど真ん中あたりですが、謎解きも小難しくなく、それなりに活劇もあって結構楽しめます。感じとしては梅原猛の「隠された十字架」みたいなモノでしょうか。いずれ感想は書きますけど、ここまで読んだ印象としては、ヴァチカンの枢機卿が騒いでいる、というのは大げさな気がするな、というところです。まぁ所詮キリスト教の業の深さを知るよしもない私には理解できないのかもしれません。

 さて、「夢使い」も4話に入ってついに茶川三時花嬢の登場! ある意味待ちに待ったキャラクターなのですが、声を当てている能登麻美子サンの声は「マリみて」の藤堂志摩子そのまんまなのには少しばかり「うーん」と腕組みすることしばし。私の感覚では少しイメージがずれる気がして、しばらくそのギャップが気になりました。まあ「ドリル・オブ・ソフトクリーム!」あたりではもう気にならなくなってましたんで、違和感といってもその程度なのですが。あと、決めぜりふの「三時花のおやつを召し上がれ!」はもっと自信たっぷりに言って欲しかったので、半人前で今ひとつ自信なさげという設定にもすこーし疑問が残っていたりもします。でも、三時花嬢登場のシーンや前土曜星実相寺悟との悲恋が原作そのままだったのは結構うれしかったりします。現在の悟が涙のエクトプラズム、という設定でなくなっているのは少し残念ですけどね。
 ストーリー展開は先週同様の「古さ」を覚えさせられます。ラストの、悪夢に取り憑かれていた男が選択した、今後も過去の夢に浸って生きる、という解決方法も、いくら「夜の夢こそ真」が信条のお話とはいえ、ちょっと安直に過ぎるんじゃないでしょうか? たとえ感性が幼稚と言われようとも、私は基本的に救われない話というのは、あまり見たくないのですよ。
 後、先週に続いて必殺技「ドリーム・サイクロン」が出ましたが、あんまり出すとありがたみが失せそうなので、そろそろ控えて頂きたい気分です。それともアニメオリジナルの超・必殺技! でも終盤で出したりするんでしょうか? それならそれで楽しみではありますが、期待していいんでしょうか?
 
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2度目の打ち合わせに漫画家の力のほどを思い知りました。

2006-05-02 23:42:24 | ドリームハンター麗夢
 今日はまた随分寒い気が致しました。昨日暑いくらいだったのでよけいそう思ったのかも知れませんが、風も結構強かったですし、油断して薄着したせいもあって外でじっとしていた日には、風邪の一つくらい引いていたかも知れません。それくらい体感温度は低く感じられました。暑かったり寒かったり。せめてたまには穏やかに「普通」の春らしい一日を過ごさせてもらえないモノですかね。

 というわけで、今日は再び夏コミ企画に参加頂いた漫画家の方と作ってもらったネームを挟んで打ち合わせしました。ネームというとかなり簡略化した絵でコマ割りとか話の流れとかコマの配置や大まかなキャラの動きなどをチェックする下絵ですけど、これだけでも十分漫画として読めそうなくらい想像力を喚起するできばえになっています。短時間であのシナリオを消化して漫画にしてしまうなんて、それがお好きで得意だから、という点をさっ引いても、やっぱりスゴイと感心してしまいます。シナリオで判りにくいところや冗長な部分はちゃんと間引きされて引き締まった流れになっていますし、一部台詞や動作の入れ替えで一段とシャープな展開に改変されていますし、本当に早く完成原稿を拝みたいモノです。いっそ休日はアシスタントに押しかけてみますか。ベタ、ホワイト、トーン張りなら何とかお手伝いできそうだし、なにより原稿が上がっていくのを、目の前で見られるじゃないですか。
 
 しかし、メインがこう進んできたら、私自身も自分の奴を早く形にしないといけないですね。当落発表まであと4週間切っていますから、いい加減本気で取り組まないと、と決意も新たに少々焦りも覚えた今日一日でした。


 
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