鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

気象災害を考える

2019年11月20日 12時38分00秒 | Weblog

今年も気象災害により、多くの方々が被災され、また広い範囲で大きな被害が出ています。被災された地域が少しでも早く復旧されるようにと思いますし、先の台風で大きな被害を受け、まだまだ生活の復旧もままならない地域の方々についても、一日でも早く生活の復旧または復興が進むようにと思うところです。

このような気候変動の影響による極端な気象現象とそれに伴う被害について、私たちは意識を変えて備えることの切迫度が上がったのではないかと思います。少なくとも、大きな台風が頻発することや、線状降雨帯などによる極端な豪雨災害が発生するような、そういう気候状況の中に、私たちはこれからも暮らすことになるでしょう。
 
ここで考えたいことは、このような状況は想定外のことではないということです。
国では「気候変動への適応計画」が2015年に策定され、持続可能な開発目標いわゆるSDGsにおいても気候変動は13番目の目標に入っているなど、気候変動のリスクはすでに語られています。もちろんそれ以前から、地球温暖化の影響なども含めて語られてきているはずです。また、メディアなどでも関係する内容の番組を見かけたりしてきています。
それに過去を遡れば、いろいろな気候状況によって、土地利用の形態が変わっていたこともわかっていることです。
 
話を戻して、巨大台風の被害について、ここ数年そのような台風が発生していることを考えると、それらの台風の動きや雨雲の状況、風の強さ、被害状況を参考に、ルートや潮汐時間が違った時の想定をもっと考えるべきなのだと思います。
 
そして言えることは、気候変動による気象災害は頻発する可能性が高い、つまり、今までの生活の形を変えて備える必要があるのではないかということです。このようなところに政治が目を向けなければ、“想定外”という言葉が消えることはなく、災害が発生したときの被害は大きなものになってしまうのではないかと思います。
 
東日本大震災以降、地震でもそうですが、豪雨や台風なども含めて、自然災害による被害を聞かない年はないように思います。個人的な考えですが、自然災害は人の力で制御できるものではないと痛感しています。その前提に立った上で、減災の取り組みを考えるべきなのだと思います。
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