天空（東京都港区三田）

今日はどこかで美味い麺を・・・ということで、前から気にはなっていたけど
なかなか足を運ぶことのなかった「天空」で食べることにしました。

開店直前に店の前に着き、開店を待って店内の券売機でデフォルトであろう
つけ麺（中盛）（７４０円）とトッピングで全部入り（４００円）の食券を購入し、
カウンター越しに店員さんに渡して待ちました。

出て来たのは動物系に魚介系を合わせたつけだれに刻みチャーシュー、海苔、ネギ、
メンマ、味玉、ワカメが入り、麺は冷水で締められた加水率やや高めの中太麺で、
更に別皿で茹で野菜までついた一杯でした。

つけだれは最近よくある、インパクト重視のいわゆる濃厚豚骨魚介ではなく、
割とあっさりしていてバランスのとれた、万人受けしやすそうな味です。
例えて言うなら、研ぎ澄まされた東池袋大勝軒系の味といったところでしょうか。
ただ、具が全部入りだったことが影響しているのか、つけだれの温度が低く、
食べているうちに更に冷たくなっていったのが残念な点です。
麺はコシがあってつけだれの持ち上げも悪くありません。

チャーシューはそれ自体は適度な歯応えと味の染み具合でつけ麺、ラーメンの具として
過不足ないのですが、途中からつけだれの温度低下でしょっぱさが際立ってしまったのが惜しいところです。
ワカメはしょっぱ過ぎず、この手のトッピングとしてこれまで食べた中ではトップクラスで、
味玉の半熟具合と味の染み具合も過不足なく、メンマも適度な歯応えでアクセントになっています。
茹で野菜だけが完全に蛇足となっていましたが、野菜は摂取できました（笑）。

全体的には繊細でバランスのとれた、万人受けしやすい味になっていて、
店が掲げるコンセプトをきっちり体現できている一杯だと思いました。
このつけ麺をベースに４種のアレンジがあり、そちらも期待が持てます。

浄水器？

水に対するこだわりを表現しているのかもしれませんが、地震があったら大惨事になりそうです（汗）。