鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

地域医療に関する回答補足

2020年05月07日 17時27分19秒 | Weblog

地域福祉委員会での質問で出た、地域医療に関する質問に対する回答を掲載させて頂きます。補足になりますが、鈴鹿市と亀山市の医療に関することです。新型コロナウィルスの対応で、共同アクションが亀山市との間に出されましたが、地域医療の部分の課題についての整理が質問されたものです。

 

質問: 亀山市との共同アクションの3で医療提供体制の充実があげられていることについて。

① 亀山市から、鈴鹿市内の二次救急医療機関の鈴鹿中央総合病院と鈴鹿回生病院への救急搬送はどの程度あるのか?

・・・ 令和元年度実績で、亀山市のすべての救急搬送のうち46.3%が、鈴鹿市中央総合病院と鈴鹿回生病院への搬送となっている。

 

② 鈴鹿市は中央病院と回生病院に、救急の輪番制の補助金や、医療体制の維持に関する支援をしているが、亀山市は両病院に対する補助をしているのか?

・・・ 亀山市も鈴鹿市と同様に補助金交付のための規定を定めているが、平成25年度以降の交付実績はない。

(補足1: 鈴鹿市は、中央と回生の2病院に6933万4千円と、一次救急について高木・塩川・村瀬の3病院に実績に応じる形で3099万9千円を、令和2年度予算に計上しています。)

(補足2:大型機器の購入の補助についてであって、輪番制維持の補助はないです。)

 

③ 救急搬送等で亀山市も両病院を利用しているのであれば、応分の負担を求めるべきではないか。

・・・ 救急医療体制の整備と維持を図っていくための財政負担のあり方について、救急搬送の実態に則した応分のものとなるよう、両市で協議する。

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健康づくり課からの回答

2020年05月07日 15時54分53秒 | Weblog

市にメールで送信したことに返信がありましたので掲載します。

回答日、担当、内容、青字は質問内容です

****************

5月 7日 健康づくり課

3-30 9:38 新型コロナウィルス関連

大都市圏から帰省している大学生などの若者、仕事の関係で大都市圏と行き来している方に対して、感染拡大予防の意識啓発を行ったほうが良いと思いますがいかがでしょうか。個人の意識に任せているのではなく、自治体としても移動後2週間程度はマスクの着用を求めることや、外出時も社会的距離をとることを意識するなど啓発するほうが良いように思います。
今回の感染症は、自分が不顕性感染や症状が軽度であったりするなどして、感染拡大意識が低下している可能性が高いと思います。鈴鹿市内でははっきりと感染の疑いのある方がまだ出ていませんが、大都市圏との動きの中で感染可能性のある方が、家族などに感染させてしまうと、市内での感染拡大が現実となる可能性が高いと思います。その点について、ご一考ください。

・・・「新型コロナウイルス感染症について,ウイルス感染の特徴や予防策を市民に周知し,意識啓発を行うことは,感染拡大を防止する上でとても重要であると認識しております。
 ご提案にあるように,大都市圏との往来による感染症の発生事例が県内においてみられることから,私たち一人ひとりが,感染拡大の波が身近に迫りつつあるということに危機感を持ち,この感染症に対する意識をより高めていく必要があると考えております。このようなことから,本市としましては,市民の皆様に対し感染予防策などの情報や呼びかけを継続的に発信していきます。」

 

5月 7日 健康づくり課

4-20 21:21 鈴鹿市・亀山市緊急共同アクションに関連して 

①緊急共同アクションに関係して、鈴鹿市の1次救急や2次救急病院に搬送される 亀山市民は低くない割合と考えるが、今後、医療状況が厳しくなることが予想される中で、どのように相互の支える視点を持つのでしょうか。
 鈴鹿中央および回生の2次救急病院に関して、亀山市は救急運営に関する経常的な補助を行っていないと思いますが、その点についてどうするのでしょうか。

・・・「第7次三重県医療計画によって,両市は第二次救急に係る同一の医療圏を構成する自治体として位置づけられ,地域の状況に応じた医療提供体制の構築等を目指しています。今後も本計画に沿い,両市が連携し,患者本位の良質かつ適切な医療提供に繋げていかなければならないと考えています。そして,同計画の推進とともに,新型コロナウイルス感染症に対する「鈴鹿市・亀山市緊急共同アクション」にも沿い,今後の感染拡大を見据え,両市,鈴鹿保健所,及び両市の医師会が緊密に連携し,より広域的な医療体制の充実等を実現しなければならないと考えています。
 また,亀山市においても,当市と同様に二次救急医療機関への補助金交付が制度化されておりますので,今後も,両市で交付対象医療機関の体制整備を支援していきます。」

②①に関連して、医療のあり方を整理しわかりやすく提示すべきと考えます。

・・・「新型コロナウイルス感染症の拡大が危惧されるなか,地域において医療崩壊を招かないよう,県主導で実施される重症者等の病床及び軽症者の療養先の確保,医師会等を巻き込んだ基礎自治体間の広域的な連携,さらには市民一人ひとりによる感染拡大防止策の徹底など,総合的かつ広域的な視点に立った医療提供体制の整備が必要と考えています。」

 

5月 7日 健康づくり課

4-23 00:40 事態悪化の想定について

③市内で感染疑いの方が多発する場合の対応は整理されているでしょうか。
 医療機関に直接行かず、事前に問い合わせを市民の方がして頂けるのであればよいのですが、そうでない場合の対応は整理されているのでしょうか。

・・・「新型コロナウイルス感染症に係る医療体制の整備のため,本市では「鈴鹿市新型コロナウイルス感染症医療調整会議」を設置し,会議には,鈴鹿市医師会とともに鈴鹿保健所が参画しており,地域における医療提供体制の全般について協議,調整,情報共有を行っています。」

④ オンライン診療の体制についてはどうなっているでしょうか。

・・・「オンライン診療につきましては,厚生労働省が各都道府県の状況を取りまとめられ,県内で91箇所,市内で10箇所の医療機関で実施できることが示されています。
 なお,応急診療所においては,短時間での診療を可能とするため,診療前に電話で症状確認を行う場合があります。担当する医師の方々からは,かかりつけ医でもなく患者の普段の状況が掴めないことから,でき得る限り顔が見えるかたちの診療を行いたいとの意見が大勢を占めています。」

⑤ 市内で軽症者対応の施設は存在しているのでしょうか。

・・・「地域において医療崩壊を招かないよう,県の主導により,感染症指定医療機関以外での病床確保に併せて,軽症者の宿泊療養のための施設として,県営施設である「スポーツマンハウス鈴鹿」の確保が進められています。
 なお,同施設が宿泊療養のための施設として指定され,運用がなされる際は,三重県と緊密に情報共有を行い,市議会をはじめ市民の皆様に対し,適正かつ迅速な情提提供を行います。」

 

5月 7日 健康づくり課

4-28 23:54 オンライン診療への取り組みについて

かながわオープンデータ推進地方議員研究会主催の緊急オンライン・シンポジウム「これからのオンライン医療はどうなる?」に参加していました。
診療所も含めた市内医療機関でのオンライン診療体制が、市内の医療崩壊を抑止するためにも重要になるかと考えます。その点について、議論はされているとは思いますが、一般の診療だけでなく、小児科、福祉事業所など、医療の課題はいろいろあるかと思いますが、検討に取り組んで頂きたいと思います。

・・・「新型コロナウイルス感染症に係る医療体制の整備のため,本市では「鈴鹿市新型コロナウイルス感染症医療調整会議」を設置し,会議には,鈴鹿市医師会とともに鈴鹿保健所が参画しており,地域における医療提供体制の全般について協議,調整,情報共有を行っています。
 オンライン診療につきましては,医療従事者の安全を確保し,医療崩壊を抑止するための有効な医療提供手段の一つと考えられますので,鈴鹿市医師会とも協議をし,より良い地域医療体制の整備を進めていきます。」

 

 

 

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次の時代に向かうには

2020年05月07日 14時20分32秒 | Weblog

新型コロナウィルスによる社会影響を小さくするために、いま多くの施策が打たれています。3月2日以降、自粛が要請される社会の中で、飲食などの需要は感染拡大が明らかになるとともに急速に縮み、海外市場の縮小、消費意識の低下とともに、経済が縮小しているため仕方ないと思います。

しかし、“いま”を乗り切ればなんとかなるのでしょうか?もしかしたら“いま”の状況は続くかもしれない、一度乗り越えてもまた“いま”と同じ状況はくるかもしれないのが、感染症がパンデミックで拡がった世の中と考えるべきではないでしょうか。

いろいろな知見の中で、「ワクチンは安全性のため、1年ではできないのではないか。」、「収束には世界全体で3年はかかる。」、「規制と緩和が続く、何回かの抑制と緩和でパンデミックが消えるのを待つしかない。」というようなことが提示されています。

参考:「断続的なソーシャル・ディスタンシング、2022年まで必要 米ハーバード大学」・AFPニュース2020.04.15

BS1でグローバルアジェンダという番組で「緊急討論・世界はどう向き合う 感染爆発×ロックダウン」というテーマの放送があり視聴していたところ、これからの社会において「健康の保護、経済の保護、社会の合意が大切」、「格差を前提にしきたグローバル社会」、「地域社会」といった言葉が、自分の中に刺さりました。

私たちは、格差を前提としてきたグローバル社会と経済システムを見直す必要に迫られているように思います。そのためには、地域内経済の見直し、地域内で経済の循環、自治体による需要創造、弱者を包摂する社会システムの構築、学びの見直し、地域社会と自分のつながりの再発見など、これまでも取り組んできたことに対して、あらためて評価をし直しながら考える必要に迫られていると考えます。

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