鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

災害への備えについて

2011年04月08日 01時20分48秒 | Weblog
東北から北関東にかけてのプレートの動きがまだまだ活発です。反面、関東以西の地域がかなり静かなのは、嵐の前の静けさのようで不気味です。

以前、新潟の山古志村に地震防災特別委員会の視察で訪れた際、災害が冬だったことはある意味幸いだったとの話を聞きました。冬であれば食品を外気にさらすことで、自然の冷蔵庫になり保存が容易だとのことでした。腐敗の進行が遅くなることはやはり大きいと思います。また、冬であれば汗をかくなどもかなり抑えられるでしょうし、蚊や蝿、ゴキブリなどのような昆虫もいないことはかなり大きいことだと思います。

現在もう4月、かなり気温が高くなりつつあります。そう考えたとき、鈴鹿市での対策の中に、夏季に被災するという想定をきちんと入れるべきと考えます。高温による熱中症だけではなく、やはり衛生面の確保を想定すべきです。避難所においても、ライフラインが不通になった時のことを想定して、災害に対する備えをすべきです。
飲料水の確保はもちろん、排泄物対策もきちんと想定すべきです。あるところでも、排泄物による水の汚染が問題だったとも聞きます。

このような想定に対する備えや取り組みは、なにも国や県の災害想定の見直しを待たずにできることですし、今からでも取り組めることです。それがリスクマネジメントではないでしょうか。やはり、一般質問でもといましたが、危機管理専門のセクションが必要と考えます。
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また大きな地震

2011年04月08日 00時48分28秒 | Weblog
ブログを打っている最中に、また宮城沖を震源に震度6強の地震が発生、女川原発でも外部電源の2系統が不通となり、のこりの1系統で原子炉の冷却をしていると言います。
統一地方選挙で、災害対策が争点になっていますが、現在の状況は選挙の争点としてではなく、今そこにある危機として考えるべき状況ではないかと思います。

今、現職議員として何ができるか、鈴鹿は今のところ大きな地震が発生していませんが、やはり元市長の任期の間にもしっかり減災対策、減災への取り組みを行うように市行政に議会は働きかけなければいけないと思います。

議長が議会にいらっしゃるかはわかりませんが、議会として集まるべきではないかと話に行きたいと思います。そのような動きになるかはわかりませんが、行動せずにいてはいけないと思っています。
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歩いていて

2011年04月08日 00時01分38秒 | Weblog
ここ数日はまちを歩くことが多いです。
というのも、すこし前に書きましたが議会報告を配布するためです。普段も自転車を押しながら配布したりするのですが、最近は議会の動きもなく、それだけの動きをすることも多く、目に入るものから感じることや気づくことも多いです。


この桜は4月2日に、鈴鹿医療科学大学白子キャンパスで撮りました。防災公園整備に伴って、野球場のところは入ることができず、何組かの家族はボールを持って帰っていたりしていました。公園整備に伴って、いくつかの建物が撤去されていたのですが、あらためて、鈴鹿市の計画している公園整備は、震災の後として考えても、不必要な整備だと感じます。最低限、野球場の整備と周辺の樹木の整理、建物跡地を芝生広場にするだけで、今は十分だと考えます。国道に面したところを、壁を壊して車が進入できるようにし、駐車場を再整備するという考えは、はっきり言ってムダです。しかも、市内業者にどれだけ仕事が回るか不確かなのですから、根本的に考え直すべきと、今も思います。そのことを訴え続けて、市の責任も問わなければいけないと思います。


この写真は若松地区から鈴鹿山脈に向かってのものです。すがすがしい景色なのですが、これを見るだけで、いかに鈴鹿が平坦な土地が多いのかがわかります。この時も、ある若松地区の方と立ち話をしたとき、今回の震災での津波を考えると非常に怖いと話されていました。確かに若松地区、特に伊勢若松駅から北側には避難できる建物もなく、また海も近いことから、津波被害について不安を持たざるを得ないと思います。鈴鹿市行政は、どのようにして避難機能を持った施設を整備するかを考えるべきです。私は避難できる施設として、伊勢若松駅をバリアフリー化とあわせて鉄筋コンクリート造りに駅舎を整備してはどうかと考えます。このことも訴えていきます。


これは白子地区にある和菓子屋さんです。和菓子教室を開催していることを、店舗入り口に掲載していました。白子地区には和菓子屋さんも何店舗かあり、このような機会を地域の人たちが活用していくことで、地域の活性化に取り組めると思います。これまでは外の地域などに向けていた視点を、身近な地域に向けそこでの経済活動とつなげることを、住民・市民が子どもから高齢者まで考えることが大切と思います。
農産物だけの考えではなく、「地産地消」を広く考えるべきだと思います。

3月11日を境に、私たちはそれまでと違った難しい時代を迎えたと思います。それまでの考えでは、乗り越えていくことができない世の中になっていることは間違いないと思います。
今のところ、鈴鹿での日常は以前とあまり変わらないように見えても、もう大きな変化の流れの中にいることは避けられない事実です。ちょうど、今回の震災での津波の映像で、はじめは少しの水と思っていたものが、あっという間になにもかも飲み込み破壊してしまう流れとなったように、世の中は変化するかもしれません。それに向けての意識、どのように困難な時代に向かっていくのかを考えなければと思います。

私たちの子どものためにも。私たちの続く世代のためにも。
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