鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

減災プラスα

2011年04月12日 17時36分43秒 | Weblog
統一選の論点のひとつに、想定される大災害に対する防災があると聞きますし、実際にリーフレットなどでも書かれていることが多いのですが、ある意味、それは当然のことと思います。現職議員であればなおさらと思うところです。
そのことについては、任期いっぱいまで考え議論し対応すべきと考えるのですが、一人の議員として気づいたことを担当課などに連絡はできても、議会としての動きにできないことにジレンマを感じています。

さて、大災害に対してですが、防災ではなく減災、被害をできる限り小さくするという観点が必要なことはもちろんですが、地方議会において東北関東大震災の被害から考えるべきことは、被災後のリスクマネジメントではないでしょうか。
ある意味、防災や減災対策を口にすることは、市民の方々でもできる範囲のことで、議会として想定する必要や責任があるのは、被災してからのことだと思います。

復興の部分も含めて考えることは、リスクマネジメントの一環のはずです。被災してから考えるのではなく、その前にありえる可能性について抽出し、災害までに結論が出なくても、それに対して議論をしておくだけで、実際は災害時の対応を一日でも早くすることにつながるのではないでしょうか。

液状化や地盤沈降、津波などにより堤防が壊れて常時浸水する状況が出た場合、私たちのまちはどのように考え、被害を受けた人たちの支援をするのか、そのようなことを考える必要があるのではないかと気づかせられたのが今回の震災だと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

公開討論

2011年04月12日 09時00分20秒 | Weblog
昨夜は、市民ホールで開かれた市長候補者の公開討論会を聞きに行きました。
チラシのような紙の上では、それぞれの方の主張を読んだりしたのですが、やはり生の声を聞くのが大切と思うからです。会場は半分ほどが埋まっていたのではないかと思います。もちろん、それぞれの候補者の支援者の方々も多かったと思いますが、一般の方も多く参加されていたと思います。

感想を率直に言うと、質問に対する各候補者の方々の答えに、大きな差異はないと感じました。

その中で、住民自治との関連で地区市民センターと地域づくり協議会について、すべての候補者の方が言及していることは、今後に大きな意味を持つのではないでしょうか。財源についてはどの候補者の方も言及されていませんでしたが、介護や福祉、公共交通なども含めて拠点として考えるということは、これまでの市の方針を変えていくことが必要になると思います。

一方で違いを言えば、ある方はインフラ整備をいろいろな場面で強調されていた、別の方は営業本部とするなど経済への取り組みを、また別の方は教育的な観点からの主張をだったように思います。そこで誰かを選択するとなれば、非常に難しいかもしれません。

討論を見ていて強く感じたことは、首長が変わることも地域が変わるひとつの要因ですが、そのまちの議会がこのような討論をする議会に変わること、市民に議論も公開の場になることが、まちを大きく変える力になるということです。
どこか見えないところで話が決まってしまっているのではなく、自らの発言の責任を意識せざるを得ない状況で議論をする。それが必要なのでしょう。

公開討論を聞いた私の結論は、いくら難しくても、鈴鹿市議会を市民の声を聞き、責任のある議論をしっかりする場にするという、あたりの前の議会の姿をきちんとするようにすることです。それに取り組まなければ、鈴鹿は変わらないと感じました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする