鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

原発をどう考えるのか

2012年06月16日 12時06分38秒 | Weblog
今日は第2回議会事務局シンポに参加するために大阪にいてます。
けれど、それについては本題ではありません。
来る途中に考えたことを書き綴ります。

今日は日帰りなので、車で大阪に移動しました。
その道すがら、ヤイコの曲を聞いていて、ふと、自分達が置かれている状況をあらためて考えました。
' 子どもたちが小学生と幼稚園くらいの時に、このフレーズを楽しそうに歌っていたな 'と思ったとき、自分の親も同じように感じたことがあったのだろうなと思い、子どもたちにも同じようにつなげられるかなと思ったとき、世の中が大きく変わったことをあらためて感じたのです。

そうです。福島での原発事故は終息していない。その上、チェルノブイリでの事故と同じように、周辺は放射能で汚染され、事故現場から海へとも排出されている。放出された放射性物質は拡散し、雨と共に流されている。しかも、まだ危険が去ったわけではなく、予断を許さない状況。
それ以前とは比べものにならない世の中になってしまっていると感じています。
放射線による遺伝子異常などのリスク、貴重な自然資源の汚染、私たちが目を覆ってはいけない問題だと思います。

私は、福島第一原発事故の現状とこれからを考えたとき、再稼働をやめるべきだと思います。決定をしたといってもとめるべきだと。

電力不足が起こるかもしれないというリスクはあるにしても、もし、福島と同様の事故が起これば、私たちは住み慣れた土地から離れざるをえない選択をしなければいけなくなるでしょう。子どもたちにも世の中を繋いでいくために、私たちは、いまの時間だけで物事を考えるべきではないと思います。

経済があるから人がいるのではなく、人がいるから経済がある。
人が考え行動する中のひとつに経済があるのであれば、私たちは立ち止まり、これからの世の中をどうするのか、自分たちの子どもや孫、つながりのある人たちの子どもや孫に思いをはせて、重大な決定を行わなければいけないはずです。

そう考えたとき、今の政府の言葉は軽いのではないかと感じます。
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6月定例会議案質疑

2012年06月16日 03時22分00秒 | Weblog
昨日の午前中は、6月定例会の議案質疑でした。
質疑を行った議員は、順に藤波議員、私、森川議員、森(ま)議員、南条議員、藪田議員でした。質疑に出た議案は、47号 鈴鹿市まちづくり基本条例の制定について、49号 鈴鹿市職員の旅費に関する条例の一部改正について、53号 工事請負契約についての3議案で、複数の質問者があったのは、47号と53号でした。

ここでは53号について取り上げたいと思います。
取り上げたのは、私、森川議員、森議員、薮田議員の4人でした。
今回の質問にあたっては、私の通告で仕様書の提出を執行部側に求め、その結果、各会派に1セットずつ仕様書と突起仕様書の資料が配布されました。

私の論点は次の通りです。

① 今回の工事について、機器や工事などについて、他社との比較を行っているのか?
→ 複数社に照会をかけたが、独自技術の上に成り立つものであり、回答は得られなかったので、見積もり比較はしていない。

② 特記仕様書の項目第5に下請業者とあり、そこで「下請業者の選定および資材購入に際し、できる限り市内業者で、かつ優良な業者を選定すること。」とあるが、‘できる限り’とはどのような意味か、‘優良な’とはどのような基準からなのか?
→ 明確に説明をした答弁は無し。

③‘市内業者’と下請について、どのような業務なのか、それに対応できる市内業者数などの情報を把握しているのか?
→ 屋外スピーカの設置などの業務。受注可能な市内業者について、市として数は把握していない。
(把握していないのに、仕様書の中で記入しても、受注者依存の内容で有名無実ではないのか?)

④ 項目5の内容について、受注者に依存なのか?
→ そうである。

⑤ 分割発注は可能かどうか検討したのか?
→ 独自技術でありなどの説明があったが、検討したかどうかの回答は無し。
(業者依存?)

⑥ 仕様書第7章の機器据付工事仕様、38ページに空中線柱建柱工事の項目があるが、ここに書かれている内容は、液状化リスクを考慮しているのか?
→ 10m超の鋼管注を建てる際、平面1×1mに深さ2mのコンクリで根巻きをする。軟弱土質として設計はしているが、液状化について特別に配慮しているわけではない。
(海岸線地域の液状化しやすい地域はどうなるのか?)

⑦ システム全体系統図の中で、消防本部と市役所とがNTT専用線での有線接続のみで、18ギガヘルツ帯は将来構想となっているがどうなっているのか?
→ 3月に国から許可が下りたので整備をしていく。しかし、今回の契約内容には含まれていない。
(見積もりの段階では国の許可が下りていなかったことなので、この点については問題ないと考える)

⑧ 第2章共通指定事項の中、設計の原則の(6)と(7)に災害への考慮が書かれているが、被災後の復旧についての考えはどうなっているか?
→ 今後検討していく。

他の議員の論点は以下の通りです。
Q 受注者がなくなったとき、他者で補修は可能なのか?オープンデータ化は?
→ 独自なので無理か。系列会社があるのでそちらでできるのではないか。受注者は国内でも有数の会社であり、リスクは低いと考えている。

Q 年間のメンテナンス費については?言い値で契約になるリスクがあるのではないか?
→ メンテナンス費については積算していない。今後、同様のシステムを採用している他自治体の事例を参考に積算したい。

Q 音声が到達しない地域への対応は?
→ 設置後、調整しながら音声到達地域を整理したい。

Q 保守が独占にならないのか?
→ 工事施工業者以外に保守は難しいと考える


質疑を通して、行政側が随意契約相手となる受注者にかなりの部分依存している構図が見えたと感じました。




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