鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

発達に関する講演会から考えること

2019年11月29日 17時51分00秒 | Weblog
 

今日は午後から市役所で「発達面で気になる子の理解と対応について」と題した講演会を聞いていました。講師は済生会明和病院なでしこの山川紀子先生で、発達障がいを持つ子どもさんや、それっぽい子どもさんに接するときの考え方や、行動の方法を説明していただき、非常にわかりやすかったと思います。
会場には児童に関わる方はもちろんですが、子育て中のお母さんもたくさん参加されていらっしゃっており、この課題に対する関心の高さを、改めて感じたところです。鈴鹿のことではありませんが、別の自治体で自分の娘の友達が、子どもに発達の課題があるかもしれないと言われて、とても不安がっているという話を娘から聞いたりしていたことや、ジュニアバレーのコーチをしていて、子供達の行動などには関心があるところなので、自分ごととして考えながら聞いていました。
 
隣に河尻議員が座っていらっしゃったので、学校の部活動に際して、このような学びを先生方もするのかということをお聞きすると、研修にあるということでした。子どもたちの活動が広範に渡り、発達面で気になる子に出会う機会も増えていることを考えると、学校だけの課題とするのではなく、ジュニアスポーツや子どもの活動に取り組む方に対しての講習を、2年に一回程度でも良いので実施したほうが良いと考えました。
 
また、発達障がいだけでなく、愛着に課題がある場合にも、発達面で気になる行動が出る場合もあり、そのような場合はまた取り組み方も違うだろうと考えると、学ぶ機会や知る機会を増やすことは必要なのだと思います。できればそれなりに時間を取る方が良いとは思うのですが、日本スポーツ協会の資格更新研修などの場面で、時間を取るなど工夫することもありかと思います。それと、コンパクトにまとめてPTA総会などで話してもらうことも考えられると思います。
 
ただ、愛着に課題がある場合は、家庭環境もそうですが保護者にも同じような課題がある場合もあると考えられるので、そのような部分を支える専門職の方の存在や、大学などとの連携、資格を取るまではいかなくとも、対処も含めて理解を深めて取り組んでいける人の育成など、人の部分で相応の投資が必要だと考えます。
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