かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

台風一過、一応無事ではありましたが、無傷というわけには行きませんでした。

2009-10-08 22:08:14 | Weblog
 今朝の3時ごろ、窓越しにビュウオッ!とでも言うような強風独特のうなり声が聞こえて目が覚めて、ああいよいよ突入してきたなぁ、と思いながらまた寝て、としているうちに台風は通り過ぎておりました。当初は紀伊半島直撃間違いなし! 絶対にこっちに来る、と思っていたのですが、ほんの手前で軽く東に針路変更し、その後真北に進んで愛知県に上陸、と、まるで紀伊半島だけ避けるように進んだのが驚きでした。あんなこともあるのですね。
 おかげで直撃は避けられた奈良県でしたが、それなりに雨風の爪あとはありました。山道は折れた枝や倒れ掛かった樹木に竹が道に散らばったり覆いかぶさったりしてましたし、途中の用水路はあふれかえって泥水で道路を埋め尽くし、ため池は今にもあふれそうになって、大台ケ原を発して奈良県南部を横断し、和歌山に入って紀ノ川と名前を変える吉野川も、普段私が渡河する場所は水深も浅く、いろいろな岩が露出してちょっとした風光明媚な様子を形作っているのですが、今日ばかりは泥色の濁流でその全てが塗りつぶされ、落ちたら間違いなく大阪湾まで持って行かれるだろうな、というような恐ろしげな有様になっていました。近所のダムもなかなか雨が無くて半分くらいに水量が減っていたのに、一晩で激しくオーバーフローするほどに水が溜まりました。
 こうしてみると、当初懸念していた風は案外大したことなく、それよりも雨がいつにも増して凄かった、と言えそうです。早朝に最接近した後は急速に離れて行ったにもかかわらず、なかなか天気が回復せず、大雨洪水警報は昼過ぎまで解除されずじまいでしたが、台風単体だけでなく、秋雨前線も絡んでの大雨だったのでしょう。
 さすがに今日は県内の鉄道も随分混乱していたようですが、それも昼ごろには大体常態に復しましたので、明日は問題なく動いてくれることでしょう。わずか1日のズレでしたが、おかげで明日朝6時、まずは神奈川、続けて東京へつつがなく出発出来そうです。

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いよいよやってきますね。

2009-10-07 21:58:01 | Weblog
 今日は朝からぽつぽつと雨模様の天気でしたが、夕方から急激に様子が傾き、今は風も出てきて、土砂降りの雨が降り続いています。まだ台風は四国沖合いだというのにこの様子。明日朝未明に突っ込んでくると思われる台風本体は、一体どれだけの雨と風で攻めてくるんでしょうか? 想像するだに恐ろしげな感じですが、速度が次第に上がっているようで、午前中の早い段階で近畿から抜けてくれそうな様子です。明日は通貨後の吹き返しの風の中、恐らくは拭き倒された樹や飛ばされた看板などを避けながらの出勤となることでしょう。でもまずはそれよりも、うちが心配です。このあたりでは高台に位置しますし、さすがに家本体がどうこうなることはまずなかろうと思うのですが、玄関前や物干しに設置した波板の屋根なんかは、風の吹きようによっては飛ばされて無くなったりするかもしれませんし、雨戸の無いガラス窓は、何か硬いものが飛んできたら割れてしまうかもしれません。大体奈良の盆地は、特に冬に西から強い風が吹いてくるのですが、この家ではまだ冬越ししていないので、西風がどれだけ強く当たってくるのか、見当もつかないのです。台風は猛烈な風をまきつつ移動して行きますから西風だけということも無いのでしょうが、とにかく、あまりひどいことにならないようにと祈るばかりです。
 あと、最低限出来ることとして、サボテンのフレームをうちの中に引き入れました。飛ばされてひっくり返ったり中のサボテンがずぶぬれになったりしてはかわいそうですからね。
 
 でも、台風が思ったよりも早く行ってくれそうなので、明後日の上京は余り心配しなくてもよさそうです。倒木やら何やらで、場合によっては明日一日は新幹線も近畿日本鉄道もダイヤが乱れるかもしれませんが、よほどのことが無い限りそれをあさってまで引きずることも無いでしょう。我が国の優秀な公共交通機関の対候力と回復力に期待するや、大です。

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宇宙戦艦ヤマト実写化って、本気だったんですね。

2009-10-06 22:09:32 | アニメ特撮
 少しずつ近づいてきたな、ずれるかな、来るかな、と思って注目していましたら、ほんとに来ちゃいそうですよ。それもストライクコースど真ん中に! 今朝までは予報円も大分大きかったのに、今はかなり狭められてきて、気象庁サイトの予報も72時間から24時間予報にシフトしてますし、まさにいよいよ決戦のとき近し、という感じで台風が近づいてきています。最接近は、現時点では8日早朝の予定のようですが、さて、果たして8日は無事出勤できますかどうか。暴れ川である吉野川を越えて行かないとならないのですが、まず橋が渡れるかどうか、それまでの道路が冠水して川か池に変わっていたり、山の樹が倒れて道をふさいだりしたらそれで万事休す。もう今はただ祈るよりありませんね。

 さて、実写版宇宙戦艦ヤマト、とうとう正式に製作発表なのだそうな。でも本当に出来るんでしょうか? 実写で。一応ヒトの演技は年内に撮り、その後約9ヶ月かけてCGシーンなどをこさえて編集、来年の12月公開を予定しているとの事ですが、まあどうなることか。アニメの実写版では『ヤッターマン」のような佳作もありましたから全面的に否定するつもりもありませんし、キャストがどうとか言うような話は、俳優さんやアイドルにはとんと疎い私にはどうでもいいことなのですが、聞くところによると随分オリジナルな設定が作られているみたいで、それが大変気に障るというか面白くないというか。
 設定を改変するくらいなら、最初からオリジナルの話でスペースオペラをやればいいと私などは思うのですが、何故に30年以上も過去の作品のふんどしを借りて相撲とらねばならないのでしょうね。あえて今、ヤマトを実写でやる意味がよく判りませんし、それでもどうしてもやるんなら「ヤッターマン」のように、極力原作テイストをまもり、勝手な世界観を投影したりしないで作って欲しいと思うのです。まあ、当時の空気と今の様相はさすがに随分変わってきているでしょうから、多少は内容に現代風の味付けをせざるを得ないところもあるのかもしれませんが、それすら、「ヤマト」をリアルタイムで観ていた世代から言えば、つまらないことはやめてくれ、と一言言いたくなります。、当面はお手並み拝見、というしかないですが、「デビルマン」みたいな事だけは本当にやめて欲しいです。

 
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DNA鑑定でブランド保護も結構ですが、それだけをセンセーショナルに取り上げるのはどいういうものか。

2009-10-05 22:26:17 | Weblog
 ひた、ひた、ひた、・・・という感じで台風が少しずつこっちに向かってきてるみたいな気がしてなりませんが、衛星写真を見ても実にはっきりと『目』が見えますし、コレだけ大きいと、かすめるだけでも結構大変なことになりそうな感じがします。まだ台風が変針中なのでちょっとした動きで予報が左右されるみたいで、最終的にどういうコースをたどるかはもう少し立たないとなんともいえそうにありませんが、室戸台風や伊勢湾台風のようなコースをたどる可能性も十分にあり、そうなると被害はとんでもないものになりかねません。願わくばうまく逸れてどこかに行ってくれたらよいのですが、今さっき見た最新の予報では、一段とコースが西寄りになり、かなりの高率でこっちに突っ込んできそうです。いっそ更にコースを変えて、九州西岸を掠めて日本海のほうに抜けてくれないものか、と思ったりもしますが、まあ明日の予報に期待しましょう。

 さて、台風はいわば天譴ですからヒトにはどうしようもなく、いざとなれば諦めてお迎えするよりありませんが、人為的なものは、ある程度どうにかできるようになりつつあるようです。新潟県が「新潟産コシヒカリ」として売られていた商品25点をDNA鑑定したところ、2点に5%の濃度で違う品種の米が混ぜられていることがわかった、と発表、消費者庁にJAS法違反の疑いで通報した、とのことです。新潟県は、いもち病という厄介な稲の病気の対策として、コシヒカリBLという新しく育種した品種群を大々的に増殖し、いまやほとんどがこのコシヒカリBL種なのだそうですが、これが遺伝子解析で品種判別ができるようになったため、自県の米ブランドを護るためにも利用しているようで、今回の調査がその実例ということになるのでしょう。まあ昔はお米屋サンがいろんな産地の米を経験と勘で適宜ブレンドし、一定の味と品質を維持してきたようなところがありますが、いまやブランド信仰が行き渡り、混ざりものがあることはけしからん、というような風潮になっています。確かに新潟産コシヒカリのように一大ブランドになったものはそういう風に目くじら立てて行く必要もあるのでしょうが、新潟県の米だけで我が国の米需要をまかないきれるものではありませんし、もっと多様な米の食文化を認めるような方向に、農水省も頑張るべきなのではないか、と思ったりもします。家庭で2合、3合と少量炊くような形で、本当に新潟産コシヒカリの味を十分出し切って炊き上げることが出来るのか、とか、そのほかの産地や品種と炊き比べてその味の差の見分けがつくのか、とか、啓発すべきことはいくらもありそうです。新潟産といいつつ混ぜ物をするのは基本的に感心しませんが、その他の品種や産地については、米屋さんのブレンド能力をもっと評価して本当においしいご飯をリーズナブルに食べられるようにしていくのも、行政の大事な仕事ではないかと思うのです。でも、そんな職人芸を発揮できる米屋さんはひょっとしたらもういないのかもしれませんね。

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台風の進路をにらみつつ、今日も一日PCの前に座っておりました。

2009-10-04 21:05:35 | Weblog
 今日も日がな一日CG三昧、と言う割りに筆は進まず、まだまだしばらくかかる模様。まともなCGは2年前のタロットカード以来? なせいか、なかなか思うように行きません。しばらくは試行錯誤です。

 さて、台風が一個、南海上を不気味に西進しておりますが、予報を見ていると近日中に進路を大きく変えて、今週末には日本列島に向かってくる様子です。なんだかとんでもなく大きな台風なので、もし上陸したら相応の被害を覚悟しなければならないでしょう。それももちろん心配なのですが、何より問題なのは、週末仕事で上京しなければならないことです。昨日までの長期予報では、出発は大方台風が通り過ぎてからになる予定だったのですが、ここに来て行き足が鈍っているようで、このままですとまともに台風と当たる可能性が出て参りました。それでも仕事ですからもちろん可能な限り行くことになるわけですが、まともに関東以西に上陸してきたりしたら新幹線もさすがに止まるでしょうし、そうなると身動きそのものが取れなくなるのでなんともし様がありません。いつだったか、台風には酷い目にあっているので、何とか場所も日程も逸れて欲しい、と願っています。

 そういえば、キルタイムコミュニケーションズの公式ブログで、コミックス「ドリームハンター麗夢XX 蒼の機関騎士」の宣伝がついに出てきましたね。表紙絵の一部が公開されていましたが、なかなかにそそる絵になっているようです。また、1ページ目から描き下ろしだそうで、連載時より大幅に筆が入っている様子。手に取るのが楽しみです。コレの売れ行き次第で次の展開も検討されるそうですから、ファンの方もそうでない方も一家に1冊ご購入の上、読者カードに「続編希望」と記入して返送いただくよう、お願いしたいと思います。といっても発売は10月25日でまだまだ気が早いのですが、アマゾンでは予約が随分前から始まっていますし、東京大阪等大都市圏で書店で入手できる方はともかく、私のような田舎住まいの者は、この手の通販で確実に入手できるよう手配しておきたいところです。

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14 シェリーの夢 その2

2009-10-04 07:29:28 | 麗夢小説『向日葵の姉妹達』
 よく見ると、黒髪の少女の伸びた腕を、お姉さまは赤い靴で思い切り踏んづけていた。腕がまるで柔らかいゴムのように踏みつぶされて、手の方がはね回っている。痛そう! って私は思わず自分の腕を押さえたけれど、当の少女は別になんともないらしい。さっきの薄ら笑いは影を潜め、また無表情に戻ってお姉さまに言った。
「何故邪魔をする」
「貴女こそ、私に断りもなく何勝手なことしてるの!」
 お姉さまは左手を腰に当て、右手人差し指をびしっと音が聞こえそうなくらいまっすぐ相手に突きつけて、傲然と胸を張った。
「私の捜し物がやっと見つかったのよ! 貴女は邪魔しないで頂戴!」
 その言葉にはっと記憶が甦った。
 あの公園での出来事。
 金魚を放り投げ、死なせてしまったお姉さま。そしてその直後、突然スイッチが切り替わったように私にせまった恐ろしい顔。
 気づかれたら私は殺されてしまう! 
 私は二人に気づかれないよう祈りながら、ついさっきまで心底うれしかった事も忘れ、わなわなと震えて後ずさった。
「お前は何か勘違いしているようだ。我々の目的は完全な存在になること。そのために必要な因子がここにある。だから取り込む」
「それが勝手なことだって言うのよ! ここで取り込んだら、シェリーちゃんがいなくなるじゃない!」
「我々と同化し、我々の一部になるのだ。そうして全てを得たとき、我々は完全な存在になれる」
「それで本当に私達は完全になれるの? 一度失敗したじゃない! また同じ事を繰り返すの?」
「あれは途中で余計な邪魔が入ったからだ。今度こそその論理メカニズムを解析し、完全な存在になってみせる」
「できっこないわ! 私達は間違ったのよ!」
「いいや、方法は間違っていない。さあ、お前の役割は終わった。我らも一つに戻るときだ」
 お姉さまに踏みつけられていた少女の右手が、突然蛇のように鎌首を持ち上げると、五本の指がいきなり爆発的に伸び上がった。細いロープと化した指は、背後からお姉さまの身体に瞬きする間もなく巻き付き、縛り上げた。
「っ! 放せぇっ!」
 お姉さまはもがいたが、無表情な少女がぐいと右手を引くと、あっさりとテーブルから落ちた。
「きゃっ!」
 悲鳴に続いて、思い切り床に落ちる音が部屋中の空気を震わせる。
「さあ、お前もだ。そのデータを取り込ませてもらう」
 今までだらりと身体の横に下げていた左手がゆっくりと上がり、床に座り込んだ私の方に向けられた。
「いやっ!」
 私は頭を抱え込んでうずくまった。が、さっき私の喉を締め付けたあの腕が伸びてこない。私は恐る恐る顔を上げ、目を丸くして驚いた。
「何をする」
 黒髪の少女の前に、さっきまでお尻を打って痛い痛いと悲鳴を上げていたお姉さまが、がんじがらめに縛り上げられながらも立ちはだかっている。そして、なんとお姉さまは、少女の左手をがっちりとその口でくわえ込み、私の方に伸びてこないように押さえ付けていたのだ。
「ヘリーヒャンファヤフヒヘテ!」
 お姉さまの顔が苦痛に歪んだ。体中に巻き付いたロープがその腕や足に一段と食い込み、赤くなっているのが見える。でも、左手に噛みついた口は放さなかった。だからその声はあまりにか細く、苦しげで判りにくかったけれど、私の頭には確かにちゃんと理解できた。シェリーちゃん早く逃げて! そうお姉さまは言ったのだ。
 私は慌てて周囲を見まわした。お姉さまと化け物少女の後ろにドアが一つ。でもそちらには行かれない。両側にはドア一つない。後ろは? と振り返ったとき、お姉さまの悲鳴が後頭部を打った。え、と思う間もなく、私の視界が肌色の網で覆い尽くされた。ぎょっとしてまた見返すと、お姉さまの口から漁師さんが湖に投げるような網が広がり、私の全身をすっぽり覆いつくしているではないか。
「きゃあぁっ!」
 突然ぐいと引き込まれ、私は無力な魚同然に床を転げて、苦労して這い進んだ距離を無駄にしてしまった。その勢いでお姉さまもはじき飛ばされ、私の隣に突き転がった。
「このっ!」
 お姉さまはまだ諦めず、私の網に食らいついた。真っ白な歯がピンクの網に食い込むが、まるで強靱なゴムのように全くかみ切れない。その内にもぐいぐいと二人は化け物の少女に引き込まれていく。幾ら踏ん張っても相手の力の方がずっと強い。
 もう駄目かも知れない、と私は思った。
 いっそもう力を抜いて抵抗するのをやめた方が、ずっと楽だろう。
 私は目をつむった。瞼の裏に、おじいちゃんの優しい笑顔が見える。私はその姿に心の中で謝った。
 ごめんなさい……。
 やっとおじいちゃんの顔が見えるようになったのに、もうそれもかなわなくなる。
 私は目頭が熱くなって涙がこぼれたのを自覚した。もう、駄目だ……。
「しっかりしなさい! 最後まで諦めたら駄目!」
 突然の叱咤に私は目を開けた。初めて見る厳しい目が、網越しに私を睨み付けた。
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久々にCGを描くも、なかなか手がついていかず、悪戦苦闘中です。

2009-10-03 22:00:00 | CG
 今日は久しぶりに、麗夢のCGをひがな1日描いていました。次のコミトレで出す予定の新刊の挿絵を現在妄想畜さまに依頼しているのですが、あんまり他力本願というのもいかがなものか、というわけで、少しは自分でも描いてみようと思ったのです。しかし、あんまり久しぶりすぎて、なかなか筆が進みません。使うソフトが違うせいもあるのでしょうが、ほとんど丸1日PCの前に座り続けて、結局下絵からいくばくも進みませんでした。まあ続きは明日もやるつもりですが、この分ですと完成は大分先のことになるかもしれませんね。
 ところで以前はペインタークラシックで下絵を描き、イラストレーターで線画を起こし、フォトショップで仕上げする、という形で絵を描いていたのですが、PCのメモリを2GBにしたせいでペインタークラシックが動かなくなり、エミュレーターでメモリ1GB未満の環境を擬似的に作って動かしたりもしていたのですが、動作がやっぱりのろいですし色々と不具合もあって利用するのをあきらめ、それに変わるソフトを探しておりました。ペインタークラシックはレイヤーも使えないシンプルな、でも軽快で実に使いやすいソフトだったのですが、中でもキャンパスをまるで机上の紙の如く自由自在にくるくる回転させることが出来る機能が秀逸で、実に重宝しておりました。コレに変わるソフトを探すに当たっても、このキャンパスを自在に回転させる機能がついているかどうか、を一番のポイントとして片端からフリーウェアを落としては試していたのですが、結局2つだけ、必要とする機能を有することを見出し、現在、それを使ってCGを描いているところです。
 一つは4paint(http://www.4paint.net/)というソフトで、頻繁にベータ版のバージョンアップを繰り返している現在開発中のソフトです。いずれ完成の暁には対価が必要になるのでしょうが、現状とりあえず無料で使えます。目的の画面の回転は難なくこなし、ワコムタブレットとの相性もよく、レイヤーも使えるので、ペインタークラシックよりも便利かもしれません。動作も特に不満が出るようなことも無く、今とにかくコレで描いている真っ最中です。欠点、というのはどうかとも思うのですが、往々にして引っかかるのが使用制限期間で、今のバージョンは10月20日までの限定で、それ以降ファイル保存が出来なくなるなど、結構短期間で使えなくなります。その分非常にこまめにバージョンアップされるわけですが、常に制限時間を意識しながら使う必要があるのが玉に瑕、です。
 もう一つはNekoPaint(http://npaint.blogspot.com/というソフト。これも割りと頻繁に更新されているソフトです。一応キャンパス回転が出来るので残してありますが、今のところあんまり使っていません。まあ次ぎ描くときはちょっと試してみようかな、というところです。

 

 
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2016年オリンピックの行方やいかに? それ次第で同人の世界も大きく揺さぶられたりするんでしょうか?

2009-10-02 22:55:11 | Weblog
 ふとブログのカテゴリーを見てみましたら、一番上の「weblog」が1200ちょうどになっていました。このカテゴリーは特に分類もせずまさにこのブログのあり方を示す「つれづれ」な雑感を綴ってきたものですが、知らない間に結構積み重なってきたんですね。ちなみに現在の総記事数は2101。駄文とは言え日々書き連ねて行きますとそれなりの分量にはなるものです。いつまで続けるかなんてなんとも判りかねますけど、自分自身のための極私的テキストとして、可能な限り続けて行きたいと思いを新たにいたしました。

 さて、オリンピック招致のためのIOC総会でのプレゼン、東京は15歳の体操少女で幕を開けるという奇策を使った、との事ですが、大統領とか国王とか大物揃いのプレゼンテーターの中では多分一際目を引いたことでしょう。これが子供と動物には弱い日本人相手なら確実に逆転勝利なのでしょうが、それが世界各国にどれだけ通用するのか、どんなことをしゃべって、どれくらい委員達に受けたのかわかりませんから、その奇襲がどれくらい効果あったかはなんともわかりません。ですが、その後を受けて、国連総会でミスター環境とでも言うべき地位を獲得した総理が東京招致を訴える、というのは、なかなかに良く出来たプレゼン戦略だったように感じました。大義名分は南米初開催! にあるように感じるのですが、いずれにしても今夜中には決まることですし、明日目が覚めた後に見るニュースを楽しみにしたいと思います。
 でも、もし万が一2016年東京開催、ということになったとしたら、少なくともその年の夏コミは都の指導で中止されることになりそうな感じがします。それとももっと前からどしどし横槍が入って事実上追い出されることになるのか、あるいはそれまでにコミケ自体が変化して今のような状況ではなくなったりするのかも? このところコミケ行ってないのでそちらの事情はわかりかねますが、コミトレとか参加した経験からすると、自分自身も含めてです、どうも即売会に参加しているヒトの高齢化が結構進んでいるんじゃないでしょうか? 若いヒトが新規参入しているような感じがあんまりしないのですが、いかがでしょう? もしそういう状況が事実としてあるようなら、コミケなども9年後にはかなり変わった姿になって、ひょっとしてひょっとしたら無くなったりする様なこともありうるんじゃないか、とふと思いました。カタログにも毎回コレでもかとばかりに、開かれるのが当たり前だと思うのは間違いだ、と言うような趣旨の話が書いてありましたが、それが現実になる日が、案外近くまで来ているのかもしれません。

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どうやら月にはやっぱり水が存在してそうな感じです。

2009-10-01 22:00:13 | Weblog
 10月初日は大変な蒸し暑さの中で迎えましたが、さすがにこの暑さでももう蝉は鳴かないようです。不気味に静かな暑さの中、来週には超大型台風が二つもこちらをうかがう気配を見せておりますし、波乱の秋になるのかもしれません。

 さて、このところの雨や曇りで細菌まともに月を観ていない気がするのですが、どうやらかつては乾燥しきった不毛の大地と思われた月世界にも水が存在することが、確実になってきたようです。といっても、かつて言われたようなクレーターの永久影の底に氷の塊が・・・なんていう話ではなく、月表面のかなりの範囲に、OH基や水の存在を示すデータが得られたのだそうです。これを見つけたのが、この間道半ばにして月に落下したインドの月探査衛星で、積まれていたNASAの観測装置で得たデータを解析した結果、判ったのだそうです。それらは単独で存在するわけではなく、他の物質と結合した状態で薄く広く存在するらしいのですが、たとえば水酸化ナトリウムNaOHみたいな化学物質だったり、カテキン水和物のような結合水を分子内に持っているような物質だったりするのでしょうか。ニュース記事だけではもう一つ判然としませんが、それらの起源は昔々月が地球から分かれたときに持ってった分の残りとか、氷の塊の彗星が衝突したときの置き土産とか言うのではなく、太陽風で運ばれてきた水素が月土壌中の酸素と反応して出来たものではないか、というのだそうで、これを1リットル集めるには、約0.76立方メートルの土壌が必要になる計算になるとのことですから、量はごくわずかでしかありません。ただ、太陽から恒久的に供給される荷電粒子によって月面上で生産されるわけですから、考えようによっては無尽蔵に存在する、ともいえるわけで、将来月面基地が建設されるようになるとすれば、水を地球から持ち出すのではなく、月で得た水でやって行けるようになるのかもしれません。
 後は永久に太陽の光が届かないクレーター深部に氷の状態の水が存在するのかどうか、これをNASAは、わざと探査機をぶつけて、飛び散るはずの破片などを調べて明らかにしようという実験を来週にもやるんだそうです。いかにもアメリカらしい直接的なやり口だな、と苦笑いの一つも出そうになるのですが、それでもし相対的に大量の水の存在が明らかになれば、色々面白そうな未来が描けそうです。そのうち、地球でも「月の水」なんて売り出される日が来るのかもしれませんし、そうなれば是非一口、舐めてみたいですね。

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